宮大工が「東濃ヒノキ」で作る極上の柄杓
くりぬきだから丈夫。香りもいい
岐阜県岐阜市の唐箕屋本店は明治28年に唐箕(風力で穀物とゴミを選別する農具)の製作所として創業し、現在は神社の社殿の建設のほか神棚や神輿の製作を行なっている。長年培った技術がこの柄杓にも生かされていて、すくう部分は一般的な曲げわっぱではなく、ヒノキをくりぬいているから厚くて頑丈。
ヒノキは県南東部で産出される銘木「東濃ヒノキ」を使用し、さわやかな香りがかぐわしい。柄の先端には真鍮製のキャップを付けて強度を高めている。
撥水、透湿のポーチで持ち運び
サイズは一般的な柄杓に比べて小さい。直径は3分の2程度の7.6㎝、全長は半分以下の21㎝。重量は50gに収まっている。しかも収納ポーチが付いているから持ち運びしやすい。ポーチにはナス環が付いていて、ズボンのベルトループやバックパックのストラップに取り付けられる。
ポーチの生地は綿を高密度に織り上げた「VENTILE(ベンタイル)」(大和紡績)を採用し、自然な風合いを保ちつつ、撥水性、透湿性、通気性を高めている。収納した柄杓が乾きやすく、ズボンやバックパックも濡れにくい。
熊野古道から植木の水やりまで
使い方はいろいろ考えられる。御朱印めぐりのほか、四国八十八か所などの札所めぐりや熊野古道などの古道歩き。湧水をめぐるハイキング、テントサウナのロウリュ、樽酒の鏡開き、植木の水やり、打ち水、茶道、墓参……などなど。販売されている柄杓の多くはプラスチック製で美しいとはいえず、コンパクトな品も少ない。まずは1本使ってみてください。
※この商品は[通販サイト]「小学館百貨店」から購入できます。
マイひしゃく手水日和/唐箕屋本店 8,800円(税込み)