BE-PAL編集スタッフ・ハラボー、カナダ・オンタリオ州でカナディアンカヌーでの川下りに挑戦!
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    2024.12.22

    BE-PAL編集スタッフ・ハラボー、カナダ・オンタリオ州でカナディアンカヌーでの川下りに挑戦!

    BE-PAL編集スタッフ・ハラボー、カナダ・オンタリオ州でカナディアンカヌーでの川下りに挑戦!
    せっかく海外へ行くなら、一生モノのソト遊びを体験したい。いつもと違う場所でアクティビティーをすると、楽しさもドキドキ感も倍増!

    BE-PAL編集部のハラボーが体験してきたカナダ・オンタリオでの自然たっぷりカヌー旅をレポートします。

    きらめく水のあるカナダ・オンタリオでカナディアンカヌーを漕ぎ尽くす!

    旅人はこのふたり!

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    ハラボー(中)

    編集部きっての若手。一人称は「おのれ」で、 大和魂を内に秘めている。この旅で脱ビギナーを目指す所存。

    スドー(右)

    担当ライター。シングル&ダブルのパドルを握り始めて四半世紀。初めてのカナダカヌー旅に大コーフン!

    ちなみに…「カナダ」をおさらい

    世界で2番目に広い国土で地球上の森林面積の約9%を有する豊かな自然が特徴。環境保全への意識も高い。農業大国でもあり、食料自給率は世界トップ!

    DAY1 :カナディアンカヌーの本場で文化を学ぶ@Peterborough

    漕行時間2時間

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    日本の約27倍もの国土を有するカナダ。言わずと知れたアウトドア天国だ。カナダといったらカヌー。漕いで、漕いで、漕ぎまくりたいッ! 我々はカナダのオンタリオ州に旅立った。
     
    それにしてもなぜカナダはカヌーが盛んなのか。それはグーグルマップを眺めると合点がいった。地図を拡大すると大小無数の湖が浮かび上がり、まるですが立った豆腐のよう。これでは水上移動は必至だったろうなぁ、などと先人に思いを馳せる。
     
    まず向かったのは、ピーターボロのカナディアン・カヌー博物館。’24年5月にリトル湖そばに新装移転したばかりで、艇庫が併設されカヌーのレンタル(半日35ドル〜)もある。「いっちょ漕ぐか〜!」と、飛行機移動後の体をほぐすべく、早速水辺へ。
     
    今回の旅をアレンジしてくれたガイドのホリーさんの案内で、トレント・セヴァーン水路に漕ぎ出た。水路は川や湖をつないで整備され、百年以上の歴史がある。各所にある閘門(ロック)で水位の異なる水面をつないで、航行できるようにしているのだ。現在はレジャーが主たる目的で観光船も航行し、カヤックやボートを楽しむ人たちともすれ違った。「町中に気軽に漕げる水辺があるってなんていいんだろ〜」とハラボー。水がすぐ近く目の前にある、それがオンタリオの第一印象だった。
     
    カヌー博物館では、カナダでのカヌー発展の歴史を知ることができる。かつて先住民族(ファーストネイションズと呼ばれる)の多くが使っていたのは、白樺の樹皮で作ったバーチバークカヌー。積載量も多く縦横無尽に動けるカヌーは、ヨーロッパからビーバー狩り(目的は毛皮)に来た人々に大いに使われることになる。この毛皮交易はビーバーを絶滅寸前に追い込んだ。だが、一方でカヌー発展の礎ともなり……複雑な気持ちになる。
     
    今のカナダ各地にも多くの先住民族がいる。古から水辺の環境に合わせたフネを作っていたという。カナダ西海岸のハイダ族のカヌーは、1本の杉木から切り出されている。カヌー文化の多様性と奥深さに魅せられた。

    ホリー・ブレンゲンさん(右)

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    みなさま〜 漕ぎましょ〜。

    ネイチャーガイド歴30年のアウトドアマスター。来日経験があり、時折日本語を交えて話してくれる。陽気な頼れる姉さん。

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    ピーターボロのロック21はリフト式。巨大な2つのバスタブ(?)がつるべ式に上下してカヌーやボートを運ぶ。

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    リフトロックへ! 要塞のような趣でちょっと怖い。バスタブゾーンにフネを浮かばせたら上がるまで待つ。

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    スイ〜ッと上部へ到着。ほとんど音もせず揺れもなく上昇したので、動いているのがわからなかったくらいだ。

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    こちらは別の閘門。門の間で水位が下がるのを待っているところだ。

    386kmにおよぶ大水路網!トレント・セヴァーン水路とは

    オンタリオ州南部を横断する全長386kmの水路。100年近い月日をかけて、1922年にオープンした。水路は湖や川などの自然水路を含んでおり、42の閘門が設けられ一部は手動操作。ボートやカヌーなどレジャーでの利用が可能。航行は5月中旬から10月中旬まで。

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    ひと漕ぎした後は……カヌー天国に没入!!

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    膨大なコレクションが保管されている倉庫。通常は一般公開していないが、ツアーに申し込めば見学が可能。

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    こりゃ長距離用ですかな。

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    カナディアンカヌーの始まりは白樺の樹皮を使ったバーチバークカヌー。動物柄は褐色になった内皮で象られている。

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    材料の樹皮と膠。木が小さくなり、右端のような大きい樹皮は今ではとれないという。

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    17〜19世紀ヨーロッパで大流行したフェルトハットにはビーバーの毛皮が使われていた。

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    太平洋岸沖にあるハイダグワイ(クイーンシャロット諸島)で作られていた丸木舟。 

    世界最大コレクション「カナディアン・カヌー博物館」とは

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    北米を中心に世界から集められたカヌー、カヤックコレクションは600艇以上! カヌーの歴史探訪はもちろん、レンタル艇でトレント・セヴァーン水路を漕いだり、パドル作りのワークショップなどの体験もできる。

    THE CANADIAN CANOE MUSEUM

    営業時間:10〜17時 ※木曜のみ20時まで。
    定休日:12/25、26、1/1
    料金:大人(18歳以上)$20、シニア(65歳以上)$18、ユース(5〜17歳)$15。4歳以下無料。
    住所:2077 Ashburnham Dr, Peterborough, Ontario, CANADA
    電話:(705)748-9153 
    HP:https://canoemuseum.ca/

    DAY2:Zero to Hero!! カヌーで川下りに挑戦@Madawaska River

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