装備を絞り、お値段230万円~!岡モータースの軽キャン「ミニチュアボックス アトレー」でお得に車中泊しよう
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    2025.03.11

    装備を絞り、お値段230万円~!岡モータースの軽キャン「ミニチュアボックス アトレー」でお得に車中泊しよう

    装備を絞り、お値段230万円~!岡モータースの軽キャン「ミニチュアボックス アトレー」でお得に車中泊しよう
    キャンピングカーの専門家、伴 隆之が、気になるモデルの特徴を豊富な写真と知識を元にお届け。今回はダイハツ・アトレーがベースの軽キャンだ。

    人気の「ミニチュアクルーズ」の姉妹版にアトレーベースが新登場

    OKA MOTORS「Miniature Box ATRAI」。全長×全幅×全高:3395×1475×1890mm。乗車定員:4人、就寝定員:2人。

    キャンピングカーの達人、伴 隆之が注目モデルをレビュー!

    ベース車だけではなく原材料の高騰もあり、キャンピングカーの価格も年々高騰傾向にあります。ファミリー向けのキャンピングカーを購入するとなると夢のまた夢と思う人も多いでしょう。

    ファミキャンは無理でも、ソロやデュオなら軽キャンパーで十分に楽しめるモデルも多く、高騰しているとはいえ手の届く価格帯の車両がそろっているのもうれしいところ。昨年デビューした「ミニチュアボックス」はスズキ・エブリイがベースで必要十分な装備で現実的な価格を実現したことで、注目を集めました。

    今回はミニチュアボックスの第2弾。ダイハツ・アトレーベースが登場したのでチェックしていきたいと思います。

    装備を厳選することで手に届きやすい価格を実現

    4人乗車時でもベッドマットは荷室に綺麗に収まる。

    ロングセラーモデルである「ミニチュアクルーズ」シリーズは、荷室左右に振り分けられたキャビネットやシンクに水まわりに加え、電装システムなどが標準装備された本格キャンパー仕様。こちらの「ミニチュアボックス」はベッドをメインにリーズナブルなプライスを実現した姉妹版の位置付け。

    とは言いつつも、こだわりの60mm厚・3層構造のコンフォートベッドマットや家具の作りはミニチュアクルーズ譲りの高品質さが光ります。標準装備は左右のキャビネットにコンフォートベッドマットの構成。左キャビネットにはセカンドシートのヘッドレストが置けるようになっているほか、右側は跳ね上げ式テーブル一体型扉を備えたシンプルなもので、家具の幅を抑えることで就寝スペースに充てて、スッキリとした印象です。

    家具は木目とアクセントカラー(取材車両:ブルー)で作られており、ポップで部屋感が増しています。アクセントカラーにはブルー以外にもグリーン、ブラウン、桜ピンクの4色から選べるようになっているのもうれしいところ。ボディカラーとのコーディネートも楽しめます。

    状況に応じて2つのリビングモードに展開が可能

    リビングの対面対座モード。2人が足をフロアに下ろして向かい合って食事や休憩ができる。

    軽自動車ベースでもバンコンというジャンルで言えば、ベッド展開のみのモデルが多くリビングモードを搭載するモデルは数が少ないというのが現状。そのため、ベッド展開して和室よろしくあぐらでくつろいだり食事をしなくてはなりません。

    しかしミニチュアボックスはしっかりと足をフロアに下ろせる設計のため、腰への負担を軽減できるのも魅力となっています。さらに、セカンドシートの背もたれ背面にベッドフレームが装着されているのでベッド展開が楽に行えるのもポイント。ベッドマットもしっかりとしつつ軽量のため、セットもしやすいのもうれしい点です。

    さらにリビングモードにはセカンドシートと荷室のマットを利用した対面対座モードに加え、L字ソファモードにも展開できる設計で、シーンによってリビングの展開ができるのはこのモデルならでは。

    そんなリビングモードを実現するのが、オリジナルのクランクポール(クランクの例:自転車のペダルを漕ぐ部分や釣りのリールのハンドル部分)を採用したマルチウェイテーブル。テーブルを自在にスイングさせることでき、可動域も広いのでどちらのリビングモードでも設置や展開が簡単にできるのはもちろん、足下スペースも広く確保できるためゆったりとくつろげます。

    L字ソファのリビングモード。マルチウェイロングテーブルのほか、キャビネットの跳ね上げ式扉を使ったテーブルの利用も可能。

    ベッドサイズは長さ1820×幅1240mm(最小1040mm)。テーブルの位置が任意で決められるので寝たままでの利用もできて便利。

    シングルベッドへの展開もできるので、ソロキャンの基地としても使いやすい。

    豊富なオプションで快適性もアップできる

    左キャビネットは小物のほか、2列目シートのヘッドレストも設置できる。サイドのマルチルームバーを利用すれば収納などもしやすい。

    基本構成がベッドとキャビネットなので、上部収納庫など収納スペースは減ってしまいますが、左右スライドドア上にマルチルーフバーを備えるほか、ベッドマット下やキャビネットには収納庫があるのである程度の荷物であれば工夫して入れれば問題はないと思います。

    コンフォートベッドマットはミニチュアクルーズでこれまでに何度も就寝していますが、硬さや肌触りなどバランスのよいマットで、設置のしやすさも含め軽キャンパーらしからぬ上質さなのも特筆ポイントです。

    これ以外にもサイドのアクリルウインドウや12V車載クーラーなど、快適装備についてはオプションで対応。価格は230100円〜と広々とした空間や質の高い家具やマット、展開のしやすさなど、総合的に考えると買い得感が高い1台。車中泊が十分楽しめるリーズナブルな軽キャンパーを探している人は是非ともチェックしてみてはいかが。

    右キャビネットはテーブルとしても使える跳ね上げ式扉を装備。マルチウェイテーブルとの併用も可能。

    12V車載用クーラーはオプション。薄型なので、圧迫感がでず快適性が大幅にアップ。

    キャビネット下は収納スペースで写真のように大容量ポータブル電源の設置もできる。

    荷室ベットマット下も収納スペース。マルチウェイテーブルをしまえるサイズ。

    問)岡モータース

    伴 隆之さん

    編集者・ライター

    大学卒業後、自動車専門誌の編集者として勤務し、その後独立。1999年から2年ほどカリフォルニアに住んでいたこともあり、アウトドアと旅が趣味。ニュージーランドでのキャンピングカー旅が特に好きで南北計4回ほど走破。現在は旅やキャンピングカーを中心にアウトドアやオートバイなどの誌面や動画を製作。愛車は1967年式イノチェンティ・ランブレッタと日産エルグランドをベースに自身で製作した車中泊カー。他誌にて全国のRVパークを巡り、その魅力を紹介中。

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