今回は、春を迎える前の寒い時季を想定しながら、モンベル寝袋の魅力をご紹介します。
モンベル寝袋の魅力
動きを妨げない伸縮性で最高の寝心地
フィールドでは、いつもモンベルの寝袋を使っている筆者。最初に購入したのは、「スパイラル バロウバッグ #3」でした。
その頃から現在までモンベルの寝袋を主に使っているのは、独自の技術を採用したストレッチ性が最大の理由です。
現在はスーパースパイラルストレッチ システムと呼ばれ、最大135%のストレッチ性を持っています。
就寝中の動きを妨げず、寝心地がとても良いだけでなく、テント内で寝袋に入りながらも動きやすいのが魅力。
そして、寝心地だけでなく保温性が高いのもポイントです。
アウトドアの活動で大切な衣食住の確保。住環境において大事な眠りの質を高めるには、寝袋の性能が重要です。
保温性とストレッチ性で、快適な眠りを保証してくれるのがモンベルの寝袋です。
隔壁をなくして断熱性と寝心地を向上
近年の一部モデルに採用されているのが、スパイダーダッフルシステムです。このシステムを採用したシームレスダウンハガーを、筆者は冬の登山で愛用しています。
従来の寝袋は隔壁を設け、ダウンが移動して片寄らないようにしています。この隔壁が、寝袋の象徴でもありました。
スパイダーダッフルシステムはこの隔壁をなくしてもダウンが片寄らないシステムなのです。
内部を「スパイダーヤーン」と呼ばれる特殊な糸を張り巡らせており、コールドスポットができにくくなっています。
冬のテント泊では、寝ている際に背中側が圧迫されて冷えやすいのが筆者の悩みでしたが、従来モデルより冷えにくく寝心地が良くなったのを感じます。
現在では、前述のストレッチ性と合わせてモンベル寝袋を代表する機能ともいえます。
随所に保温性や快適性を高める工夫
登山やキャンプをはじめとしたアウトドアウェア・ギアの総合ブランドとして知られるモンベル。長い歴史の中で培われた機能が寝袋の随所に施されています。
フードはフィット感を高めるフードアジャスターがあります。筆者は寒い時季の就寝時は必ずここを締めて熱が逃げないようにしています。
体を動かしてもジッパーが開かないオートマチックロック・ジッパーが採用され、これによって冷気が不意に入ってくるのを防いでくれています。
また、ジッパーエンドに三角マチを設けて引き裂きを防ぐのも嬉しいポイント。フィールドでは道具の使用が荒っぽくなってしまいがちな筆者にはとても助かります。
Women’s・レギュラー・ロングモデルをラインナップ
モンベルの寝袋は一部モデルにWomen’s・レギュラー・ロングモデルの3サイズがラインナップされています。
筆者は基本的にレギュラーモデルを選択していますが、家族でアウトドアに行く際は、それぞれ合わせたサイズを選択します。
体格に合わせた寝袋でないと、寝心地のみならず保温性にも影響してきます。小柄から大柄の方まで最適なサイズを選べるのは、アウトドアユーザーにとって嬉しい配慮です。
モンベルの寝袋を使ってみて
テント内がとにかく過ごしやすい
冬のテント内は、何もしなければとにかく寒いです。しかし、寝袋があれば暖かく過ごすことができます。寝袋の中から出るのはとても億劫で、冬の朝に布団から飛び出す心境に似ています。
筆者が声を大にして言いたいのは、モンベルの寝袋は胡坐をかけるほどに生地が伸びてくれるということです。
普段家で眠る時も寝袋を使っている山の先輩も「モンベルの寝袋は胡坐かけるよ」と言っており、その寝心地の良さはアウトドアユーザーに広く知られています。
胡坐をかきながら荷物の整理をしたり、サーモボトルに入れたお湯を飲んだり、寝袋から出ずともテント内で過ごせるのはモンベルの寝袋ならでは。
筆者は仕事用やキャンプ用などで、他のブランドの寝袋を持っていますが、これほどまでの快適性はモンベルの寝袋でしか経験できません。
熟睡できる心地よい暖かさがある
冬は、外界の寒さを忘れられるほどの暖かさに包まれて眠りたいものです。
筆者が愛用しているシームレスダウンハガーは、背中側の暖かさもさることながら、全身が程よく暖かいというのが率直な感想です。
これにはいつも驚かされるばかりで、スパイダーダッフルシステムやスーパースパイラルストレッチ システムによる高い気密性による恩恵に助けられています。
冬の八ヶ岳、南アルプスなど、厳冬期の登山を何度も経験してきましたが、モンベルの寝袋を使わなければ、翌日のパフォーマンスに影響していただろうなと振り返ります。
モンベルの寝袋で冬でも暖かく快適な夜を
いかがでしたか。モンベルの寝袋は抜群のストレッチ性や高気密性による優れた保温性により、アウトドアで快適で質の高い眠りを提供してくれます。
冬の寒さを気にすることなく過ごせるモンベルの寝袋。ぜひ使ってみてください。