軽キャンピングカーで、地球半周中です。稚内からロシアへ渡り、モンゴルで道草してから中央アジアへ。イラン、ヨーロッパを抜けてアフリカに上陸。西アフリカのプチ地獄をくぐり抜けて、南アフリカの喜望峰にゴールイン。現在は、日本に向かって爆走中 !
ウガンダからケニアに入りました。
さすが野生動物の王国ケニアです、野良象が歩いています。
ケニアの魅力は、なんといっても野生動物。そしてキャンプ場。
3回にわたって、サファリ・パークとさまざまなキャンプ場を紹介します。
欧米人に人気のカカメガ・フォレスト国立保護区のキャンプ場
Isecheno Blue Shouldered Guesthouse Camping(一泊654円)
カカメガ・フォレスト国立保護区は、猿が多く生息する森のトレッキングが欧米人に人気です。
ボクらが泊まったキャンプ場は、森の近くの茶畑の真ん中。
きちんと刈られた芝生。ほどよく茂った木。薪を燃やすドンキー・シャワーは、やけどしそうなほど熱くて最高!
夜ともなれば、猿の咆哮が聞こえるだけ。うほっ、うほっほっうほっ!
翌日、村を散歩すると坊主頭の女子高生。おやつはさとうきびです。野球部ではありません。
保護区の猿よりも、茶畑に隠れた子牛に癒されます。
カバの通り道にあるキャンプ場
DUNGA HILL CAMP(一泊1,100円)
ビクトリア湖に面したお勧めのキャンプ場は、ケニア第三の都市キスムにあります。小高い丘に、眺めの良いカフェ・レストラン。夜は、地元の人の憩いの場です。
守衛が、カバの通り道だから気をつけね!って。
望むところですカバさん、ウェルカム!
キャンプ場の無料Wi-Fiが感度良好なので、夜は動画を観ながらカバを待ちました。
残念ながらカバが来なかったので、連泊します。
守衛さーん、カバが来ないんですけど〜。
数え切れないくらいネコがいる、コテージ
iKWETA Safari Camp (ダブルルーム3食付き・16,200円)
メルー国立公園の近くに、国連を定年退職したアメリカ人夫婦が開いたコテージがあります。なんと、サッカー競技場32個分もある敷地。広すぎて全体像がさっぱりつかめませんが、
猫だらけでした。
近所の猫の集会場みたい。何十匹いるのか、数えることもできません。猫もまた、癒してくれますね〜。
コテージにはプールがあり、3食付きで、猫サファリ。それで一泊ふたり16,000円ですから、お得!
夜は、音を探すくらい静かです。
ヌーの川渡りが見られる、マサイマラ国立保護区
2泊3日のサファリ・ツアーへ出かけました(ふたりで65,000円)。
マサイマラ国立保護区は、タンザニアのセレンゲティ国立公園と背中合わせになっていて、ヌーの大移動が有名です。
川には渡り損ねたヌーの死体が、いっぱい浮かんでいます。ワニさん、食べ放題です。
ハゲワシが頑張って食べていましたが、それでも食べ切れないヌー。
ところで、ハゲワシの頭に毛がない理由をご存知ですか?
内臓や血だらけの肉のなかに頭を突っ込むからです。確かに、ロン毛だと洗うはたいへん。
どういうわけか、シマウマは道路を歩きます。草を食べるのだから、草原でいいだろうに。邪魔ですよ。
マサイマラは、どこのサファリ・パークよりもキリンが多いです。そしていつも思うのですが、首が長いから水を飲むのがたいへん。間違って進化したんじゃないかって、心配です。
意外と、ゾウは少ない。
首の赤いダチョウは、発情期です。出会いをもとめてうろついていましたが、あたりを見渡してもだれもいません。大自然で恋をするのって、たいへんだよね。
珍しく、日向ぼっこするカバの家族。子どもの目つきがめちゃくちゃ悪い。
チーターとヒョウの違いをご存知ですか?
どちらも黄色地に黒の模様ですが、黒い涙を流した顔がチーター。黒い縦線がないとヒョウです。神さまはどうして、こんな微妙なデザインをしたのですかね?
チーターは木の上で食事をしますが、食べ残しを片付けない。木に死体がぶら下がっているのってすごく不気味で気持ち悪いので、全部食べてください。
最後に、マサイマラ国立保護区のハイライトです。
木登りライオンを見ました。
木の上は風が通り抜けるので、涼しいそうです。
暑くて死ぬーって顔をしていました、ライオン。
次回は、庭にキリンとカバがやって来た!です。
1メートル以内でカバを見られる、奇跡のコテージがありました。
お楽しみに!
石澤義裕・祐子
住みやすい国をリサーチしようという話から2005年から世界一周をスタート。アメリカ、カナダなどをスクーターで旅行し、オーストラリアをキャンピングカーで回ったのをきっかけに2015年の夏から軽キャンピングカーで旅を始めた。