人気ブランド「Ogawa」徹底研究!110年の歴史と技術力に基づいた "斬新"なテント作り
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • アウトドアブランド

    2025.03.10

    人気ブランド「Ogawa」徹底研究!110年の歴史と技術力に基づいた "斬新"なテント作り

    人気ブランド「Ogawa」徹底研究!110年の歴史と技術力に基づいた "斬新"なテント作り
    伝統の技術を守りつつ、常に"今"にぴったりの機能やデザインを持つ日本ブランドのテント。

    今回はアウトドア派におなじみの老舗ブランド、ogawaのもの作りを紹介しよう。

    ジャパンテントの進化は伝統&発想力がカギ 

    ogawa

    image

    設立:1914年 
    拠点:東京都江東区

    問い合わせ先:キャンパルジャパン TEL:0800-800-7120

    Art Director
    大木秀樹さん

    image

    テントデザインから写真撮影、コピーライティングもこなすオールラウンダー。歴史あるogawaブランドに新風を吹き込んだ風雲児的存在だ。

    らしくなさが受け入れられるのも、長い歴史があってこそ

    「2016年に入社してテント開発に携わるようになったのですが、毎年ひとつはogawaらしくないモデルを作るようにしているんです」
     
    という大木さん。ogawaといえばロッジ型テントのイメージが強いが、斬新なモデルもリリースすることで、ブランドのネームバリューをワンランクアップさせようという目論見だ。
     
    この大木戦略が大成功した象徴的モデルが、2018年に発売された「アポロン」だ。大型のかまぼこ型だが、従来のogawaにはなかったアウターフレーム方式を採用。「ogawaっぽくないよね」というバイヤーからの反響に、「よしっ!」と手応えを感じたという。はたしてこれが大ヒット! いまでは派生モデルも作られている。
     
    いっぽうで、伝統的なロッジ型テントも、改良したり復刻したりしながら作り続けている。

    「らしくなさが受け入れられるのも、長い歴史があってこそ。だから、ブランドのシンボルである『ロッジシェルター』をモチーフにしたロゴは、全モデルに大切に刻んでいます」

    アステロイド 
    ¥176,000

    image

    四角い床のドーム状で、外フレーム式の大型シェルター。大木さんがいう「ogawaらしくない」テントの最新版だ。4本のポールはすべて同じ長さだから、迷うことなく簡単にたてられる。

    手描きイラストで工場に発注

    image

    縫製工場への依頼は、設計図面ではなく、なんと大木さん手描きのスケッチと、コンセプトやサイズなどを書き添えた企画書のみだという。

    image

    外観はこんな感じ、出入り口は張り出せるようにしよう。

    image

    アイデアはすぐにスケッチ。

    image

    社名が「小川テント」だったころの、米軍向けカタログ(左・年代不詳)。右は大木さんがプロデュースした昨年のカタログ。

    image

    ogawa直営店「GRAND lodge」は、全国に21店舗。予約すれば希望のテントを展示し、レクチャーも受けられる。

     

    構成/坂本りえ

    (BE-PAL 20253月号より)

    NEW ARTICLES

    『 アウトドアブランド 』新着編集部記事

    自称”テント屋”という「鎌倉天幕」代表取締役・白石 徳宏氏が自社ブランドに求めるものとは?

    2025.03.11

    山岳テント屋「ライペン」の哲学とは?いまも変わらず本社工場での手作業で作り続けて創業60年!

    2025.03.09

    ロゴマークが黒の刺繍に!クールな雰囲気がたまらないマムート「プレミアムブラック・コレクション」

    2025.03.09

    芸術品のようなテントデザイン!「ゼインアーツ」の揺るぎないコンセプトは "自然を楽しむ道具作り"

    2025.03.08

    スノーピークのオンライン限定発売!これからの季節に使いたいブラックカラーの定番ジャケット&ローチェア

    2025.03.04

    パタゴニアの気になる2025年新作アイテム5選!廃棄漁網を100%リサイクルした素材「ネットプラス」を使用

    2025.02.23

    モンベルの2025年春夏新製品発表会で見つけた!新ストームクルーザーほか、気になりすぎる新作6選

    2025.02.14

    アクセントにスワニーイエローが!アトモス×グリップスワニーのスニーカー&ウェアは要チェック

    2025.02.14