手斧がひとつあると便利!おすすめのハンドアックス
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    ナイフ・刃物・マルチツール

    2019.09.17

    手斧がひとつあると便利!おすすめのハンドアックス

    片手で振るアックスが主流。焚き付け用の薪の小割りや枝払いに用いる。ハンドアックス(手斧)と呼ばれる小ぶりの斧は、1本あるとキャンプサイトで重宝する。

     

    バーコ / BAHCO

    キャンピングアックス

    Camping AXE

    小型斧としては刃渡りが大きく、ゆるやかにS字カーブを描く形状の柄は非常に握りやすい。刃先が粗仕上げの状態で販売されているので、切れ味を増すには購入後に研ぐ必要がある。
    刃長:110mm。全長:355mm。斧頭重量:640g。ブレード素材:鉄。柄素材:とねりこ無垢材。


    ガーバー / Gerber

    ハチェット17.5

    Hatchet 17.5

    高強度の鍛造ブレードにフッ素樹脂をコーティングすることで、薪割りや枝払いの際の摩擦が軽減。木材に刃が入りやすくなっている。
    刃長:74mm。全長:440mm。重量:980g。ブレード素材:カーボンスチール。柄素材:グラスファイバーナイロン。付属品:ポリカーボネイト製カバー。


    ベアボーンズリビング / BAREBONES LIVING

    プラスキアックス

    Pulaski Axe

    斧(写真左側)としてもスコップ(右側)としても使用できるアックス。さらに柄の最下部の鉄はハンマーにもなる。柄の中には鉄の芯が通っているので、その重さを利用して振り下ろして使う。
    ブレード長:304mm。全長:609mm。重量:2500g。ブレード素材:カーボンスチール。柄素材:ブナ。付属品:革製シース。


    バックナイフ / BUCK KNIVES

    106 ハンドアックス

    ナイフのような切れ味をもつ手斧。ブレードは、枯れ葉や草むらに落としてもすぐに見つけられるよう赤くパウダーコーティングされている。これにより防錆性も向上。柄は樹脂を浸み込ませることで強化。その柄の中を末端までブレード鋼材が貫くフルタング構造なので非常に頑丈だ。本革製シースが付属。
    刃長:76mm。全長:320mm。重量:663g。ブレード素材:スプリング鋼。柄素材:ウォールナット。


    スパイダルコ / Spyderco

    H03 ウォーリアー ホーク

    H03 WARRIOR HAWK

    滑りにくく衝撃に強いG-10(樹脂を染み込ませたガラス繊維の圧縮素材)を柄に採用。チタンコーティングされたブレードやフルタング構造の柄など、非常にタフな作りである。
    刃長:56mm。全長:347mm。重量:808g。ブレード素材:セミステンレス鋼。付属品:合成樹脂製シース。

     

     

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    バーコ/キャンピングアックス

    焚き火を楽しむ際に必要となる作業が薪割り。作業とはいえ、キャンプでの楽しみのひとつになっている人も少なくはないはず。無心になって木を割る。都会ではめったにできないことです。

    キャンプ場では焚き火用の薪が販売されていることが多く、大きな丸太から薪割りして…ということはほとんどありません。そのため「そもそも薪として売っているものに、さらに薪割りする必要ってあるの?」と感じるかもしれませんが、キャンプでの薪割りは、すでにある薪をさらに細くして「焚き付け」を作ることから始まります。

    焚き付けを知ろう

    焚き火は何をおいても最初の火熾しが最も重要になります。ですが、キャンプ場で売っているような大きな薪に直接火を付けるのは至難の技。着火剤を使ったとしても、安定した火になる前に消えてしまうことが多々あります。

    焚き火のコツは、細い薪を焚き付けとして火を熾し、安定してきたら徐々に太い薪へと変えていくこと。この最初の焚き付けに必要なのが細い薪で、手斧(ハンドアックス)などを使って準備します。

    焚き付けづくりに最適なハンドアックス

    このように、キャンプでの薪割りは焚き付けづくりが主になります。そのため、斧が大き過ぎても扱いづらく、ちょうど良いサイズがハンドアックスです。片手で振れて、コントロールもしやすい。過度なチカラを必要とせずに、薪を細く割ることができます。

     BE-PALスタッフが愛用するハンドアックスを紹介!

    実際にBE-PALスタッフ・早坂が使用しているのが、バーコ(BAHCO社)の「キャンピングアックス(Camping AXE)」です。片手で握れるハンディーサイズながら、刃渡り110mmと大きめなつくりで、扱いやすさは上々。刃先を薪に当てて、コンコンと地面に振り下ろしたり、斧頭(刃の反対側・背の部分)をゴムハンマーで叩くなどして使用します。大きな斧と違い、大きく振りかぶって叩きつけることはありません。

    刃渡りは110mm。ヘッド部が大きいので、女性でも扱いやすいのが特徴です。

    柄にテントと焚き火のあしらいがあります(消えかかってますが…)

    斧頭にゴムハンマーを当てて使用することも。

    このキャンピングアックス、落ちた枝を叩き切って、短く整えたりするのにも便利です。短くした枝はネイチャーストーブなどに使用することができます。

    1本持っておくと、なにかと便利なキャンピングアックス。いつもは忘れないよう、焚き火道具と一緒に保管しています。キャンプ向けのハンドアックスを探している人はぜひ。

    ちなみにバーコ社は、元々スウェーデンで設立されたメーカー。鋼を使用して釣り針を製造してきたことから、ロゴマークに魚と釣り針のモチーフを取り入れています。その後、モンキーレンチ(アジャスタブルレンチ)の原型となる調整式スパナを開発するなど、長年に渡って鋼製品や工具業界を牽引してきたメーカーになります。

    SPEC:

    刃渡り:110mm
    柄長:355mm
    斧身:640g
    材質:斧身/鉄 、ハンドル/とねりこ

    実はこれだけではない! キンドリングクラッカーも併用しています!

    何かと便利なキャンピングアックスですが、大量の焚き付けを作ったり、薪が太かったりしたときには「キンドリングクラッカー(Kindling Cracker)」を使用しています。キンドリングクラッカーに薪をセットして、ハンマーで叩くとパカパカ割れてスムーズです。

    ただ、キンドリングクラッカーは荷物になるので、キャンプ場ではやっぱりキャンピングアックス。このような使い分けも参考になれば。

    SPEC:

    サイズ:直径190(リング外径)×H310mm
    重量:4.8kg
    太さ14cmまで、長さ2550cmの薪に対応
    材質:ダクタイル鋳鉄

    キンドリングクラッカー
    https://www.firesidestove.com/products/accessories/kincra.html

    ※構成、文、写真、買った人/早坂英之

    紹介商品
    バーコ
    キャンピングアックス

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