新製品もずらり!愛知県に誕生した初の直営店舗「ゼインアーツ長久手」に行ってみた
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    2025.03.12

    新製品もずらり!愛知県に誕生した初の直営店舗「ゼインアーツ長久手」に行ってみた

    新製品もずらり!愛知県に誕生した初の直営店舗「ゼインアーツ長久手」に行ってみた
    ギギ、オキトマ、ヤールなど、2018年の創業から、画期的な商品を次々とリリースし、一役人気ブランドとなった「ZANE ARTS(ゼインアーツ)」。「高品質」「美しさ」「使いやすさ」「買いやすさ」を踏襲したゼインアーツの一部の製品を、実際に手に取って確かめてから購入できる、ファン待望の直営店が2025年3月7日にオープンした。

    場所は愛知県長久手市。なぜ本拠地の松本でも、東京でもなく愛知の長久手だったのか?代表取締役社長の小杉敬さんに新店について聞いてみた。

    登山用品やスリーピングバッグのリリースに続き、直営店までオープン。ゼインアーツの進撃が止まらない!

    店舗外観

    店舗は、印象的なデザインの建物の2階にある。

    ゼインアーツ初の直営店となる「ゼインアーツ長久手」は、名古屋の郊外、ジブリパークでお馴染みの愛・地球博記念公園(モリコロパーク)がある愛知県長久手市に誕生した。早速、新店を訪ねてみた。

    代表取締役社長の小杉敬さん

    オープニングのためにゼインアーツ長久手にやってきた代表取締役社長の小杉敬さん。

    直営1号店を長久手市にオープンした狙いとは?

    小杉 「最初の直営店は、あまり町の中心に出したくなかったんです。どちらかというと、大都市近郊のベッドタウンがいいなと。皆さんが普段生活している場所に、寄り添いたいかったんです。『よし買い物に行くぞ!』ではなく、日々の買い物のついでに、ふらっと立ち寄ってもらいたかったんです。

    なにかアウトドアの遊びを始めたいなとか、登山したいなと思ったときに、買い物ついでにちょっと立ち寄っていただき、相談にのれるようなイメージです。1号店だからこそ、そういう形にしたかったんです」

    長久手市は、人口約65,500人を有する名古屋市の東側に隣接する町。今も流入人口は増え続けている。また、令和2年の国勢調査では、平均年齢が40.2歳と全国1位の若い市町村に輝いた。

    名古屋市、豊田市など、周辺には自動車産業をはじめとした製造系の企業が多く、通勤のしやすさと、地価の手ごろさが受け、多くの子育て世代が戸建てを買って暮らしている。さらに大学が多いことも平均年齢を押し下げる要因といえる。

    近年は、ゼインアーツ長久手の隣にあるイオンモール長久手や、IKEAなどの大型商業施設も誕生し利便性が向上。東名高速道路に直結する長久手ICや、長野方面へアクセスしやすい東海環状自動車道も近いため、アウトドアフィールドに繰り出すにも便利だ。

    新店舗のすぐ裏にある大型ショッピングモール

    新店舗のすぐ裏が大型ショッピングモール。リニモの駅からは屋根付きの歩道もあり。

    小杉「ECを中心に販売するなかで、直営店の必要性を感じはじめてから、札幌、東京、名古屋、大阪、福岡という主要5都市はすごく意識して、何度も足を運びました。もちろん、名古屋の中心地も行きました。

    そこで働く人たちが、どこで暮らしているのか、生活圏を調べると、長久手エリアが浮かんできました。若いファミリー層がたくさん暮らしていて、名古屋市の中心地からの電車の便もよく、クルマでもアクセスしやすい。長久手は、様々な条件を満たしていて、こんな場所に店があったらいいなと考えはじめたときに、たまたまいい物件がみつかったので決めました」

    場所は、今年開業20周年を迎えたリニモ(愛知高速交通)の長久手古戦場駅から徒歩1~2分。駅前から店の近くまでは、雨に濡れずに歩ける屋根付きのコンコースも整備されている。隣接するイオンモール長久手からもアクセスしやすく、日々の買い物や映画鑑賞などのついでに、立ち寄りやすい好立地だ。

    店の看板

    モール、駅側から歩いて行くと見える看板。

    クルマの場合は、名古屋市の中心部と長久手市を結ぶ広小路通り、東山通り、グリーンロードなどと呼ばれ親しまれている愛知県道60号線からすぐ。店舗1階には3台分の駐車スペースもあり。

    いよいよショップに潜入!

    店へ続く階段

    この階段を上って左側が店舗の入り口。ドキドキ。

    店舗は、モールに隣接した路面店。階段を上がり、扉を開くと、意外なほどにこじんまりしていて驚かされた。店の中心には登山用テントのヤールが張ってあり、それを囲むように、大型テント(箱入り)、ファニチャー、アパレル、登山用品、補修品などが並ぶ棚がある。

    発表されたばかりの登山用ウェアやスリーピングバッグ、直営店限定のスタッフサックなどは、質感やサイズを確認できるサンプルもある。

    山岳用テントのヤール

    店に入るや山岳用テントのヤールがお出迎え。

    新製品の登山用アパレル

    新製品の登山用アパレルもずらり。

    アパレルの生地

    アパレルは、生地の質感を手に取って確認できる。

    直営店の狙いを聞いてみた

    では、どのようなコンセプトの店舗なのだろう?

    小杉「広さは50㎡です。最初から、大型テントを張れるような大きな店舗にすることは、考えていませんでした。店舗は小さいですけれど、必要な物だけをミニマムにセレクトしていくと登山用品はインナーやレインなど、数えるぐらいの品数があればいいだろうと思いました。

    キャンプ用品についても、厳選した製品で提案するというのが、自分たちの今の時点での強みであり、このスタイルでやっていけばいいと考えました。これからいろんなご要望があると思いますので、そこに対応できるようなラインナップはもちろん拡充していきたいです」

    スリーピングバッグ

    スリーピングバッグは、開いた状態で展示されているので、サイズ感や素材の感触をしっかり確かめられる。

    大型店に出かけて、驚くほどたくさんのブランドや商品のなかを歩き、時間をかけて探す楽しみもあるが、ワンブランドで最初から必要な物だけがセレクトされた店に出かければ、素早く必要な物が手に入るというのもうれしい。

    また、ネットではどうしても分かりにくい、アパレルに使われる生地の質感やストレッチの具合、サイズ感を手に取ったり、試着して確認できるのはありがたい。さらにこの日は、ネットでも発表されていないメッシュのスタッフサックも販売されていた。

    スタッフサック

    必要なサイズが一目でわかるよう、膨らませて展示されたスタッフサック。とても選びやすい。左にある、メッシュのスタッフサックは、この時点で未発表だった。

    小杉「先日発表した登山用のアパレルも、動きやすいパターンはもちろん、生地や縫製まで徹底して考えています。実際に使ってみて、動きにくい部分を修正したり、ULになりすぎることなく使いやすい機能性をしっかり盛り込むなど、何度もサンプルを作り直して仕上げました。このような製品を通して、この地域の方に喜んでいただき、一緒に成長できればうれしいですね」

    ネットで気になる商品があれば、店舗に出かけて現物をチェックしたり、より深い話を聞くこともできるゼインアーツの直営店。ぜひ、ふらりと出かけてみよう。

    アパレルの説明をする小杉社長

    新製品のアパレルについて、素材や縫製のこだわりを熱く語ってくれた。使用する生地、着心地などから、かなりお買い得な価格設定にしているそうだ。

    キャンプギアの展示

    キャンプギアの展示もあり。

    小物

    ステッカーのほか、補修品や細かいパーツ類も揃っている。

    大型テントの価格表

    大型のテントの展示見本はなく、箱に入った状態で販売するスタイル。

    ペグ類

    キャンプに必要なペグ類も充実。

    LEDランタン

    人気のLEDランタン「ジグ」もあり。

    クキングギア

    限られたスペースを効率よく活用し、数多くのアイテムを展示している。

    キャンプギア

    ギアの質感や使い勝手を確認できるのもうれしい。

    ■ショップ情報

    ゼインアーツ長久手

    • 所在地:愛知県長久手市勝入塚206 couleurs BOIS 南棟4号
    • 電話:0263-87-2954(店舗総合窓口)
    • 営業時間:13時~19時
    • 定休日:火曜、水曜、木曜 ※詳しくはインスタグラムでご確認ください
    • https://www.instagram.com/zanearts_outdoor/
    私が書きました!
    フリーランスライター
    山本修二
    東京生まれ、名古屋在住。自転車好きライターとして本誌を中心に東京で活動し、2015年に名古屋へ移住。東海エリアの食とアウトドア環境を満喫中。肩の力を抜いてユルく自転車に乗りたい人のためにまとめた著書『スポーツ自転車でいまこそ走ろう!』(技術評論社)、好評発売中。http://yamabon.jp

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