季節ごとの食をdelivery 華表由夏の子どもと作るキャンプ料理「ゴゴリッモゴリッ」
一風変わったミルクセーキ
“ゴゴリッモゴリッ”とてもお料理の名前とは思えませんよね。
これは、ベラルーシ(ロシアやポーランドに隣接する国です)で飲まれているホットミルクセーキ。冬場の平均気温がマイナス5度以下という、寒い国ならではの飲み物です。
普通、ミルクセーキというと、牛乳と卵、お砂糖で作りますが、この“ゴゴリッモゴリッ”には、さらにレモンとバターが加わります。ほのかな酸味が漂うサッパリ味は、チーズケーキを飲んでいるような味わい。まだまだ冷え込むキャンプの朝、体を温めるのにピッタリです。
レモンなしだと、もちろん、懐かしのミルクセーキに。レモンのかわりにブランデーやラム酒を入れると、北米の定番エッグノックに早変わり。こちらは夜、焚き火の傍らで楽しみたいですね。
材料は2人分です
牛乳 340㏄
卵黄 2個
レモン 1個※絞っておく
はちみつ、または砂糖 大さじ2
バニラエッセンス 数滴
バター ひとかけら(10g)
作り方
小鍋に卵黄とはちみつを入れてよく混ぜる。
牛乳を加えて混ぜ、弱火にかける。
よくかき混ぜながら、沸騰させないように温める。
※かき混ぜながら煮ることにより分離・吹きこぼれ防止になる。
バニラエッセンスとレモンを入れ、時間をおかずに素早く混ぜる。
カップに注ぎ入れ、バターを乗せる。温かいうちにどうぞ。
よくかき混ぜながら作るのがポイントです。
バニラエッセンスを入れることで、お店の味に近づきますよ。レモンを入れると分離することがありますが、味は変わらないので、気にしなくて大丈夫。
飲み口がサッパリしていて、子どもも大人も楽しめる味です。
華表由夏(とりい ゆか)
青森生まれ、東京育ちの35歳。地図好きがこうじて世界の郷土料理を出すお店を営む。その後、飲食店のメニュー監修やレシピ開発、料理教室などに携わる。『こどもDIY部』で子ども向けの教えない料理教室“タベルノクラス”を開催している。
撮影/西山輝彦