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サコッシュとは?
サコッシュ(Sacoche)とは、肩掛けできるストラップの付いた、小ぶりな袋やバッグという意味のフランス語。サコッシュはもともと、自転車ロードレースなどの長時間競技において、水や補給用の食品を入れる簡易バッグとして使われていた。
ポシェットやショルダーバッグと似ているが、サコッシュには本来マチ部分がない。しかしサコッシュとして販売されているアイテムの中には、マチ付きのものもある。『サコッシュ=軽量・小型で斜めがけできるバッグ』として捉えておくといいだろう。
キャンプや登山では、大きな荷物は置いておいても、貴重品だけは身に付けておきたいもの。サコッシュがあれば、ポケットに入れにくいサイズのアイテムも気軽に携行できる。
また、最小限のものだけを身に付けるミニマリストたちにとって、サコッシュはとても魅力的なアイテムだ。常に両手を空けておけるため、音楽フェスやスポーツイベント観戦などでも便利。
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マックパック(macpac)
macpac(マックパック) トレックミュゼット
耐久性と耐水性に優れる素材アズテックのショルダーバッグ(サコッシュ)。独特な風合いから生まれるレトロな発色も特徴。スナップで止めるシンプルなカタチで使い勝手もいい。
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ナンガ(NANGA)
NANGA(ナンガ) HINOC SACOCHE
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グラナイトギア(GRANITE GEAR)
GRANITE GEAR(グラナイトギア) ハイカーサチェル
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キャラバン(caravan)
caravan(キャラバン) SILICコーデュラ・スリムサコッシュ
撥水性が高いシルナイロンを使い、開口部はくるくると巻いて面ファスナーで留めるシンプルなつくり。撥水性に優れた30D_SILICONEコーデュラナイロンを採用。ファスナー付きのポケットはキーホルダーも装備。
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フォックスファイヤー(Foxfire)
Foxfire(フォックスファイヤー) クリークパックサコッシュ
フライフィッシングをルーツにもつ「フォックスファイヤー」のサコッシュ。釣りに使うことを想定していて、小さなタックルボックス(釣り具ケース)が入るように約6cmのマチが付いている。前面のオープンポケットの両角には水抜き用の穴があいている。同じく前面、中央の半円形のループは、フォーセップ(はさみ形の針はずし)などを引っかけるためのものである。
とはいうものの、釣り師だけに使わせておくのはもったいない。サイクリングで財布やスマホを入れたり、登山で地図やコンパス、行動食を入れたり。10人いれば10とおりの使い方がある。
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ライペン(Ripen)
Ripen(ライペン) マップサコシュ
テントメーカーらしく、テントのシートを使用して作ったサコッシュ。大きなメッシュポケットと折りたたむだけのシンプルな開口部分。リーズナブルな価格もうれしい。
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アウトドアライターも愛用!使い心地をレビュー
登山やハイキングで使っている人をよく見かけるサコッシュ。便利なので筆者も使っているが、登山の時だけでなく普段から愛用している。
マップサコシュの魅力は、なんといっても軽いこと! わずか55gしかない。有名ザックメーカーのサコッシュが、同じくらいのサイズで115gあるため、そのおよそ半分の重量だ。
サイズは実測で横26cm、縦は全長31cmだが、サコッシュは蓋のように開口部分を折り返して使うので、有効寸法は20cm程度になる。大きすぎず、小さすぎないこのサイズがとても使いやすい。
マップサコシュはアライテントというテントメーカーが作っている。テントメーカーらしく、サコッシュ本体はテントのシートで使われる素材の、40dnナイロンタフタ(PUコーティング)を使用。
さらに、生地は防水だ。ただし、縫い目には防水加工がされていないのと開口部を折り返すだけの構造なので、雨の状況によっては中身が濡れる可能性があり、注意が必要。絶対に濡らしたくないものをマップサコシュに入れる場合は、ジッパー付きの保存用袋に入れておくのをおすすめする。
マップサコシュのフロント部分にはメッシュポケットがあり、とても重宝する。筆者は、ここによく地図を入れている。頻繁に地図を確認する必要がある「初めて登る山」などでは、非常にありがたいポケットだ。
それ以外には、メモ帳とボールペンを入れておいて、いつでも気になったことやアイデアをメモするために使ったりしている。
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ハイランドデザインズ(Highland Designs)
Highland Designs(ハイランドデザインズ) ハイカーサコッシュBBスタイル
サコッシュブームをつくったオリジナル。シンプルで物の出し入れがしやすく、歩くのを邪魔しないポジョンで、ストレスのない薄さと軽さがポイント。ファッションのアクセントになる色使いも◎。カラーバリエーションが豊富なのもうれしい。
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