デリカなら車中泊でも安眠!広々使えるデリカシリーズの室内&車中泊アイテムも紹介
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    キャンピングカー・車中泊

    2025.01.24

    デリカなら車中泊でも安眠!広々使えるデリカシリーズの室内&車中泊アイテムも紹介

    デリカなら車中泊でも安眠!広々使えるデリカシリーズの室内&車中泊アイテムも紹介
    三菱・デリカは車中泊も叶える、外遊びにぴったりの車。広々と使えるデリカD:5や、軽自動車でありながらアウトドアで活躍するデリカミニをBE-PALスタッフが試乗レポート。楽々横になれる室内空間や走行性能など、デリカの魅力のほか、車中泊におすすめのアイテムも紹介する。

    快適な車中泊のポイント

    斎藤 純平さん

    アウトドアライター

    キャンプに関する記事を中心に執筆しているアウトドアライター。趣味はキャンプ・国内旅行・バイク・スキューバダイビング。温泉や神社を巡るのも好きで、そこそこ詳しい自信あり。どこにも定住しない自由気ままな生活を目指すため、ライターとして活動している。

    フルフラットになるかをチェック

    車中泊を想定して車を選ぶ場合においてはフルフラット、つまりほぼ平らなスペースを作り出せるかどうかが重要なポイント。ラゲッジの後端からリヤシートの背面にかけて、大きな段差や溝がないことを確認しよう。床がフラットかつ水平だと、なお理想的だ。

    仮に段差があったり水平でなかったりしても、市販のベッドキットを導入したり、ベッドを自作したりして、快適な就寝スペースを作ることもできる。

    十分な奥行き・高さがあるか

    快適な車中泊を実現するために、脚を伸ばせるほどの奥行きも欲しいところ。奥行きが足りないと脚に疲れを感じ、よく眠れない可能性がある。仮に、縦方向に寝た状態で脚を伸ばせなくても、斜めに寝た状態では脚を伸ばせる場合も。奥行きをチェックする際は、斜めの長さも忘れずに確認しておこう。

    天井も高いほうが快適だ。実際に座ってみて、頭上に握りこぶし1個分以上の空間があれば窮屈に感じることはないだろう。座椅子やクッションに座りたいのであれば、その厚みの分も計算に入れることを忘れずに。

    リヤゲートの開き方にも注意

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    「跳ね上げ式」のリヤゲート。

    一般的なクルマのリヤゲートには多くの場合「跳ね上げ式」が採用されているが、一部の車種には「横開き式」が採用されている。それぞれにメリット・デメリットがあるが、車中泊用としてクルマを選ぶのであれば、跳ね上げ式のリヤゲートを搭載しているモデルがおすすめ。

    理由は、雨や日差しを遮るための屋根として使えることと、風の影響を受けにくいことの2点。跳ね上げ式のリヤゲートは全開状態のままガスダンパーの作用によって固定されるため、開けたままでも安心して過ごせる。

    ▼参考記事

    車中泊用のクルマはココを見て選ぼう!キャンピングカーやハイエースじゃなくても快適に過ごせるぞ!

    車中泊も楽々!デリカD:5「シャモニー」をBE-PALスタッフが試乗レポート

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    三菱/デリカD:5「シャモニー」(MMCS装着車)

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    BE-PAL記者・櫻井(左)と編集・沢木(右)が試乗レポート。

    沢:デリカD:5は前身のデリカから数えて、実に50年近い歴史を誇るクルマ。

    櫻:特に2代目のデリカスターワゴンは、1982年にワンボックスカーで初めて4WDを採用。RVという概念が確立されていなかった当時、アウトドアズマンはどれだけお世話になったことか。

    沢:ビーパルが創刊したのは1981年だから、一緒にアウトドア文化を盛り上げてきた仲間みたいなものです。4~5年でモデルチェンジするのが一般的な昨今、10年以上モデルチェンジしてないというのもすごい!

    櫻:それだけコンセプトが完成されていたということ。

    沢:確かに。その証拠に、いまだ同じようなクルマは出てきてないですもんね。

    櫻:うん。だから僕たちはこの唯一無二の「全天候型ミニバン」の魅力を、少しでも多くの人に知ってもらいたいし、今買うなら、冬の特別仕様車「シャモニー」をおすすめしたい。

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    通常のクリーンディーゼル車ではオプションの本木目&本革ステアリングホイールをはじめ、内装に木目調をあしらったラグジュアリーな仕様。

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    2~3列目のヘッドレストを外して背もたれを倒した状態。シートクッションがたっぷりしているので、シュラフマットを敷かなくても安眠できる。

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    ラゲッジの奥行きは最大で1,610mm。長尺物も無理なく積める広さだ。

    4WDでクリーンディーゼル!

    沢:4WDのクリーンディーゼル車をベースに、通常はオプション設定の装備が満載のお買い得な一台です。

    櫻:特に気に入ったのは、エンジン始動直後から温風が吹き出すスタートアップヒーターだね。

    沢:ガソリン車はオプションでリアのみ装着できますが、「シャモニー」を含めたクリーンディーゼル車ではフロントとリアに標準装備されています。

    櫻:しかも、運転席と助手席のシートヒーターも付いてるので暖房効果は抜群。他の装備は上の写真を見てもらうとして、改めて試乗してみると乗り味やパフォーマンスは古さを感じさせないどころか、実に頼もしい。

    沢:高いアイポイントといい、荒れた路面の衝撃をみごとに吸収する足回りといい、SUVに乗っているような安心感でした。

    櫻:それでいて室内は、大人ふたりが横になっても窮屈な印象は皆無。遊び道具を満載しても、低速から力強いクリーンディーゼルエンジンのおかげでぐいぐいと走ってくれる。

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    リアゲートに専用エンブレムが付く。ボディーカラーは写真のウォームホワイトパールを含め、全4色。

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    天井を優しく照らす、ルーフビームガーニッシュ(LEDのイルミネーション)も装備。

    ▼参考記事

    【アウトドア試乗テスト】三菱デリカD:5「シャモニー」はなぜ唯一無二の「4WDミニバン」なのか?

    アウトドアにもぴったりな軽「デリカミニ」を解説&レポート

    BE-PALアウトドアアワード部門賞の人気車!

    デリカミニは、「BE-PAL アウトドアアワード」モビリティ部門賞も受賞した人気の車。

    軽のトールワゴンながら、キャンパーから支持を集めるデリカD:5の世界観をしっかり踏襲した足回りと高い剛性で、フィールドでの走りも難なくこなす。後席は左右別々にスライドできるなど、積載ポイントも充実だ。

    アウトドアライフの充実というコンセプトは、デリカD:5から正統に継承しつつ、軽自動車としてのコスパと使いやすさを併せ持つ。広い室内スペースと快適な走行性能に審査員から高い評価が集まった。

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    走りもよくて運転もしやすい! シートアレンジも豊富で、すべての席がとても快適◎。いろんな使い方ができそうです(森風美さん)。

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    しっかりデリカらしさがあるし剛性感が高くて足もよく動くっていう、三菱の伝統がこのサイズでも味わえる(ホーボージュンさん)。

    ●ボディーサイズ:全長3,395×全幅1,475×全高1,830mm
    ●排気量:659cc
    ●駆動方式:2WD/4WD
    ●燃料:レギュラー

    問い合わせ先:三菱自動車

    ▼参考記事

    すべて発表!「モビリティ部門」「注目の人物部門」「トレンド・サービス部門」「サステイナブル部門」【第3回 BE-PALアウトドアアワード 2023】

    室内広々!デリカミニをBE-PALスタッフがレポート

    幅広い世代に支持されているデリカミニ。「 T Premium(4WD)」モデルを、BE-PAL本誌クルマ記事担当記者の櫻井と編集の早坂がレポート。

    記者・櫻井(左)、編集・早坂(右)

    本誌で長くクルマ企画を手掛ける櫻井とアウトドアギア全般に詳しい早坂が、旬のRVをレビューします。

    ※T Premium(4WD)

    ●ボディーサイズ:全長3,39×全幅1,475×全高1,830mm
    ●車両重量:1,060kg
    ●最低地上高:160mm
    ●乗車定員:4名
    ●排気量・種類:659cc直列3気筒ターボエンジン最高出力 47kW(64PS)/5,600rpm
    ●燃費(WLTCモード):17.5km/L

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    最低地上高こそ160mmにとどまるものの、15インチタイヤとホイールアーチの黒いアクセントでSUV風のスタイリングに。

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    カラーは全12色。アクティブなトールワゴンとして楽しめる。

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    前後にはプロテクターを想起させるデザインを施し、立体的な「DELICA」ロゴを配置している。

    早:タフなテイストを取り入れたeKクロス スペースと入れ替わる形で登場したのが、デリカミニ。愛嬌のあるヘッドライトやグリル周りの造形、大径タイヤなどによって、かわいくて頼もしいキャラクターに仕上がってますね。

    櫻:うん。近年のデリカシリーズでは、コンパクトワゴンのデリカD:2、そしてすでに販売が終了したミニバンのデリカD:3もあった。もっとも、この2車種は他社から供給を受けて販売するOEM車種。それらに比べると、デリカミニには三菱らしいこだわりが強く感じられるね。

    積むにも休むにも便利な室内空間

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    「T Premium」および「G Premium」は、汚れをふき取りやすいラゲッジボードと後席シートバックを標準装備。安心してキャンプ道具を積める。

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    前後席を後ろに倒してくつろげる。

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    後席は足元が広々。座面は撥水仕様。助手席のシートバック側にはミニテーブル付き。

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    後席は片側ずつ320mmも前後スライドができて、荷物の量に合わせてアレンジ可能。

    早:4WD車にはアウトドアにも便利な機能がふたつ付いています。急な下り坂でクルマが滑り落ちないように電子制御で車速を制御するヒルディセントコントロールと、滑りやすい路面での発進をサポートするグリップコントロールです。

    櫻:特にグリップコントロールは大雨に見舞われたキャンプ場やその周辺で助かる装備。片側の駆動輪がぬかるみなどで空転したときにブレーキ制御して、確実に前へ進めるんだ。

    早:しかも4WD車は足回りに専用チューニングを施していて、砂利道などでの安定性を保ちながら、車内に振動を伝えにくい設計。

    快適・安全装備も抜かりなし

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    コクピット周りの質感は高い。ターボ車のみ、ハンドルから手を放さずにCVTを疑似変速できるパドルシフトが付く。

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    周囲のカメラ画像を映し出すモニター付きデジタルルームミラーは「T Premium」と「G Premium」に標準装備。

    櫻:荷物を積んで高速道路や山道を走ることを考えたら、テスト車両の「T Premium」がおすすめ。エンジンパワーのあるターボ付きの4WD車で、両側電動スライドドアやステアリングヒーターなどの実用装備に加え、運転支援機能「マイパイロット」も標準装備されているよ。

    早:テスト車両とノンターボで装備充実の「G Premium」4WD車との価格差は8万9100円。最も安いノンターボ「G」の2WD車は180万4000円で価格差は43万4500円と大きいですが、外遊びを楽しむなら4WDと運転支援機能はマストです。

    ▼参考記事

    色にこだわり豊富なアクセサリーで遊ぶ! これがデリカミニの正しい選び方だ

    より快適な車中泊を!デリカにおすすめのギア

    MIGRATRAIL(ミグラトレイル) バックドアフック

    バックドアを完全に閉じることなく、隙間を設けたままドアロックができるという小技の効いたフック。アクティビティ参加や入浴などで無人になるキャンプサイトでも、少しだけ開けた窓とバックドアの隙間から換気ができる。

    大森 弘恵さん

    ライター

    フリーランスのライター、編集者。主なテーマはアウトドア、旅行で、ときどきキャンピングカーや料理の記事を書いています。

    ミグラトレイルはオートバイのパーツ開発で知られるダートフリークが、アウトドアアクティビティをサポートするために作ったブランドで2022年にスタート。バイク好きキャンパーの目線で、ありそうでなかったキャンプギアや車中泊ギアをリリースしている。

    ドアをロックしつつ車内の換気ができる「バックドアフック」は、手持ちのメッシュカーテンと併用すれば、虫や視線を気にすることなく車内に風を通せるのもいい。もっともドアロックが効いているとはいえ、隙間があるので盗難対策は100%安全とは言えないが、入・退場者が限られているキャンプ場であればなかなか使える。

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    使い方は単純。ドアストライカーに「バックドアフック」を引っかけ、真鍮のストッパーナットをひねって好みの長さ(全長180~210mm)に固定する。

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    あとはバックドアのラッチに接続するのみ。

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    車体側のドアストライカーを外側に伸ばすイメージだから、一部車両をのぞきバックドアのロックが効く。

    デリカD:5やハイエース、キャラバン、カングーなど車中泊に人気の車種に幅広く対応していて、クルマを買い替えても使える可能性は高い。

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    使わないときはドア側に吊り下げてハンガーとしても使える。

    ただし、「バックドアフック」を使って隙間を作っているときはエンジンを停止すること。排気ガスが車内に入りかねないためだ。あまりに風が強く、バックドアが動いてしまうようなときも使用不可。

    また、長時間ルームランプやラゲッジルームランプが点灯しっぱなしではバッテリーあがりが心配だ。とくに昼間はわかりづらいので消灯していることを確認しておこう。

    ▼参考記事

    車中泊の定番になるかも!? 空気の流れを作るミグラトレイル「バックドアフック」がいいぞ

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