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極寒のカナダで散歩。現地の服装&道具とは?
ホワイトホース周辺にはたくさんのトレイルがある。日照時間の短い寒い冬でも、あたたかい格好で木漏れ日の中や凍った湖を家族、友人、ペットと歩けば、ただの散歩もだんぜん楽しくなる。
気温は毎日マイナスの冬。日々の散歩で使える服装、道具を見てみよう!
マクラクスブーツ
スティーガー製のマクラクスというタイプのブーツ、モデル名はアークティック。細身に見えるユーコンスタイルのこのモデルはムース(ヘラジカ)の皮、キャンバス、ラバーソールで作られており、その中には9ミリ厚のフェルト製のインナーが入っているためマイナス40度まで対応可能。
バニーブーツ
過去にアメリカ軍が使っていた物でマイナス50度以下の気温でも履けるブーツ。その秘密は爪先に約6ミリ厚のフェルトとウール、かかと周辺にも約6ミリ厚のウール、ソール内部には2、5センチ厚のフェルトが仕込まれていてブーツ外側だけでなく内側もゴミ張りの完全防水仕様というところにある。今でも犬ぞり、スノーモービルなど冬の屋外で作業する人の多くに支持、愛用されている極北定番ブーツ!
クロスカントリースキー
スキーを履いて散歩を楽しむ人も少なくない。競技用のスキーよりも幅広く作られたマシューズ製オフトレイルモデルのイオンは競技用コース以外を歩くのに適している。
オフトレイルモデルのこのスキーには滑走面に鱗状の溝が彫ってあるので緩やかな斜面ならスキンを張り付けずにそのまま登って行ける。そしてエッジもついているので硬い斜面もテレマークスキーの要領で滑ることが可能!
スノーシュー
MSR製定番のREVOシリーズ。フレーム裏面が鋸状に施されていて、かかと部分のパーツを起こすことで上り坂でも楽に歩くことができる。別売りのREVOテールを取り付けることで延長可能。さらに深い雪の中でも浮力を得ることができる。
ミトン
寒い時は指先が分かれている普通の手袋よりもあったかいのがミトンの良いところ。その中綿に人工ダウンが使われているのため水気にも強いのでアイスフィッシングなどにも使い勝手が良い。体は指先、足先の末端から冷えてくるので外に長時間いる場合はあたたかいミトンがとても役に立つ。
キツネの帽子
これはお世話になっているインディアンのおばあちゃんにお願いしてキツネの毛皮で作ってもらった物。黒い部分はフェルト生地が使われているのでキツネの毛皮と相まってとてもあたたかい。気温がマイナス30度台、40度台になった時に被るととても重宝する。特に顔の周りの毛皮が切れるように冷たい風から顔を守ってくれる。頭頂部から後ろにかけて縫い付けられたしっぽがポイント。
犬だって寒い!
寒さに強い犬だって冬は寒い。今回モデルになってくれたプライウッドちゃんはいつもピンクのキルティング生地のジャケットを愛用している。
そしてブーティーと呼ばれる犬用靴下も。犬ぞり犬が履いているのをよく見かけるがペットにとっても必需品だ。これがあると足が暖かく雪の上を歩きやすくなるだけでなく足の裏に雪玉がつくのを防ぐこともできる。
日本でも寒い日にはぜひ参考にしてみてください。