1890年10月1日、アメリカ、シェラネバダ山脈の西山麓に広がるヨセミテ渓谷を中心とした広大な地域が国立公園に指定された。それが、ヨセミテ国立公園。で、2015年10月1日は、その125歳の誕生日というわけです。
ヨセミテといえば、いまのアウトドア業界の礎を築いてきたキーパーソンの聖地。1950〜70年代に、「キャンプ4(フォー)」と呼ばれる公園内にあるキャンプ場にたむろしていた中には、ハーフドームの初登者として知られるロイヤル・ロビンス、パタゴニアを創設したイヴォン・シュイナード、ちょっと若めだとグラミチやロックスを創設したマイク・グラハム…などだ。
彼らは、クライマーとして一流であると同時に、のちにアウトドア・ブランドを立ち上げることで、多くの人々にフィールドで過ごすことの心地よさを伝えた。要するにヨセミテは、当時のアウトドア・トレンドの発信基地になっていたのである。
花崗岩の一枚岩では世界一の大きさを誇る「エル・キャピタン」をはじめ、ハーフドーム、センチネルドームは、世界のクライマーが憧れるクライミングポイントであることは、昔も今も変わらない。
公園開設から125年の間に数え切れないクライマーたちが、ヨセミテにそそり立つ岩壁をよじ登ってきたのだ。ヨセミテ国立公園のfacebookに、そんなクライマーによる「Happy Birthday, YOSEMITE!」の連呼ムービー(?)がアップされています。
「いかにも!」って感じで、ヨセミテの誕生日を祝っているので、覗いてみてください。
かのコンラッド・アンカーも登場します!
https://www.facebook.com/YosemiteNPS/videos/900083813373235/?fref=nf