雪ダイブでととのう!冬のサウナテントで心身リフレッシュする方法
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    2025.01.29

    雪ダイブでととのう!冬のサウナテントで心身リフレッシュする方法

    雪ダイブでととのう!冬のサウナテントで心身リフレッシュする方法
    丸一日アウトドアを楽しむなら、心ゆくまで雪を味わいつくしたい! 遠くに見える雪山、凍った湖――。真っ白なフィールドへ足を延ばせば、冬だけのスペシャルでディープなソト遊びができちゃうんです。そう、そのひとつが…サウナテント!

    気温0度の中、雪中サウナを楽しんでみた!

    教えてくれた人
    奈良 亘さん(右)

    山岳ガイド。南極観測隊のフィールドアシスタントを経て、ガイド業の傍ら北海道札幌市にバーを併設したゲストハウス『SappoLodge(サッポロッジ)』を経営している。

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    「体がすっきり気持ちいい〜」 「爽快感がカラダを巡る」

    「1、2、3、サウナー!」

    「うわぁ、あっつ、暑い」
     
    サウナテントの中から賑やかな声が漏れている。「いきますよー」と、熱波師に扮した奈良亘さんがタオルをバッサバッサと踊るように煽っていた。ここは北海道札幌市某所。冬の初め、降ったばかりの雪を求めて、奈良さんは従業員スタッフと慰労アウトドアサウナを楽しんでいた。

    「なまらいいっしょ!」
     
    スタッフの皆さんはテントサウナ初体験だ。気温は0度C。札幌では暖かいほうだが、急な冷え込みで体はまだ慣れていない。だが、雪上での“ととのい”を目指してわいわい準備を開始した。そしてサウナテントが十分にあたたまったら、水着に変身。

    「どれ被る? これも可愛いよ」シロクマ、キツネ、コアラ……愛らしいサウナハットが登場。サッポロッジオリジナルだそうで、目にも楽しいデザインだ。
     
    そして、いよいよ灼熱の80度Cに。足元は冷気が溜まるのでロウリュしたり熱波を送ったりして内部全体の温度湿度を調節。

    「そろそろ外に出ようかな〜」

    「私はまだもう少しかも」
     
    暑さの感じ方や汗のかき方はそれぞれ。各々のタイミングで外へ。全身から立ち昇る白い湯気。鳥の声を聞きながらある者は天を仰ぎ、ある者は瞼を閉じた。静かにそのときを待つ――。 

    「ととのった〜!」

    アウトドアサウナを楽しむグッズはこれだ!

    雪のあるフィールドはときに氷点下にもなる。外気浴を気持ちよく過ごすためのアイテムが欠かせない。"ととのい"のための準備は用意周到に!

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    ポンチョ:全身をすっぽり覆う化繊系のパイル生地のものを。サウナ後でも体はすぐ冷えるので必須。 サウナハット:サウナ内ではのぼせ防止に、外では冷え対策に。お気に入りのハットを選んで被ろう。 椅子 :リクライニングできるものだと、心地よさが格段にアップ! 使い慣れたチェアでOK。 サンダル:脱ぎ履きがしやすいスリッパタイプがおすすめ。サウナテント内も雪の上もこれで無問題。

    あったら楽しい+αアイテム

    経過時間がわかる砂時計を用意すると、視覚的にも楽しい。右のストーンは、サウナの妖精トントゥを模した天然石。サウナストーンに焚べたり、手に持ってツボ押しとして使うのもいい。

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    雪サウナテントの3か条

    1 無理は禁物!各自のペースで

    2 再度入るときは汗を拭いてから

    3 しっかり水分を補給すること

    ※1 Bulldog Sauna(ブルドックサウナ) https://minne.com/@16kao

    STEP 1
    寒さに負けるな! みんなで準備

    テント設営がOKで火が扱える場所を選ぼう。サウナテントNGのキャンプ場もあるので要確認だ。

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    必ず平坦な場所を選んでサウナテントを立てる。新雪で不安定なときは足で踏み固めてから設営開始だ。

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    テント内にストーブを入れたらいよいよ火付け。狭いスペースでの火おこしは入り口を開けて換気を十分に。

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    火がついたらサウナストーンを入れる。拾った河原の石などは水分が破裂して危険。必ず専用の石を使おう。

    POINT

    指先が火吹き棒の代わりになる!?

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    指先で作った小さな穴から息を吹き込むと、火吹き棒の如く火種にダイレクトに風を送ることができる。知られざる裏技をお試しあれ。

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    POINT

    雪上アンカーは枝を埋める

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    雪上ではペグを打つことはできない。そこで小枝などをガイラインに巻き付けて雪に埋めたり、立木があれば結んでアンカーにしよう。

    POINT

    一酸化炭素充満に十分警戒せよ!

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    密閉したテント内で火器を扱うので一酸化炭素中毒に注意。テント内では座った高さに置き、テント上部は高温なので吊るさないこと。

    STEP 2

    まだまだ寒い……ガンガンあたためよう

    換気を促しつつ、さらに一酸化炭素チェッカーを作動させることも忘れずにテントをあたためていく。

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    テント内の温度上昇には時間がかかる。薪をどんどん焚べて、中であたたまりながら高温になるのを待とう。

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    ストーブに火が入ると、煙突からは煙がモクモク。煙が出なくなれば、しっかり燃えている証拠だ。

    STEP 3

    テント内気温上昇! いざ中へ〜

    テント内では煙突やストーブなどに触れてやけどをしないよう十分に注意を。特に金属類には気をつけて!

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    キタキタ〜 汗かいてきた

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    ただいま80度C。

    「だいぶいい感じになってきましたよ〜」紅潮してきた面々。すでに大粒の汗が体に浮き出ている。よ〜し、あと3分!

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    時折ロウリュを! サウナストーンに水を少しずつかけ、湿度を一気に上げて発汗を促そう。

    POINT

    TシャツOK! 金具に注意

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    水着が一番適しているが、Tシャツを併用してもいい。着用する際は、金具パーツがあるものは厳禁! やけどする危険性がある。

    STEP 4

    十分あたたまったら外気にあたる

    熱々になった体を外で一気に冷やす。ととのったら冷える前にポンチョを!

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    サウナテントを開けると濛々と湯気が立ち昇る。神々しく降臨するように出てきた奈良さん。

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    こちらは-2度C。

    サウナ2セット目の後は冷た〜い雪の上に大の字。全身を一気にクールダウンさせる。「はぁ〜いいわ〜!」

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    汗をかいたらたっぷり水分補給も忘れずに。怪しげな(?)黄色いドリンクをごくごく飲むふたり。

    POINT

    "オロポ"を雪で冷しておく

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    黄色い飲み物の正体は、サウナー御用達のオロポ。オロナミンCとポカリスエットを割ってつくる。天然クーラーでキンキンに。

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    つるつる、ぴかぴか?

    サウナで開いた毛穴を冷たい外気でキュッと締める。汗とともに老廃物も排出し、お肌も喜ぶ。

    ※構成/須藤ナオミ 撮影/國見祐介

    (BE-PAL 2025年2月号より)

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