昨年末、
部屋の中にバイク(自転車)をストレスなく持ち込める作りになっている
賃貸の部屋に住まう多くのバイク愛好家にとって悩ましいのは、自分の愛車を手もとに保管できないことではないだろうか。
屋根付きの自転車置き場はあっても、部屋の中にまでバイクを持ち込める物件はそうはない。筆者はこれまで5回ほどの引っ越し経験があり、物件情報はいやってほど見てきたのだが、「バイク持ち込みOK!」なんて物件は見たことも聞いたこともなかった。
件の部屋は、下町情緒漂う東京都葛飾区金町にある。どんな部屋なのか、どうしても見てみたかったので、オーナーに無理を言って建設途中のマンションを見学させてもらった。昨年11月初旬のことだ(現在はすでに完成している)。
ほぼ完成した部屋だけ見せてもらったが、とにかく賃貸とは思えない土間付き玄関の広さに感動!これなら、雨で泥だらけになって帰っても部屋(居住スペース)が汚れる心配なし。メンテだって土間でできてしまうのだ。バイク乗りにとっては、まさしく垂涎ものの作りになっている。
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バイクを置いても余裕の広〜い玄関。奥に見えるのが玄関ドアだ。
このマンションを企画したのは、ハンモックブランドのeno(イーノ)や、BICYCLE COFFEE、真空断熱ギアのMiiR(ミアー)、バイクウェアの7mesh(セブンメッシュ)などを扱うサンウエスト。社屋建て替えを機に、8階建築のうち、3階〜6階に23戸の賃貸住居を備えることにした。
サイクリングをはじめ、さまざまなアウトドアスポーツを愛する人々が集まり、談笑したり、情報交換したりできるコミュニティーを作りたい──というのが、コンセプトの根幹となっているという。
ちなみに入居者は、1階にあるBICYCLE COFFEEのカフェで朝のドリップコーヒー1杯が無料となる特典があるそうで、それもうれしい!
その他、筆者が特に気に入ったポイントを画像とともに紹介しよう。
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コンクリート打ちっ放しの壁には、入居者の自由な発想でバイクラックなどを設置することもできる。
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コンクリートの耐力壁にあるアンカーに、さまざまなジョイント金具を付けることで、棚を設置したり、ウェアを掛けるフックに活用できる。
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すべての部屋にはロフトが付いている。寝室や仕事部屋として活用できる。
もうひとつ大きな、そして魅力的な特徴としてあげられるのが、室内、バルコニーともに、ハンモックを設置できるということだ。また、ハンモック初心者の人にはサンウエストでレンタル可能(期間内)で、体験してから入居者特典価格でenoのハンモックを購入できる。
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これが建物の外観。JR常磐線・金町駅、京成金町線・京成金町駅からそれぞれ徒歩6分という好立地だ。
バイクといっしょに部屋から出て、1階で朝のコーヒーを満喫。ライディングを楽しんだあとは、またしてもバイクといっしょに部屋まで帰宅してハンモックでくつろげる──。
そんな暮らしが実現できる「Layover金町」は、アウトドア好きにとって魅力も自由度も満点な新時代のマンションだった。自分のライフスタイルにマッチした理想のマイホームを手に入れるまでのlayover(待ち時間)を有効に過ごせる物件として注目度バツグンだ。すでに公募は始まっているので気になる人は早めにチェックを。
<問い合わせ先>トータルホームサービス株式会社03(6427)0290
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