軽キャンピングカーで、地球半周中です。
稚内からロシアへ渡り、モンゴルで道草してから中央アジアへ。イラン、ヨーロッパと抜けてアフリカに上陸しました。
南アフリカの喜望峰を目指しています。
野生動物見放題!
前回は、ナミビアで一番人気のサファリ「エトーシャ国立公園」をレポートしました。
草原のダート道を走ると、
百獣の王は、かなりのご老体。
徘徊ライオンです。
おじいちゃーん、日本から軽自動車で来ましたよ~。
名物は100%オーガニック
野生動物を目で楽しんだあとは、舌で味わいます。
ナミビアに来たのならば、絶対に食べなくちゃならない名物はビルトン。
ビーフジャーキーによく似た干し肉で、ドライブ中のおつまみに最適。
牛肉だけではなく、狩猟した肉でも作られます。
クドゥ、ダチョウ、インパラ、ワニ、キリンは、正真正銘のオーガニック食品です。
野生動物の肉では、キリンが一番人気です。
首が美味しいそうです。
スーパーマーケットでは売ってませんでした。
美味くない名物は、芋虫
ナミビア名物でもっとも衝撃的な食べ物は、モパネワーム。
芋虫です。
うまそーーーーーーーーっ、には見えない。
尾頭付きです。
目玉も残ってまして、こっち見ないでください。
そのまま食べてもいいのですが、お好みでレンジでチンしたり、スープの具にどうぞ。
グロいわりに主義主張のない、さっぱり味です。
タンパク質が豊富で、食糧危機を救うと期待される一品です。
侘び錆びの機能美
ナミビアのキャンプ場は、意外におしゃれ。
Tsumebの東にあるRoy’s Rest Camp。一泊120NAD(910円)。
ドイツの植民地だっただけあって、廃車をあしらったフラワーアレンジメントがクールです。
侘び錆びがあります。
さすがドイツ車、朽ちてもまだ美しいフォルム。
浴槽から水が流れるプールの壁は、廃墟風のレンガ造り。
存在がデカい小さな巨人
キャンプ場で車中泊していると、多くのキャンパーが我が家を覗きに来まして、
「道中、その小さい車を見たよ」
「日本から来たなんて、アメージング!」
軽キャンパーは小さいけれど、存在がデカいです。
孔雀が出迎えてくれる豪華なキャンプ場
豪華なキャンプ場は、オカヴァンゴ川沿いにあるKaisosi River Lodge。
一泊145NAD(1,100円)。
孔雀が羽を広げて出迎えてくれました。
ガーデンには、おしゃれなネコ花壇。住所不定で家も庭もないボクらですが、真似たい花壇です。
キャンプ場は1グループ1サイト。プライベート・バーベキュー台付きです。
薪は200円。
キッチンやトイレシャワーもプライベート仕様。
ボートに乗った盗賊
川が国境線。対岸はアンゴラです。
ほかのキャンパーが、
「夜になると、アンゴラから盗賊がやってくるから気をつけろ!」
またまた~、脅かすんだから~って笑っていましたが……。
次号は、「アンゴラから盗賊がやってきた」をお送りします。
石澤義裕・祐子
住みやすい国をリサーチしようという話から2005年から世界一周をスタート。アメリカ、カナダなどをスクーターで旅行し、オーストラリアをキャンピングカーで回ったのをきっかけに2015年の夏から軽キャンピングカーで旅を始めた