高い評価のマムートのアバランチビーコン
1862 年にスイスでロープメーカーとして誕生し、160年以上の歴史を積み重ねてきたマムート。
アバランチビーコンは、バックカントリースキーや雪山登山などで起こってしまう雪崩の際、セルフレスキュー(自分達で救助活動)を行うときに使用されるアイテムの一つ。
今回、フルモデルチェンジとなった「Barryvox」シリーズの2モデルは、業界トップの最大70mの捜索範囲で、グローブを使用している状態でも操作がしやすいように考え抜かれたハードウェア。初めて使ってもわかりやすいユーザーインターフェースなど数々の点で世界的にも高く評価されている。新登場のs2モデルともに、従来のものと基本的な性能は以前のものと変わらないが、使いやすさなどが向上している。
「バリーボックス S2」は、ビギナーからプロフェッショナルまで使える万能タイプのビーコン。
初めて使う人にとっては、基礎知識が少なくても何をすればよいのか一目でわかるアニメーションとボイスガイダンスで、視覚的にも聴覚的にも分かりやすく、簡単に捜索できる。
また、プロフェッショナルの人にとっては、複雑な捜索などの際に、状況に合わせて様々な機能を自分でカスタマイズすることが可能。
一方、「バリーボックス 2」は、基礎知識がある人で、基本的にツアーなどを利用し、スキーガイドがいる状況でバックカントリーを楽しむ人向けのモデル。
いずれも高いスペックだが、自身の利用シーンに応じて商品を選択できる。
新たに追加されたバリーボックスの特徴3つ
今回のフルモデルチェンジでは、より「薄く」、「軽く」、「探しやすく」なり、以前よりもさらに使いやすくなった。
具体的な変更点を3つ紹介しよう。
1、より直感的な捜索を可能にしたボイスガイダンスの追加
今までの「バリーボックス」は、画面上に表示される「距離」と方向を指し示す「矢印」、距離が近くなるにつれて間隔が短くなる「音」で雪の下に埋まった人を捜索していたが、モデルチェンジで「音声ガイダンス」を追加。
「音」で距離のみを把握するだけでなく、実際に何をすべきかを「バリーボックス」が指示をしてくれるようになった。
目の前で雪崩が起きているタフなシチュエーションでも、多くの人がより直感的に行動ができるようになった。
実際の音声としては、「早く動いてください」、「ゆっくり動いてください」などの動きの速さの指示から、「膝の高さにデバイスを合わせてください」など、初めて捜索する人でもより具体的なアクションを指示してくれる。
なお、音声ガイダンスはアプリケーションからの設定が必要だ。
詳しい情報のWEBサイト
2、22%薄く、14%軽くなった新しいデバイス
手にした瞬間にすぐにわかる変更点として、デバイス自体のサイズを変更。「薄く」、「軽く」なった。
「薄く」なったことで、着用時に起こるウェアとの干渉が少なくなり、装着しながら行動する際のストレスを軽減。
「軽く」なったことで、持ち運び時の負担やトレーニング時、実際のシーンでの使用の負荷も軽減する。
特に、薄さについては、手の大きさに関わらず操作がしやすくなり、干渉が少なくなったことで、使用するウェアや着用時に負荷が少なくなり、捜索時やハイクアップ、ライディング中のストレスを低減してくれる。
3、バリーボックス専用のアプリケーション
初めての専用アプリケーションを導入。これにより、初級者から上級者向けのビーコン・トレーニングの方法、ソフトウェアのアップデート、デバイスの設定などがこのアプリ一つで行えるようになった。
以前は店舗に持ち込んでアップデートする必要があったが、このアプリを導入したことで、その必要はなくなり、自身でアップデートが可能。フィールドに行く前にすぐにアップデートできる。
その他にも、「バリーボックス S2」では、晴天時やサングラスをかけている時にも見やすく、寒冷地でも使用できるMIP液晶ディスプレイを搭載するなど、雪山での環境下においても使いやすくなっている。
Barryvox S2
価格:71,500円
サイズ:115×68×21 mm
重量:180g
電池:アルカリ、または、リチウム電池 単4サイズ/2本
Barryvox 2
価格:57,200円
サイズ:115×68×21 mm
重量:180g
電池:アルカリ電池 単4サイズ/2本
オリジナルデザインTシャツが貰えるキャンペーンも開催
新しいバリーボックスを買うと「バリーボックス・オリジナルデザインTシャツ」(Lサイズ)がもらえるキャンペーンが開催中(なくなり次第終了)。
アバランチビーコンは命に関わる大切なギア。自身にあったものを選びたい。