「経験が増えるほど部屋がバックパックだらけになる」現象を究明!容量、デザイン、機能…最適な選び方は?
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    2025.03.14

    「経験が増えるほど部屋がバックパックだらけになる」現象を究明!容量、デザイン、機能…最適な選び方は?

    「経験が増えるほど部屋がバックパックだらけになる」現象を究明!容量、デザイン、機能…最適な選び方は?
    登山やハイキングを続けていると、いつの間にか部屋がバックパックだらけになることありませんか?(私はあります!)。そこで今回は、効率よく所有できるようシチュエーションに合わせた細かな容量選択方法・防水などの機能性で選ぶ方法など、バックパックの最適な選び方を解説していきます。

    気がついたら増えていたバックパック

    バックパック

    多いのには理由がある。

    ハイキングやトレッキングなどの登山をはじめた時に入手した、バックパック。「これひとつあれば大丈夫」と思っていたけれど、いつの間にか部屋に幾つものバックパックが置かれていた、なんてことがあるのです。「日帰りと宿泊用があれば良いかな」「こっちの方が軽くて背負いやすい!」「もう少しタフなのが良いな」「身体にもっとフィットするのが欲しい」という感じで増えていきます。

    気がつけば、私もこれまで背負ってきたバックパックは数十種類にもなってしまいました。なんでそんなに増えるのか……。初心者の方はいまいちピンと来ないかもしれませんので、その謎を解明しながら、適切なバックパックの選び方をご紹介します。

    バックパックの選び方

    登山のカテゴリーで選ぶ

    バーサライトパック 20

    スピードハイクには軽量モデルがおすすめ。

    登山と一口にいっても、その方法は多彩です。整備された登山道を利用するハイキング、岩壁を登るロッククライミング、渓谷を遡行する沢登り、山と山を繋いで登る縦走登山など。どの方法で登るかによって、バックパックに必要な機能が定まってきます。

    登山をはじめた頃は、背負ったときの感覚や素材の違いなどを実感しにくいので、どのカテゴリーでも「まずはこのモデルで大丈夫」と汎用性の高いバックパックを選ぶ傾向があります。

    次第にバックパックが増えていく最初の要因はここで、「ロッククライミング向けのシンプルなモデルが欲しい」や「縦走登山で荷物が多いからポケットが多い方が良いな」となり、ひとつ、またひとつと部屋にバックパックが増えていきます。まずは、どんな登山方法で登るのかを決めることによって、バックパックが絞られてきます。

    容量で選ぶ

    フロントポケット

    出し入れしやすく収納力のあるフロントポケット。

    続いてバックパックの容量を検討していきます。登山経験が浅い方の場合は日帰りか山小屋泊か、テント泊かで概ねのサイズを定めることができます。季節にもよりますが、日帰りなら20L程度、山小屋泊なら30L、テント泊は40L以上といった感覚で絞ると良いです。経験を重ねてくると、この感覚に囚われず、持ち込む道具をイメージして必要な容量を決めることができます。

    気をつけたいのは、「大は小を兼ねる」考え方。たとえばテント泊向け50Lサイズで20Lが適切なハイキングに行くと、バックパックの中が荷物で揺れ、大型故に重量もあるので歩きづらくなります。道具が揺れないように固定できる、最適なサイズ選びが重要なのです。

    かくいう私も日帰り向けのバックパックだけで10L・20L・22Lなどを持っていて、「なんでこんなにたくさんあるの?」と家族に言われています。

    背負い心地で選ぶ

    ショルダーハーネス

    軽量モデルだと生地が薄いので重たい道具は背負いにくい。

    バックパック選びの永遠のテーマといえるのが、背負心地です。カテゴリーを絞り、適切な容量が定まっても、身体に合わないモデルでは選択することができません。バックパックは軽量性を重視してシンプルな背面、薄めのパッドのモデルから、フレームを内蔵していたり細かなサイズ展開がされているモデルなど様々です。

    どれが自身に合うかは背負ってみないと分からないので、実店舗に行って背負心地を確認するのがおすすめです。

    「これが背負いやすい!」と感激したのも束の間。新モデルが出て試しに背負ってみると、「もっと良い背負心地」に感動してしまう。そうしてバックパックは増えていきます。

    モデルやシリーズならではの機能で選ぶ

    バックパック

    チェストバッグを取り付け可能なリングを装備。

    登山のカテゴリーを選ぶことで、バックパックに必要な基本的な機能は定まってきます。防水性・耐久性・軽量性・ポケット数やアクセス方法などが該当しますが、これ以外にもモデルやシリーズならではの機能があります。スペース増設に活用できるデイジーチェーン・取り外し可能な背面パッド・専用オプションが取り付け可能なリングを装備など。

    独自の機能はアップデートされても継承されることがあるので、ひとつのモデルを愛用し続けることも珍しくありません。

    デザインで選ぶ

    バックパック

    デザインはモチベーションに大きく関わる。

    バックパック選びで決定打にこそならないものの、重要な要素がデザインです。登山者の個性を象徴するバックパック。好きなデザインのモデルを背負えば、それだけで登山へのモチベーションが上がります。行き慣れた山で気軽なハイキングを楽しむ際は機能性を追求せず、お気に入りのバックパックで登るほうが充実することも。

    私は一度気に入ると、同じデザインのモデルを使い続けるので、自宅には色違いやサイズ違いの同型のバックパックが幾つかあります。フルモデルチェンジでデザインが変わると同じものは手に入らないので、第一線で使うことはなくなっても、タウンユースやキャンプで使うことがあったりと、手放せずにバックパックは増え続けていきます。

    登り方に合わせたバックパックで快適な登山を

    バックパック

    防水性の高いロールアップモデル。

    いかがでしたか。登山を続けていると登り方のスタイルの変化により必然的にバックパックは増えていき、登山者の歴史になっていきます。登山をはじめた当初のバックパックと、現在背負っているバックパックを比べて「こういうの背負ってたんだ」と懐かしく感慨に浸ることもあります。

    ぜひ最適なモデルを背負って、快適な登山を楽しんでください。

    北村 一樹さん

    アウトドアライター

    関東甲信越の山を中心に、1年を通して日帰りから縦走、沢登りや雪山を楽しんでいます。数日間沢に入って魚を釣りながら山頂を目指し、藪を漕いでいく汗まみれ、泥まみれの登山が大好物。ファミリーキャンプ、ロードバイクでヒルクライムなど、海と山があるのどかな町に住み、暇を見つけては年中山で過ごしています。

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