軽量コンパクトさがハイキングや軽量登山で真価を発揮しながら、Bluetoothをはじめとした必要かつシンプルな機能性が好まれています。
今回は、実際に使ってみたハイカーラインの魅力をご紹介します。
ハイカーラインとは
ハイカーラインは、2024年7月にプロトレックのラインナップに加わりました。軽量でコンパクトな本体に、ソーラー充電、モバイルリンクなどの機能性を備えた、アウトドアからタウンユースに最適なモデルです。
これまでの「マナスル」「マルチフィードライン」「クライマーライン」に続くモデルの、ハイカーライン。軽装でのハイキングやトレッキングにおすすめで、コストパフォーマンスにも優れ、シンプルな機能で扱いやすいのもポイントです。
プロトレックに初めて触れる人にもおすすめなモデルが、ハイカーラインなのです。
ハイカーラインの魅力
着けているのを忘れる軽量な本体
ハイカーラインの特筆すべき魅力のひとつが、負担を感じさせない軽量な本体です。
筆者が所有しているPRJ-B001-1JFの重量は44g。着けていることを忘れてしまいそうなです。
軽装で登るハイキングでも、負担を最小限に抑えるために重量を意識するロングトレッキングでも、44gという重量は大きなメリットになります。
軽いだけでなく必要な機能を詰め込んだ上での重量と考えると、ただただ驚かされます。
回転するロータリーガードベゼルで誤操作を防止
タウンユースで機能が豊富な時計を着けていると、気がつかずボタンを押してしまい、画面が変わったり不要な機能を作動させてしまうことがあります。
ハイカーラインは回転するロータリーガードベゼルを初採用し、ボタン操作を多用しないシーンで誤動作を防止する状態に切り替えることができます。
この機能があったからハイカーラインを選んだといっても過言ではなく、時計を見て誤動作があるとちょっとしたストレスを感じる人にとっては、とてもうれしい機能です。
筆者はほとんどボタン操作をしないので、タウンユースでもアウトドアでも、誤動作防止の配置で使用しています。
10気圧防水でアウトドアシーンに対応
ハイカーラインは10気圧の防水性を備えています。
ハイキングやトレッキング、タウンユースで想定されるのは雨や水飛沫ですが、その程度であれば問題なくハイカーラインは動作します。
プロトレックの中でも比較的リーズナブルなハイカーラインですが、だからといって想定されるシーンで不安にならない十分な防水性を備えています。
水に少し浸かる程度でも問題ありませんが、水の中で激しい動きをすると故障の原因になるので注意しましょう。
ソーラー駆動でバッテリー切れの不安を解消
ハイカーラインはソーラー駆動を採用し、活動中にバッテリー切れの心配をすることなく行動することができます。
約7年から10年前後は充放電を繰り返して使用できるので、行動中にバッテリーが原因で動作しなくなることはほとんどありません。
充電コードやモバイルバッテリーを持ち歩く必要もないので、荷物の重量減にも貢献できます。
Bluetooth接続でスマートフォンから設定可能
ハイカーラインはBluetooth接続が可能で、スマートフォンからさまざまな設定や確認が可能です。
時刻合わせ・バッテリー残量の確認、アラームやタイマーの設定、時計で記録した位置情報を表示するなどを行なえます。
筆者は十数年前からアウトドアで腕時計を使用していますが、ボタン操作だと面倒で使っていない機能が結構ありました。
腕時計では操作しづらかったものをスマートフォンで操作することにより、ハイカーラインは機能を誰もが最大限発揮できるようになりました。
不器用で面倒くさがりな筆者には嬉しい機能です。
ハイカーラインを使ってみて
感覚的に時間を確認できるアナログ仕様
筆者はこれまでデジタルの腕時計をメインで使っていました。特に不都合を感じることはなく、正確なコースタイムで移動する場合には正確な時間を目視できる点ではとても便利でした。
とはいえ、のんびりと時間にあまり縛られずに行動するときはアナログ時計が欲しくなります。
ハイカーラインは、ハイキングを視野に入れた機能性であるからか表示はアナログ。「今何時くらい」と感覚的に時間を確認できます。
この日は半日行程でのんびりした沢登りでハイカーラインを使用しました。焦らずのんびり行動するときの時間確認は、ハイカーラインのコンセプトに合っているのだなと実感しました。
軽装で動く爽快感
時刻を正確に、しかも即座に確認できる腕時計はどんなアウトドアシーンでも必須です。できればシチュエーションや装備に合わせて腕時計も選びたいと以前より思っていました。
今回の沢登りでは、必要な装備だけに絞って登りたかったので腕時計も軽いものが良いと思い、ハイカーラインを選択。
身軽に渓谷を遡行している時、滝の登攀でも腕に負担を感じることなく、颯爽と歩くことができました。
またこの日はミラーレスカメラを持ち出して撮影もしていましたが、カメラを持っている時の負担感が少なかったのも好印象です。
ハイカーラインでアウトドアを楽しもう
いかがでしたか。軽量コンパクトなボディに十分な機能を備えたプロトレックのハイカーラインをご紹介しました。
高度や気圧といったより豊富な機能を求めるとクライマーラインなどが必要になりますが、時刻確認をはじめとした基本的な機能でいい場合は、ハイカーラインがおすすめです。
ぜひハイカーラインを身に着けて、アウトドアを楽しんでください。