オイルを燃料としたトーチである。昔の日本語でいえば松明(たいまつ)なのだが、やはりトーチと呼んだほうがかっこいいし、そう呼ぶにふさわしい洗練されたデザインをしている。これをテントサイトに突き立てれば、ムーディな夜になることはまちがいない。松明を立てると戦国時代の戦みたいになってしまう。ちなみに、松明とは松のヤニの多い部分を細かく割って束ねたものを言う。竹やアシなどもいっしょに束ねられたりしたようだ。『日本書紀』や『万葉集』にも手にもつもの(たび=手火)として登場する。江戸時代の百科事典『和漢三才図会』によれば1mで1時間もったという。このオイルトーチはオイル(パラフィン系オイル)の容量が400mLもあり、8~10時間も燃焼が続く。便利な世の中になってありがたい。奇しくも2020年東京オリンピックの製火トーチのデザインが発表され、聖火ランナーの募集が始まった。気分が盛り上がっているからとって、くれぐれもこのオイルトーチを持って走らないでください。
3,000円+税
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オイルトーチ
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