大賞に輝いたのは「革新的なePEメンブレン採用の次世代GORE-TEXプロダクト」
第4回 BE-PALアウトドアアワード 2024、全8部門それぞれに部門賞が発表され、そのなかからついに大賞が決定した。見事、今年の顔に選ばれたのは、日本ゴアの「革新的なePEメンブレン採用の次世代GORE-TEXプロダクト」。
防水透湿素材を開発する同社。アウトドアを楽しむ人ならば、“GORE-TEXのレインウェア”を、一度は見聞きしたことがあるはず。
アウトドア界のビッグニュース。GORE-TEXが環境負荷低減をリードすることで、さらにムーブメントが進むはず。
防水透湿性能の要となるメンブレンの素材が、ePEに進化。これにより、高い機能性はそのまま、環境負荷低減を実現。次世代GORE-TEX プロダクトが続々と誕生した。今、アウトドアメーカー各社が目指しているのがPFCフリー。その根幹を担うのがGORE-TEXだ。
BE-PAL アウトドアアワードのその他賞の発表の過去記事も合わせてご覧ください!
「第4回 BE-PAL アウトドアアワード 2024」は、YouTubeでも配信しています
授賞式の様子は、BE-PAL 2025年1月号ほか、BE-PAL公式 YouTubeチャンネルでも配信しているので、ぜひ御覧ください。
4回目となるBE-PALアウトドアアワード。テント部門以外の大賞選出は初めて!
長年、アウトドアシーンをリードしてきたGORE-TEXが、機能を損なわずに環境に配慮した防水透湿素材を開発したことが、大賞の決め手となった。
この革新的なePEメンブレンを正しく理解するには、有機フッ素化合物の総称“PFC”について知る必要がある。これまでのレインウェアには、撥水性能を持つPFCの一種が用いられてきた。だが、PFCの一部が環境に影響を及ぼすとして問題視されるようになり、そこで生まれたのがePEメンブレンという革新的な素材。PFCフリーかつ、二酸化炭素排出量も削減。高い機能性を保ちつつ、環境に優しい素材ができあがった。
その後、レインウェアやシューズなどのePEメンブレンを採用した次世代のGORE-TEX プロダクトがアウトドアメーカー各社から次々と生まれ、自然のなかで遊ぶアウトドアユーザーの意識に一石を投じるきっかけにも。そんな環境への配慮と企業努力に敬意を表し、審査員みなが納得の大賞となった。
環境負荷を減らしながら高機能を実現する革新的な次世代メンブレン
「高い品質をご評価いただいているGORE-TEX プロダクト。今後も高い機能性と持続可能性、サステナビリティーを両立した素材を提供していきたいと思います。」日本ゴア合同会社マーケティング・コミュニケーション・スペシャリスト 平井真理子さん。
第4回 BE-PAL アウトドアアワード 2024授賞式の様子は、BE-PAL公式 YouTubeチャンネルで公開中です。ぜひ御覧ください。
※撮影/小倉雄一郎