軽バンの魅力
軽バンは、荷物を積載して移動することを主目的に開発された軽自動車。ワンボックス型でスペースが広い、車内が汚れても清掃しやすいなどの特徴から、キャンプの道具を積んだり、アウトドアレジャーに使いやすかったりする車種だ。
圧倒的な容量
軽バンがアウトドアで重宝される一番の理由が、他種と比較して圧倒的に優れている容量。
筆者は家族4人と愛犬1頭でキャンプに行くが、荷物で車内が埋まってしまうなどということはない。積み込み時も、積み下ろし時も、スペースに余裕があるので難なく行うことができている。
シートをフルフラットにできる
軽バンの“標準装備”とも言えるのが、シートを倒してフルフラットにできるという機能。フルフラットにすれば大量の荷物を積み込めるだけでなく、1人なら車中泊にも対応できる広さを確保できる。
清掃が容易なシートを敷いておけば、車内のメンテナンスをするのも簡単になり、積極的に汚れた荷物でも載せることができ便利だ。
ランニングコストが小さい
軽バンは自動車税や車検をはじめ、タイヤなどの消耗品も安価で経済的。また、耐久性もあるため寿命も長い傾向にある。筆者のサンバーバンは、現在13万km走っていても全く問題はなく、50万kmを超えても元気に走っている個体もあるという。
車内のカスタムが容易
軽バンはその目的に合わせ、荷物を柔軟に積載できるようになっている。荷物をかけるフックを取り付けたり、棚を新設したりと、広いスペースとワンボックス型を生かしたカスタマイズが可能だ。
筆者は、突っ張り棒で上部にスペースを作ったり、カーテンをつけたりしている。
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アイデアが詰まった遊べる軽バン「ホンダ|N-VAN」
運転席以外のシートを床下に収納できるため、遊び道具をたくさん積むことができる。また、多彩なシートアレンジで、車中泊は快適そのもの! 全グレードに先進安全運転支援システム「ホンダセンシング」を標準装備しているのもうれしい。
【+STYLE FUN/FF】
●ボディーサイズ:全長3,395×全幅1,475×全高1,945mm
●車両重量:960kg
●最低地上高:155mm
●最小回転半径:4.6m
●WLTC燃料消費率:19.2km/L
問い合わせ先:ホンダ
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自分だけの移動基地を!「スズキ|スペーシア ベース」
乗用ワゴンのスペーシアをベースとし、グリルやホイールはブラック塗装されている。また、車体側後方の窓がなくなり、ボディー同色のパネルが付く。おかげでギアのイメージが増した。
早:今回テストしたスペーシア ベースはその名のとおり、“自分だけの移動基地=ベースを作る”ことをコンセプトとしています。
櫻:それを可能にするのが、広いラゲッジを様々にアレンジできるマルチボード。棚板として高さを3段階に設定できるほか、立てて、ついたてにもできる。
早:マルチボードの上、中段使用時の耐荷重は最大12kg。実用性は高いです。
早:手を入れるとすれば、より快適な寝心地を追求するためにマットは導入したいです。あと使っているうちにマルチボードが傷だらけになりそうなので、クロスやブランケットも。いずれにしろ小物類は主張しすぎないデザインにとどめ、トーンを合わせて統一感を出したいですねー。
櫻:最後にクルマの動的性能を。エンジンはノンターボなので荷物が多いときや山道の上りでは力不足な印象。足回りはガチの商用車ほど固くないので長距離走行での疲労は少ないはず。
早:のんびりと週末を楽しむ人には最適ですね!
【スペーシア ベース XF(2WD・CVT)】
●ボディーサイズ:全長:3,395mm×全幅1,475mm×全高1,800mm
●車両重量:870kg
●最低地上高:150mm
●最小回転半径:4.4m
●燃費(WLTCモード):21.1km/L
問い合わせ先:スズキ
▼参考記事
日本の軽バンといえばこれ!「スズキ|エブリイ」
日本が誇る「軽バンの代表」ともいうべきロングセラーモデル。高い基本性能もさることながら、歴史の長い車だからこそカスタムパーツが豊富にあり、ベース車としてもおすすめだ。
問い合わせ先:スズキ
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