今年も「まめ」に暮らせますように『黒豆ごはん(おにぎり)と黒豆茶』
ほっくり柔らかな豆一粒一粒のおいしさが感じられる『黒豆ごはんと黒豆茶』。噛むほどに広がる深い味わいは、黒豆を炒ることで、豆の味が凝縮されて旨味が増します。
まずは、黒豆おにぎりや黒豆茶に使用する黒豆を炒る作業から始めましょう。
【炒り黒豆のレシピ】
【材料】
黒豆(乾燥) 100g
<下準備>
- 黒豆をさっと水で洗い、汚れやホコリを取り除いてしっかり水きりします。
<作り方>
(1) フライパンを中火で熱し、水けをきった黒豆を加えます。
(2) 黒豆の皮がはじけだしたら弱火にし、黒豆が焦げないように注意します。
火を止めて、フライパンの余熱で少し温め、その後、バットや皿に広げて完全に冷まします。
※黒豆は多めに炒っておくと、すぐに使えて便利です。保存する際は、完全に冷めた黒豆を密閉容器に入れ、湿気を防いで保存します。
【黒豆ごはんのレシピ】
【材料】
- 米 2合
- 炒り黒豆 40g
- 塩 小さじ1
- 酒 大さじ1
- 水(普段より50ml多めの水加減にします)
<下準備>
- 米を洗って30分から1時間ほど浸水します。
<作り方>
(1) 鍋(炊飯器)に米と水、塩、酒を入れて軽く混ぜます。
(2) 炒った黒豆を入れて蓋をします。
(3) 鍋を火にかけ沸騰させます。火加減は中火。沸騰したら、火を弱め12分ほど炊きます。
(4) 炊けたら火を止め、蓋を開けてさっと混ぜ合わせ、再び蓋をして約10分蒸らします。
【黒豆おにぎりのレシピ】
【材料】
- 黒豆ごはん 100g程度
- 塩 少々
- 白ごま(好みで) 少々
- 海苔(好みで)
<作り方>
清潔な手を水で濡らし、軽く水けを切り、少量の塩を手にまぶし、適量の黒豆ごはんを取って握ります。
黒豆茶でほっとひと息
【黒豆茶のレシピ】
【材料】
- 炒り黒豆 大さじ1強
- 熱湯 150~200ml(豆の10倍程度)
<作り方>
黒豆茶の作り方は2通りあります。炒った黒豆にお湯を注ぐ方法と黒豆を水から煮出す方法です。
1.煮出す作り方
鍋(シェラカップ)に黒豆と水を入れ、火にかけ沸騰したらできあがりです。
2.お湯を注ぐ作り方
炒り黒豆をカップに入れ、熱湯を注ぎます。
蓋をして5~10分蒸らします。お茶の色づき加減、豆は歯ごたえなどで、蒸らし時間は調整してください。
お正月に食べるだけではもったいない黒豆の効能
黒豆は、高い栄養価、とくに黒い皮の部分に多く含まれている「アントシアニン」の成分は古くから薬として利用されています。「アントシアニン」には、血液をサラサラにする効果のほか、疲れ目を予防するとされ、視力低下を防ぐなど目の健康にも役立ちます。もちろん、大豆の一種ですので、大豆と同じようにタンパク質やイソフラボンなどの有効成分が黒豆にも含まれています。
黒豆に含まれている栄養価は、カラダにやさしいだけでなく、自然との時間をより充実したものにしてくれそうです。日々の暮らしの中にも、ぜひ取り入れてみてください。