オールバーズが国内で初となるイベントを開催
サンフランシスコで誕生したエコ志向のシューズブランド、Allbirds(オールバーズ)。2020年1月に日本へ初上陸を果たし、オープン初日には開店前から長蛇の列ができた。現在も原宿の1号店には毎日多くのお客さんが入り、在庫切れで中には数か月待ちのものもあるとか。
そんな同ブランドが、原宿で屋外イベントを開催。 どんなイベントか、一緒に参加させてもらった。
(この記事は2020年3月に取材・撮影したものです)
日本野鳥の会とともに、東京で手軽にバードウォッチング!
今回は野鳥や生息地の保護を目的に活動する公益財団法人 日本野鳥の会から講師を迎え、明治神宮の野鳥を観察する「都会バードウォッチング」を開催。
野鳥は自然が多い場所にしかいないイメージを持つ人が多いが、実は都心にも多く生息し、原宿の明治神宮は多くの野鳥が集まる名所とされている。
広報の蓑輪さんはこのように企画の原点を話してくれた。
「当社の1号店がある原宿周辺には、自然が豊富にあることに気付きました。明治神宮や代々木公園といった有名スポットも徒歩で行ける距離にあるので、この環境を生かしたいと思ったときに、日本野鳥の会が神宮内で定期観察会をしていると知り、相談を持ちかけました」
参加者と一緒にバードウォッチング体験へ
まずは講師から、観察する際のポイントや双眼鏡の使い方を紹介。「双眼鏡は昔に使ったことはあるけど、レンズの調整方法や、対象物を見つけてから双眼鏡で覗く手順があるとは知りませんでした」と参加者からコメント。全員が使い方を理解してから、明治神宮へ移動していざバードウォッチング!
今回は事情により、一般告知は行わずストアスタッフのみで構成されるイベントに変更され、11名が参加。当日は天候がよく、多少風は吹いていたものの絶好の日と講師から紹介があり、参加者はワクワク気分で神宮内へ。実際にバードウォッチングを体験したことがある人は参加者のうち2〜3人ほどで、その他はほぼ未経験者。
鳥居に入って最初に見えたのは、鳥ではなくカラスの古巣。カラスは木の高いところに巣を作るのだとか。今は使われていない巣だったが、よく見るとハンガーなどが付いていた。近くの場所からかき集めたとみられ、都会に適応していることがわかる。
スズメとハトの中間にあたるサイズのヒヨドリは、尾がやや長めなのが特徴。全国各地で見られる鳥だが、世界で日本周辺でしか見られない種類だとか!
サクラの周辺にいたのもヒヨドリ。今回一番多く見られ、「ヒーヨ、ヒーヨ」と鳴いて辺りを見渡している様子だった。
キツツキの仲間であるアオゲラも発見。普段では見られない種類とのことで、オリーブ色の羽と頭の天辺に赤い色が付いているのが特徴で、2羽が並んでとまっていた。
鳥の行動をじっくりと観察する男性の参加者。「普段の生活で鳥を観察することはありませんが、双眼鏡でじっくりと観察すると、鳥ごとに鳴き声も動きも異なるので面白いですね」と語っていた。
朝の9〜11時の2時間で明治神宮をじっくりと巡った参加者は、野鳥を観察しながら参加者同士の会話も弾み、とても楽しんでいる様子だった。今回の短い時間で、なんと14種類もの野鳥に遭遇!
日本野鳥の会の講師・嶋村さんは、「野鳥は季節によって観察できる種類や行動が変わります。その時期しか見られない野鳥もやってくるので、季節ごとの違いもぜひ見ていただきたいです」と解説。参加者からは「都会にいてこんな面白い体験ができるとは思いませんでした。また実施する機会があれば参加したいです!」とイキイキとした声が出ていた。
ついにオンラインショップが開設!オールバーズの今後に期待
明治神宮の都会バードウォッチングが大盛況に終わったオールバーズのイベント。蓑輪さんは「想像以上の手応えがあり、企画してよかったです。このイベントも定期的に行ないつつ、そのほかに原宿で面白いイベントをやりたいです」と意気込みを語っていた。
ちなみに、オールバーズは今回のようなウォーキングで使えるシューズはもちろん、ランニングやトレランで使えるものまで幅広いシューズを販売。また、寒くなるシーズンに使えるウールウエアや小物もあるので、バードウォッチングをするのにピッタリ。これからオールバーズの動向に目が離せない!
オールバーズ原宿店 店舗情報
東京都渋谷区神宮前1-14-34 原宿神宮の森ビル1階
営業時間:11:00~19:00
休業日:不定休
オールバーズ 公式ページ
https://www.allbirds.com
日本野鳥の会 公式ページ
https://www.wbsj.org