季節ごとの食をdelivery華表由夏の子どもと作るキャンプ料理「沖縄のもちもちクレープ ちんびん」
旅先で必ず寄り道をするのは、スーパーマーケット。食材売り場や、総菜売り場をじっくりチェック。調味料ひとつとっても特徴があり、何時間でもいられます。
沖縄のスーパーでは、野菜も魚も砂糖も色の濃いものが多くて、暑さに負けないパワーの源を感じました。持ち帰った食材でその土地の料理を作るのも、旅の楽しみのひとつです。今回紹介するのも、そんな郷土菓子のひとつ“ちんぴん”です。沖縄の素朴でやさしい味わいのおやつ。クセになる食感ですよ。
材料
黒糖 50g
水 150cc
薄力粉 100g
ベーキングパウダー 小さじ1/2
塩 ひとつまみ(1g)
くせのない油 大さじ1
作り方
小鍋に黒糖と水を入れ、混ぜながら火にかける。アクが気になる場合は取り除く。黒糖がしっかり溶けたら、人肌くらいまで冷ましておく。
ボウルに薄力粉・ベーキングパウダー・塩を入れ、ふるう代わりに泡だて器でぐるぐるっと混ぜる。さきほど作った黒糖シロップと油を加え、さらに泡立て器で大きなだまがなくなるくらいまで混ぜる。15分くらい置いておくと、よくなじむ。
フライパンを弱火で温める(くっつきそうな場合はうすく油を塗っておく。※分量外)。
お玉で生地を真ん中に垂らすと、自然にまん丸に広がる。フライパンより小さめの円になるようにするとひっくり返しやすい。
端が乾いた感じになり、表面に小さなプツプツが出てきたら、ひっくり返して30秒ほど焼く。
粗熱がとれたら、手でくるくると巻いて完成。
黒糖の風味と、もっちりとした食感。いくらでも食べられちゃいそうな美味しさです。ホットケーキよりも早く、たくさん焼けるので、キャンプの朝ごはんにもおすすめ!
チーズやアイスクリームを挟んでも美味しいですよ。
華表由夏(とりい ゆか)
青森生まれ、東京育ちの35歳。地図好きがこうじて世界の郷土料理を出すお店を営む。その後、飲食店のメニュー監修やレシピ開発、料理教室などに携わる。『こどもDIY部』で子ども向けの教えない料理教室“タベルノクラス”を開催している。
撮影/西山輝彦