アウトドアメーカー各社が今年発売する注目の幕体とは
昨年2019年中に行われた2020年春夏の新製品発表会。各社からブランドらしさを出しながらも、これまでにない新しい様々な製品が登場しました。今回は、取材してきたなかで今年に注目を集めそうなアイテムを厳選して紹介します。
コールマン「4Sワイド2ルームコクーンⅢ」
コールマンのキャンプシリーズの中で最高峰と位置付けるマスターシリーズ。今年は久しぶりに新しいテントが仲間入りします。中でもこちらの「4Sワイド2ルームコクーンⅢ」は、人気のコクーンテントの第3世代。
両サイドのパネルを、キャノピーポールを立てることでタープのように使えるのが特徴。テントの有効面積が上がり、大人数でも中で過ごせます。インナーテントが1つ付いていますが、さらに別売りのものをもう1つ使うと寝室が2部屋できるのもポイント。これを買えば、さらにキャンプの幅が広がりますよ!
コールマンの公式サイトはこちら
https://www.coleman.co.jp
ユニフレーム「REVOタープ<solo>」&「REVOウォール<solo>」
ユニフレームの幕体シリーズ「REVOシリーズ」から、今年はソロ&デュオサイズが登場します。タープの全長は約350cmで、推奨ポールサイズ180cmを使用すると2人が快適に過ごせる空間を確保。サイドポールの高さは120cmを推奨しており、ローチェアなら問題なく使用できます。
ウォールにはメッシュパネルとスカートが付いており、高い通気性と下からの冷気を遮断する機能があります。ポール、ペグ、ハンマーが付属しないので別途用意する必要がありますが、すでにお持ちの人ならお手頃な値段で購入できるのが魅力です!
ユニフレームの公式サイトはこちら
https://www.uniflame.co.jp
スナグパック「スコーピオン3」
NATO軍や英国軍といった軍隊などでも採用されるアウトドアブランド・スナグパックは、今年に注目のテントを発売します。中でも3人収容可能な「スコーピオン3」は必見。
一番の売りは、耐水圧の数値。他のテントは2,000〜3,000mmが相場であるのに対し、スコーピオン3はなんと約5,000mm! さすが軍隊が使用することだけあり、クオリティの高さは一級品。インナーテントはフライシートにかけたまま収納できるので、設営・撤収が楽なところもポイントです。
スナグパックの公式サイトはこちら
https://www.bigwing.co.jp/brand/snugpak.html
ホールアース「アーストリッパー」
ファミリー向けのアウトドアブランド・ホールアースの展示会では、ソロ向けのアイテムを中心に発売する模様。テントに目を向けると、実に機能的で使い勝手な良さそうなものがありました。それがこの「EARTH TRIPPER(アーストリッパー)」。
1〜2人が収容できるコンパクトなサイズながら、寝室とリビングが同じくらいの広さに設計した2ルームテントタイプ。ポールはジュラルミン素材を使っており強度は問題なし。入り口上にはデイジーチェーンを内蔵し、ランタンなどをかけられる画期的な機能もありますよ!
ホールアースの公式サイトはこちら
https://www.whole-earth.net
クライミット「Maxfield 2」
エアーマットの印象が強いクライミットから、ついにテントは初上陸します! 今回の展示会では、2人用の自立型ドームテント「Maxfield 2」が展示されていました。
前室がやや広めで、荷物置きだけでなく最小限の生活もここですることが可能。フライシートはPUコーティングを施したシルナイロンを採用し、透けるほど薄くとても軽量な素材となっています。このサイズ感で重量は1.9kg! ULスタイルの人にもってこいでしょう。
クライミットの公式サイトはこちら
https://highmount.jp/list/klymit/
このほかにも、今年も様々なテントやタープ、シェルターが登場します。発売までお楽しみに!
※掲載されているものは、多少仕様の変更がある可能性があります。
取材・撮影/小川迪裕