※本記事はビーパル 2018年5月号で掲載された製品を、
読者の方にモニターレビューしていただいたものです。
マムート/マイクロレイヤージャケット ¥23,000
マムート/マイクロレイヤージャケット
BE-PAL読者モニターレビュー
今年の渓流釣りも解禁後2カ月が過ぎた頃、モニター当選の吉報がきた。
ルアーやテンカラ釣りでの源流釣行などは、なるべく装備の軽量化をしたいと考えているのだが、まさにその一役を担ってくれるのではないかとの思いから応募したマムートのマイクロレイヤージャケットが、届いたのだ。
その性能は耐水圧10,000㎜、透湿10,000g/平方メートル/24h で、 DRY technology素材を使用したシェルジャケットとのこと。専用の袋に納められたその寸法は、直径約8㎝高さ約8㎝の円柱形程の大きさで、重さ約220g。初夏の不安定な天候の釣行装備に、まったく気にならないほどの大きさと軽さの寸法である。
6月~9月の禁漁までの約4ヶ月、源流から里川まで様々なフィールドで使用。急な雨や少し寒いと感じたときに直ぐに取り出せる場所に収納し、主に朝の濃霧の山中やどしゃ降りの渓流、夜明け前のポイントまでの移動や夕まづめの時に着用した。
着心地は薄い生地にサラッとした感触。雨や風は通さないが、渓を遡上していても蒸れ感はない。8月のどしゃ降りの渓流でも約2㎞ほど釣り歩いてみたが、それまで使用していたゴアテックスのレインウエアと比較しても蒸れ感は変わらない。むしろ薄くて軽い分、マイクロレイヤージャケットの方が快適である。
一方、少々使い方が荒いかも知れないが、薮漕ぎやへつり、高巻きなどの場所がある釣行の2回目位で、袖裏部や胸部の表面撥水が低減した。防水性能には変わりはないが、透湿性は落ちてしまうと思われるため、機能維持は使用後のメンテナンスに左右されるのではないかと思う。
いずれにしろ、釣りだけではなく、キャンプや山菜とり、キノコ狩りから通勤時まで持ち歩いて使用した結果、四季を通してリュックやバックに気軽に入れておき、あらゆるシチュエーションで使える一品であり、「持ってて良かった」と思う場面が多く訪れるのではないだろうか。
ビーパル読者モニター:中島也裕さん