キャラバンなら車中泊も余裕!広々空間の試乗レポート&快適グッズも紹介
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • PR

    キャンピングカー・車中泊

    2025.01.14

    キャラバンなら車中泊も余裕!広々空間の試乗レポート&快適グッズも紹介

    キャラバンなら車中泊も余裕!広々空間の試乗レポート&快適グッズも紹介
    車中泊も積載も頼りになる、広々空間のワンボックスカー「キャラバン」。快適な室内空間・ラゲッジの様子や乗り心地を、アウトドアライターやBE-PALスタッフが紹介する。車中泊がさらに快適になるおすすめギアも要チェックだ。

    快適な車中泊のポイント

    斎藤 純平さん

    アウトドアライター

    キャンプに関する記事を中心に執筆しているアウトドアライター。趣味はキャンプ・国内旅行・バイク・スキューバダイビング。温泉や神社を巡るのも好きで、そこそこ詳しい自信あり。どこにも定住しない自由気ままな生活を目指すため、ライターとして活動している。

    フルフラットになるかをチェック

    車中泊を想定して車を選ぶ場合においてはフルフラット、つまりほぼ平らなスペースを作り出せるかどうかがもっとも重要なポイント。ラゲッジの後端からリヤシートの背面にかけて、大きな段差や溝がないことを確認しよう。床がフラットかつ水平だと、なお理想的だ。

    仮に段差があったり水平でなかったりしても、市販のベッドキットを導入したり、ベッドを自作したりして、快適な就寝スペースを作ることもできる。

    十分な奥行き・高さがあるか

    快適な車中泊を実現するために、脚を伸ばせるほどの奥行きも欲しいところ。奥行きが足りないと脚に疲れを感じ、よく眠れない可能性がある。仮に、縦方向に寝た状態で脚を伸ばせなくても、斜めに寝た状態では脚を伸ばせる場合も。奥行きをチェックする際は、斜めの長さも忘れずに確認しておこう。

    天井も高いほうが快適だ。実際に座ってみて、頭上に握りこぶし1個分以上の空間があれば窮屈に感じることはないだろう。座椅子やクッションに座りたいのであれば、その厚みの分も計算に入れることを忘れずに。

    リヤゲートの開き方にも注意

    image

    「跳ね上げ式」のリヤゲート。

    一般的なクルマのリヤゲートには多くの場合「跳ね上げ式」が採用されているが、ジムニーなど一部の車種には「横開き式」が採用されている。それぞれにメリット・デメリットがあるが、車中泊用としてクルマを選ぶのであれば、跳ね上げ式のリヤゲートを搭載しているモデルがおすすめだ。

    理由は、雨や日差しを遮るための屋根として使えることと、風の影響を受けにくいことの2点。跳ね上げ式のリヤゲートは全開状態のままガスダンパーの作用によって固定されるため、開けたままでも安心して過ごせる。

    ▼参考記事

    車中泊用のクルマはココを見て選ぼう!キャンピングカーやハイエースじゃなくても快適に過ごせるぞ!

    車中泊にも便利な遊びグルマ!日産「キャラバン」

    ホーボージュンさん

    大海原から6000m峰まで世界中の大自然を旅する全天候型アウトドアライター。

    日産/キャラバン
    【グランドプレミアムGX ディーゼル車 2WD】

    ●ボディーサイズ:全長4,695×全幅1,695×全高1,990mm
    ●車両重量:2,000kg
    ●最低地上高:160mm
    ●最小回転半径:5.2m
    ●乗車定員:最大5名
    ●パワーユニット:2,439cc直列4気筒エンジン(ディーゼル)
    ●最高出力:97kW(132PS)/3,250rpm
    ●最大トルク: 370N・m/2,000rpm
    ●WLTC燃費:11.3km/L

    問い合わせ先:日産自動車

    トヨタのハイエースと並んで商用バン最強のトランスポーターであるキャラバン。圧倒的な積載量はもちろん、テスト車両は後席のリクライニング角度が細かく調節でき、リアクーラーも付いて意外なほど快適性が高い。

    「僕がオーナーだったら、車中泊仕様にするなあ。後ろにベッドとストーブ、それにサブバッテリーと発電システムを入れて車中泊しながら旅をする。エンジン音も静かだし、着座位置が高いから渋滞していても余裕が生まれる。後席に人が乗って、その後ろに3人が寝られるスペースがとれるのは、もうこの圧倒的なサイズ感の勝利だよ」

    車中泊派、あるいはキャンプだけでなく、釣りやSUP、自転車といったアクティビティ重視派にも、キャラバンは贅沢な空間を提供してくれるはずだ。

    image

    「乗り降りは若干大変になるけど、高い着座位置のおかげでアイポイントも高く、見晴らしは◎!」

    image

    これだけ広い!

    「この圧倒的な広さこそ、何よりの正義! 僕の中ではその点において揺るぎない絶対王者なんですよ」

    image

    後方のカメラ映像を映し出すインテリジェント ルームミラー付き。

    image

    最大限に確保された開口高と開口幅。タイヤハウスの上面が水平なので棚板なども安定して置ける。

    image

    ラゲッジユーティリティナットを多数装備し、アレンジしやすい。

    image

    「後席は厚みがあって角度調整も自在。ゆったり座れる!」

    image

    荷室実測値は幅1,530x奥1,900x高1,320mm。

    後席を立てた状態でもMTBなどを余裕で積み込める広大なラゲッジ。荷物を積むために後席をたたむ必要性を感じることはほぼないはずだ。

    ▼参考記事

    日産「キャラバン」は様々なアクティビティに対応する積載王だ!

    ラクラク車中泊!BE-PALスタッフがキャラバンを試乗レポート

    積むことにかけては究極の存在といえるワンボックスカー、日産/キャラバン。編集部・早坂、記者・櫻井に加えてゲスト評者として編集部・井田の3人でテストした。

    日産/キャラバン
    【バンGRANDプレミアムGX】
    (2WD・ロングボディー・標準幅・標準ルーフ・低床・5人乗り・7速AT・ディーゼル車)

    ●ボディー寸法:全長4,695×全幅1,695×全高1,990mm
    ●車両重量:2,000kg
    ●最低地上高:160mm
    ●最小回転半径:5.2m
    ●乗車定員:最大5名
    ●排気量・種類:2,439cc直列4気筒DOHC
    ●最高出力:97kW(132PS)/3,250rpm
    ●最大トルク:370N・m/2,000rpm
    ●燃費(WLTCモード):11.3 km/L

    image

    ベーシックなホワイトやシルバーよりもパーソナル感を強調できるのが、ブラウン系の「インペリアルアンバー」。

    早:機能を突き詰めたキャラバンはアウトドアズマンとしては最高ですが、普段使いもする場合、家族の意見も大事な購入ポイントに。というわけで今回は、編集部員の井田さんにもテストに加わってもらいました。
    井:キャンプ場でもちらほら見かけるクルマですが、お仕事用で来たのかなと思うことも。でも、このキャラバンはブラウンカラーでアウトドア感がありますね。
    早:車体の面積が広いぶん、色がもたらす印象の違いは大きいですよ~。なかでもこの「インペリアルアンバー」はフィールドにも馴染む、おすすめの色です。
    櫻:ちなみにテスト車両はオプションの「スクラッチシールド」付き。ちょっとした擦り傷なら時間の経過とともに目立たなくなるよ。
    井:それいいですね! 傷だらけのクルマだと買い物に行くのもためらいます。

    image

    自在に積めて休める空間がうれしい

    早:最大の特徴であるラゲッジは、大人2人の車中泊からトランスポーターにまで対応する広大な空間です。今日は家族4人分のキャンプ道具を積んでみましたが、まだまだ十分に余裕があります。
    井:天井が高いので、コットの上で寝ても広々!
    早:DIYで2段収納にしてもいいし、予算に余裕があるなら純正の車中泊モデルを選ぶのもおすすめです。

    image

    テスト車両の室内高は1,325mm、室内幅は最大1,520mm。

    image

    天井が高いので、棚を作って2段収納も◎。

    image

    ラゲッジの奥行きは最大3,050mm。「コットを置いて寝られるクルマは初めて。これならビギナーの私でも車中泊が楽しめそう(井田)」

    image

    ラゲッジの壁や天井の左右に無数のナット穴が設けられている。ポールを取り付けるなどのDIYも自在だ!

    櫻:ラゲッジに目が行きがちだけど、1年前の改良でディーゼルエンジンを刷新し、ATも7速になってるから、ぜひ運転してみて。
    早:以前のディーゼルより静かですね。アクセルペダルを少し踏んだだけでもちゃんとトルクが出る。石が転がっているような場所では慎重に運転したいので、ありがたいっす!
    井:運転席が高い位置にあるので乗り降りは決して楽ではありませんが、座ると見晴らしがいいですね。
    櫻:ラゲッジの広さを最優先したキャラバンは、エンジンが運転席の下にあるから、そのぶん着座位置が高いんだ。その代わりボンネットがないので前方の見切りがいいでしょ?
    井:ホントだ! これなら狭い場所でも切り返しがしやすいです。
    櫻:シートも改良されて、高い位置の運転席や助手席でも体が揺れにくいキャラバンは、長距離移動で本領を発揮する。たくさん積んで遠くへ行こう!

    image

    「右前の端に高い位置で座る設計は、普通のクルマでは味わえないもの。慣れれば障害物のぎりぎりまで寄せられそう。オートエアコンが付いてハンドルやシートは抗菌仕様というのもうれしいですね」。

    image

    サポート性に優れたシートを装備。遠出も快適だ!

    2列目も快適

    image

    2分割式の後席は背もたれを前に倒すだけでなく、座面を立てて前にたためる。

    後席は4ナンバー車とは思えないほどしっかりとした作り。足元空間が広いうえに低床設計で乗り降りもラク。

    image

    「運転席側のスライドドアには手動の小窓が付いていて、空気の入れ替えや、外の景色を見るのに便利(井田)」

    ▼参考記事

    シゴトグルマの定番はソト遊びにも合うのだ! 日産「キャラバン」を徹底乗り込みレビュー

    さらに快適!キャラバンでの車中泊におすすめのギア

    MIGRATRAIL(ミグラトレイル) バックドアフック

    バックドアを完全に閉じることなく、隙間を設けたままドアロックができるという小技の効いたフック。アクティビティ参加や入浴などで無人になるキャンプサイトでも、少しだけ開けた窓とバックドアの隙間から換気ができる。手持ちのメッシュカーテンと併用すれば、虫や視線を気にすることなく車内に風を通せるのもいい。

    大森 弘恵さん

    ライター

    フリーランスのライター、編集者。主なテーマはアウトドア、旅行で、ときどきキャンピングカーや料理の記事を書いています。

    ミグラトレイルはオートバイのパーツ開発で知られるダートフリークが、アウトドアアクティビティをサポートするために作ったブランドで2022年にスタート。バイク好きキャンパーの目線で、ありそうでなかったキャンプギアや車中泊ギアをリリースしている。

    使い方は単純。ドアストライカーに「バックドアフック」を引っかけ、真鍮のストッパーナットをひねって好みの長さ(全長180~210mm)に固定する。210mm以上にも伸ばせるが、ネジのかかりが少なくなるので壊れやすくなる。厳守しよう。

    ちなみにフック側本体に刻まれたネジ山は細かく、伸ばすにはおもいのほか多くストッパーナットを回さなければならない。ちょっと大変だが、いいかえればかなり繊細に調整できるということ。

    image

    あとはバックドアのラッチに接続するのみ。

    image

    コツと言えば、「バックドアフック」のフックとドアストライカーが同じ向きになるように調整することだけだ。

    車体側のドアストライカーを外側に伸ばすイメージだから、一部車両をのぞきバックドアのロックが効く。もっともドアロックが効いているとはいえ、隙間があるので盗難対策は100%安全とは言えないが、入・退場者が限られているキャンプ場であればなかなか使える。

    キャラバンやハイエース、デリカD:5、カングーなど車中泊に人気の車種に幅広く対応していて、クルマを買い替えても使える可能性は高い。

    バックドアに隙間を設ける道具はほかにもあるが、「バックドアフック」は隙間を作るため“だけ”のモノではないのがミソ。使わないときはドア側に吊り下げてハンガーとしても使える。

    LEDランタンを吊り下げたり、2Lほどの重力落下タイプ浄水器を吊り下げたりするのに都合がいいし、釣りやサーフィンの後、ウェットスーツやウェーダーを干すなんてことに使える。夏であれば扇風機を吊して風を送るなんてことにも役立つ。使用シーンは幅広い。

    使用時の注意点

    「バックドアフック」を使って隙間を作っているときはエンジンを停止しよう。排気ガスが車内に入りかねないためだ。また、あまりに風が強く、バックドアが動いてしまうようなときも使用不可。

    そしてもうひとつ。いくらLEDで消費電力が少なくなったとはいえ、長時間ルームランプやラゲッジルームランプが点灯しっぱなしではバッテリーあがりが心配だ。とくに昼間はわかりづらいので消灯していることを確認しておきたい。

    ▼参考記事

    車中泊の定番になるかも!? 空気の流れを作るミグラトレイル「バックドアフック」がいいぞ


    Aizu(アイズ) ロールインバグネット

    リアウィンドウ用の網戸。普段はロールカーテンのように筒状に巻き取られていて、必要なときだけ引き伸ばすことができる。NV350キャラバン、ハイエース200系の後部スライド小窓用で、クルマのモデルによって必要な枚数や価格が異なる。特別な工具など不要で、誰でもDIYで取り付けが可能。

    SAYAさん

    フリーライター

    グルメ、トラベル、車中泊、クルーズなどの記事を執筆しているフリーライターです。バンコンタイプのキャンピングカーで全国を巡っています。太陽も昆虫も苦手なインドア派ですが、車中泊×観光の組み合わせに無限の可能性を体感中。車を拠点にした遊びの話題をお届けします。

    グリーンシーズンの車中泊を考えるとき、避けては通れない暑さ対策。私のクルマのようなエアコンのないキャンピングカーや、普通自動車での車中泊はまさに「暑さとの戦い」だ。

    停車中のクルマの窓からはどんどん虫が入ってくる。車内に向かって吸気していたり、室内照明を点けていたりするとなおさら。また、ボディにぽっかりと開いた開口部が外から目立つため、防犯面でも少し心配なところがある。そんなときに活躍するのがクルマ用の網戸だ。

    窓とネットがひとつながりになるため、全開から数センチ幅までどの位置でも窓を開けておくことができる。はじめは少し戸惑うが、コツをつかめばすぐに原理が理解できる。

    内側から装着するため、外から見たときに凸部がまったくなく、シルエットに響かないのが大きな特色。外観を変えたくない、という人にはメリットになるだろう。黒色なので室内側からカーテンを閉めて遮光すれば、夜でも窓が開いていることが目立たない。

    また、未使用時にネットが屋外に露出しないため、ほとんど風雨で汚れない。固定式と異なり、簡単に開・閉・半開などを使い分けられるのも利点だ。短所としては、巻き取り部分にボリュームがあるため、室内側からはすっきりした見た目にならないこと。

    ロールインバグネットは、いつでもどこでもリアウィンドウを開けることを可能にし、バンライフになくてはならない必須アイテム。網戸があるだけで車中泊が格段に快適になる。

    ▼参考記事

    車中泊の残暑対策にも!ハイエースに簡単に後付けできる車用の網戸「ロールインバグネット」レビュー

    あわせて読みたい

    「日産・キャラバン マイルーム」での車中泊ってどう?ピストン西沢が激速レビュー!

    「日産・キャラバン マイルーム」での車中泊ってどう?ピストン西沢が激速レビュー!

    車中泊も簡単!日産キャラバンで過ごす「父と娘の絆時間」【PR】

    車中泊も簡単!日産キャラバンで過ごす「父と娘の絆時間」【PR】

    日産「キャラバンベース」の災害支援車がすごかった! 「東京オートサロン2024」レポート番外編

    日産「キャラバンベース」の災害支援車がすごかった! 「東京オートサロン2024」レポート番外編

    NEW ARTICLES

    『 キャンピングカー・車中泊 』新着編集部記事

    エクストレイルは車中泊も楽しめる電動SUV!フルフラット&電源付きラゲッジで快適

    2025.01.15

    意表を突くカスタムも!「東京オートサロン2025」でソト遊びグルマの夢を見た

    2025.01.14

    【海外バンライフの理想と現実】2年間実際に経験して感じたリアルなギャップを公開!

    2025.01.13

    ホワイトトップとトーザイアテオが共同開発!欧州製キャンピングカー「ステルナ540KM」で夢のバカンスへ

    2025.01.12

    車中泊できるランクルでアウトドアを楽しもう!室内空間や乗り心地をレポート

    2025.01.09

    ノアは車中泊も快適!さらにリラックスできるおすすめアイテムも紹介

    2025.01.04

    ハイエースで2人旅の最適解!ウォークスルー仕様のキャンピングカー、アネックス「ウィズ」

    2025.01.03

    カローラツーリングで車中泊が楽しめる!ファミキャン入門にも最適なアウトドアカー

    2025.01.03