アラジンの「ブルーフレームヒーター」──。それは、かつて石油ストーブが家庭の暖房器具として全盛だった時代に、だれもが憧れた英国製ストーブ。
原型となるモデルが誕生したのは1930年代初頭のこと。エアコン全盛のいまでも、アラジン・ファンは絶えることなく、開発以来80年以上にわたって作り継がれている名作である。
そんなブルーフレームヒーターのDNAを受け継いだ、カセットボンベ(以下CB缶)仕様のストーブが誕生した。そう、CB缶ということは、アウトドアに持ち出して使えるってことだ。
薪ストーブに比べて扱いが簡単で、4種類もの安全装置が付いているから安心。カラーはややポップだけど、ブルーフレームヒーター張りのレトロなたたずまいがなんともステキです。
アラジンの大定番「ブルーフレームヒーター」を彷彿させる、美しい青い炎。燃焼音もとても静かだ。
本体上部をはずし、CB缶をノズルに差し込んでレバーを押し下げればセット完了。
コットン製収納袋。外側にCB缶を入れるポケットが付いている。
Sengoku Aladdin/
ポータブル ガス ストーブ
¥30,000
『Sengoku Aladdin』は、アラジンブランドと、その製造元である(株)千石の技術を融合させて誕生した新ブランド。CB缶を熱源として使うポータブルガスシリーズは、ここで紹介したストーブのほか、ホットプレートも10月15日から同時発売される。
●サイズ=直径32×高さ39㎝
●重量=約5.7kg
●発熱量=2.0kW(1,700kcal/h)〜0.8kW(690kcal/h)
●燃焼時間=約1時間40分〜4時間20分
●安全装置=圧力感知安全装置、立ち消え安全装置、転倒時消火装置、不完全燃焼防止装置
※構成/坂本りえ 撮影/永易量行