もしも、キャンプに包丁とまな板を持っていくとしたら…。まず考えられるのが、普段、家で使っている包丁とまな板を持っていくこと。もしくは100円ショップなどで新たに購入して持っていくこと。誰しもキャンプ経験が浅いころは、このどちらかの人が多いはず。
しかし、キャンプにしょっちゅう行くようになると、「鞘がない家の包丁を持っていくの…危ないな」「新聞紙でぐるぐるくるむだけだと不安だな」「まな板がかさばるな」と、考えるようになり、アウトドアナイフの購入を検討するようになります。
鞘付きだったり、折りたたみ式だったりと、何かと便利なアウトドアナイフ。そこにまな板代わりのアウトドア用カッティングボードがあれば完璧…なはず。でも、奥さんにとっては使い慣れた家のまな板や三徳包丁のようなスタイルがいいのかも。
そこでオススメするのがスノーピークの人気製品「マナイタセット L」です。キャンプやBBQにおいて、誰しもが使える(使いこなせる)包丁とまな板を選ぶとしたら、間違いなくこの製品がダントツです。
この、マナイタセット Lは、まな板部分が中央で二つ折りになり、内部に専用の包丁が収納できるというもの。なので、持ち運びのときは包丁が“仕舞われている状態”になります。
実際に二つ折りにした状態です。このなかに包丁が入っています。中央に留め具が備わっており、ロックすることで包丁が飛び出すこともありません。
しっかりとロックされていれば安全。逆に外れるととても危険なので注意しましょう。
安心のマグネット構造で内側からも固定!
マナイタセット Lの内部には、包丁の収納スペースにマグネットが設置されています。そのマグネットが包丁にくっつき、固定する仕組みです。これにより、持ち運びの時にガタガタすることなく安心。よく考えられています。
包丁を収めるスペースにある黒いリングがマグネット。包丁の刃にくっついて固定します。パッと開いてもマグネットによって包丁が落下する危険性が低減されるので、少なからず安心です。もしマグネットがなかったら…開けた時に飛び出してきたら…。ゾッとしますよね(とはいえ、開けるときにはまわりに注意しましょう)。
脇に挟んで持ち運んだとしても、包丁が揺れる(ずれる)ことなく、ぴったりと固定されたままです。この安定性がユーザーの信頼を集め、人気の理由でもあります。
今回の紹介で使用しているマナイタセット LはBE-PAL編集部で実際に使用している旧バージョン。そのため、現行商品とは少し仕様が異なります。現行商品ではまな板内部の四隅にダボ穴とゴムダボがあり、まな板を使う際にズレ防止の効果があります。
使い慣れたまな板と包丁のサイズがうれしい!
アウトドアナイフはもちろん便利ですが、普段使い慣れているまな板や包丁ならもっと便利です。とくにアウトドアナイフに慣れていない人には、まな板と包丁のスタイルの方がいいでしょう。
マナイタセット Lの包丁は、三徳包丁のような使い勝手の良さが魅力です。野菜やお肉はもちろん、お魚やパンだって、これ一本でまかなえます。まさに万能なこと、この上なし。
まな板のサイズは360×236mm×(高さ)17mmです。一般的な家庭用のまな板と遜色ない大きさなので、カットした野菜を隅に置いたりするスペースもあります。キャンプでカレーを作るときなど、具材がたくさんある場合には、まな板が大きいほど準備が捗ります。
まれに「中央に折りたたみの切れ目があるから使いにくくない?」と、聞かれることもありますが、まったく気になりません。なぜなら、カットする方向に対して横に折り目が入っているから。
折りたたみ式だからこんなときにも便利!
キャンプやBBQシーンでの利用はもちろんのこと、友人宅で“釣った魚を捌くとき”にも、このマナイタセット Lを使用します(編集部・早坂の場合)。マイまな板とマイ包丁を持っていくと、まるで出張料理人のような気分になります。また、この包丁がよく切れる。手入れをしっかり行なえば、魚の身にもスーっと入っていきます。それでいて重くなく握り心地も上々。マルチに使えるオススメの一本(と、まな板)です。
SPEC:
サイズ:360×118mm(使用時236mm)×34mm
材質:本体/天然木、ステンレス、ゴム。包丁/ハイカーボンバナジウムステンレス、黒強化積層合板
重量:850g
スノーピーク マナイタセット L(CS-208):
https://ec.snowpeak.co.jp/snowpeak/ja/キャンプ/調理器具%28クッキング用品%29/マナイタセット-L/p/2251
※構成、写真、文/早坂英之