クリーンディーゼル搭載のクロスオーバーSUV「エクリプス クロス」徹底レビュー!
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    2019.07.25

    クリーンディーゼル搭載のクロスオーバーSUV「エクリプス クロス」徹底レビュー!

    日本国内の販売より先に欧米各国で発売、三菱自動車のグローバル戦略車として約100の国と地域に出荷されるなど、国際的に人気が高いSUV「エクリプス クロス(ECLIPSE CROSS)」。日本国内では2018年3月1日に市場で展開されるやいなや、コンパクトSUVとして注目を集め、街にフィールドに、数多く見かけるようになった。

    そんなエクリプス クロスに、待望のクリーンディーゼルエンジン搭載モデルが登場。ビーパル編集部ではさっそく、キャンプ場とその周辺で試乗してきた。

    いざ、朝霧高原へ!

    試乗当日、折りし朝から雨が振り続ける…というバッドコンディション。とはいえ、全天候型SUVには天気なんて関係なし。むしろ雨でも得意! なので意気揚々と新型エクリプス クロスに乗り込んだ。

    今回試乗したのは2.2Lクリーンディーゼル直噴ターボエンジン搭載、8速スポーツモードA/Tを採用した「エクリプス クロス G Plus Package」。タッチパッドコントローラー、スマートフォン連携ディスプレイなどを備える。エクリプス クロスの中では最上位グレードだ。

    外観をチェック!

    世界各国で高評価を得ているスタイリッシュなクーペフォルム。デザインは陸上競技アスリートの「クラウチングスタートから走り出す瞬間」をモチーフにしているという。前傾姿勢な「筋肉質なフォルム」は、SUVのチカラ強さと、スピード感を両立している。

    重厚感あるフロントに、流線型のボディが美しい。

    後部座席でも乗り降りしやすい4ドア仕様。

    上下ふたつに分かれたスタイリッシュなリアウインドウ。

    ウインドウ幅を広くすることで、デザインを保ったまま、高い視認性を確保している。

    LEDヘッドライト。光軸自動調整機構付き。

    視認性が高いドアミラー。後退して出庫する際には、ドアミラーインジケーターの点滅で注意を促す(写真は点滅していない状態)。

    ドアミラー(外側から)。

    バンパーのコーナー部に組み込まれたフォグランプ。

    切削光輝仕上げの18インチアルミホイール。タイヤサイズは225/55R18。

    純正ナビと連動したリアビューカメラを搭載。

    立ち上がりも伸びも、コーナーリングも軽快!

    キャンプ場近郊には山道のカーブやちょっとしたダート路などがあり、SUVのパフォーマンスを引き出すにはもってこい。さまざまな感触を得ることができた。

    実際のドライブでは「S-AWC(SUPER ALL WHEEL CONTROL)」こと、車両運動統合制御システムが光った。このシステムは舗装路、雪道、ラフロードなどに最適な走行をサポートするもの。

    フルタイム4WD前後輪のトルクを適切に配分。カーブでの走行安定性を向上し、タイヤの横滑りや空転も制御。急ブレーキ時のタイヤロックも、シチュエーションに合わせながら動作する。

    舗装路では「AUTO」で走行し、キャンプ場へと続く未舗装路(ダート路)では「GRAVEL」で走る。設定はS-AWCボタンで行なう仕様だ。

    シフトレバー横のS-AWCボタン。

    力強く、なめらかな加速を実現するクリーンディーゼルターボエンジン×8速スポーツモード A/T。オンロード、オフロード問わず、力強い走りが魅力。実際の試乗でもアクセルを踏み込んだときの加速はパワフルそのもの。コーナーリングでのキビキビとした走りと相まって、スポーティーさを感じることができる。それでいてキャンプ場内などのダート路でも車体のコントロールがしやすく、走破性が高い新型エクリプス クロス、遊びクルマとしてのポテンシャルはとても高い。

    ナビ操作がタッチパッドで行なえる

    さらに注目したいのがエクリプス クロス G Plus Packageならではの機能。G Plus Packageでは、センターコンソールのシフトレバー手前の位置にタッチパッドコントローラーを備えている。このタッチパッドがとても快適で、ハンドルから自然に手を降ろしたポジションで操作できるのがうれしい。身を乗り出してナビ画面を操作することがないので、安全性も高い。

    実際のドライブ中でも、タッチパッドで操作するたびに「便利だなー」と、思うのは、日頃からスマホやタブレットに使い慣れているからかもしれない。

    エクリプス クロス G Plus Packageの運転席。

    シフトレバー右下に見えるのがタッチパッド。

    タッチパッドすぐ下には「BACK(ひとつ前に戻る)」「HOME(ホーム画面に戻る)」ほか、「APP(アプリケーション一覧を表示)」、「AUDIO(音楽再生)」など、よく使うショートカットキーがある。

    純正ナビは「Apple CarPlay」に対応。

    これら操作がタッチパッドで可能だ。

    操作はハンドル左のボタン類でも行なえる。運転しながら視界を外すことなく、親指で操作できるのはとても便利。

    ハンドル右ではレーダークルーズコントロール(ACC)などの設定が可能。

    キャンプの行き帰りを楽にしてくれるe-Assist

    高速走行中はe-Assist、レーダークルーズコントロールシステム(ACC)がとても便利。電波式レーダーで認識した先行車の追従走行をサポート。車間距離を保ちながら走行するので、高層道路ではもってこい。渋滞もストレスなく走行できる。

    e-Assistには車線逸脱警報システム(LDW)、衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)、オートマチックハイビーム(AHB)、後側方車両検知警報システム・レーンチェンジアシスト機能付(BSW/LCA)もあり、先進安全装備は十分。

    アウトドアレジャーは何かとロングドライブになりがちなもの。朝早く出発したり、遊んでクタクタになったときに、これら安全装備はとても心強い。

    レーダークルーズコントロールシステム(ACC)では、先行車との車間距離を4段階で設定可能。

    車線逸脱警報システム(LDW)、衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)など機能のオンオフは、スイッチで切り替えができる。基本はオンにしておきたい。

    気になるラゲッジルームもチェック! リヤシートを倒すことで、より広々としたスペースを確保

    荷室幅1000mm(最大荷室幅1330mm)、リヤシートを前倒しした時の荷室長は1569mm。最大で448Lものスペースは、一泊二日のファミリーキャンプでも十分なほど。

    バックドアを開けた状態。

    リヤシートを倒すことで、より広々としたスペースを確保できる。

    ポール類など、長めのキャンプ道具も収納可能。

    工具類が収納可能なラゲッジアンダーボックスを備える。汚れものの一時的にも便利。

    リヤシートは前後に移動可能で、シートスライド量は200mm。足元を広く取りたいときや、ラゲッジスペースを確保したいときに調整する。

    リヤシートにもドリンクホルダーを装備。センターアームレストを引き出して使用する。

    大本命の遊べるSUV

    本気で遊べるクリーンディーゼルエンジン搭載の新型エクリプス クロス G Plus Package。高速道路はもちろん、一般道もダートでも安定した走りをもたらす。人も荷物も乗って、運転は快適そのもの。キャンプはもちろん、雪山などのシーズンスポーツにも最適なクルマだ。

    エクリプス クロス G Plus Package

    車両本体価格(消費税込み):¥3,403,080
    全長×全幅×全高:4,405mm × 1,805mm × 1,685mm
    エンジン:2.2L DOHC 16バルブ4気筒 コモンレール式DI-D インタークーラー付 ターボチャージャー
    排気量:2,267cc
    使用燃料:軽油
    トランスミッション:8速スポーツモードA/T
    駆動形式:4WD
    https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/eclipse-cross/

    取材、文、写真/早坂英之
    協力/三菱自動車

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