家で旅気分が味わえる!チベット風ぎょうざ「モモ」をお取りよせしてみた
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    2020.05.04

    家で旅気分が味わえる!チベット風ぎょうざ「モモ」をお取りよせしてみた

    私が書きました!
    著述家・編集者・写真家
    山本高樹
    1969年岡山県生まれ、早稲田大学第一文学部卒。2007年から約1年半の間、インド北部の山岳地帯、ラダックとザンスカールに長期滞在して取材を敢行。以来、この地方での取材をライフワークとしながら、世界各地を取材で飛び回る日々を送っている。著書に『ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]』(雷鳥社)『ラダック ザンスカール スピティ 北インドのリトル・チベット[増補改訂版]』(ダイヤモンド社)など。厳寒期のザンスカールで凍結した川の上を歩く究極の旅を綴った新刊『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』(雷鳥社)が2020年4月に発売。

    チベット風の蒸しぎょうざ「モモ」。もっちりとボリュームのある皮が特徴。

    おうちにいながら「モモ」が食べられる!

    チベット本土をはじめ、ネパールやインドのチベット文化圏などで広く食べられているチベット料理、モモ。小麦粉を練って作った皮で、肉や野菜などを包んで蒸し上げた、チベット風の蒸しぎょうざのような料理です。中に包む具は、羊肉やヤク(毛長牛)の肉、野菜、パニール(牛乳とレモン汁などで作るカッテージチーズ)などさまざまで、主に唐辛子などを使った薬味をつけていただきます。

    チベット文化圏を旅行した経験を持つ人で、モモを口にしたことのある人は多いのではないでしょうか。 チベット人シェフの作る本格的な味のモモを、手軽にお取りよせすることのできるお店が日本にもあります。東京の曙橋駅近くにある「チベットレストラン&カフェ タシデレ」では、モモ各種やシャパレ(チベットのミートパイ)のオンライン販売を行っています。

    タシデレからお取りよせした、ビーフモモとベジチーズモモ。

    タシデレから、ビーフモモとベジチーズモモを1セットずつお取りよせしてみました。トマトベースの特製旨辛ソース付きで、それぞれ10個入りパックが1500円(税込、送料別)。冷凍便で送られてきます。蒸し鍋に敷く穴あきのクッキングシートと、お店のフライヤー、チベット語会話を紹介する紙、ミニサイズのタルチョ(チベット文化圏でよく見られる5色の祈祷旗)が同梱されています。モモの賞味期限は、冷凍保存の場合で3週間です。

    お取りよせしたビーフモモを蒸してみると……

    蒸しはじめる前に鍋に並べた、ビーフモモ。

    今回は、ビーフモモ10個を蒸してみることにしました。付属のクッキングシートを、使用する蒸し鍋の大きさに合わせて適宜カットし、底に敷いて、モモを並べていきます。モモは蒸すとかなり膨らむので、なるべくくっつかないように均等に並べます。沸騰したお湯の上に乗せ、15分ほど蒸すと……。

    蒸し上がったばかりのビーフモモ。おいしそう……!

    鍋のふたを開けると、ぷっくぷくに蒸し上がったモモが現れました。モモの内側にはたっぷりと肉汁が入っているので、皮を破かないように用心しながら、そっとお皿によそっていきます。せいろをお持ちの方は、せいろごと食卓に並べるのもいいですね。

    特製旨辛ソースと一緒に盛りつけて、いただきます!

    チベット文化圏の食堂でモモを注文すると、たいていスープがついてきます。今回はトマトと卵のスープと、菜の花とマスタードシードの炒め物を作って、添えてみました。ビーフモモは、肉汁たっぷりの旨味のある味わいに、ほんのりマサラスパイスが効いていて、以前インド北部のラダックで食べたヤク肉のモモを思い起こさせるようなおいしさでした。特製旨辛ソースとの相性もバッチリ。1個々々にボリュームがあるので、食べごたえも十分です。

    日本にいながらにして味わえる、チベットの味。興味のある方は、ぜひお取りよせにトライしてみてください。

    チベットレストラン&カフェ タシデレ

    東京都新宿区四谷坂町12-18 四谷坂町永谷マンション1F
    TEL03-6457-7255
    http://tashidelek.jp 

    山本高樹の新刊『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』発売!

    『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』 文・写真:山本高樹 価格:本体1800円+税 発行:雷鳥社 A5変形判288ページ(カラー77ページ) ISBN978-4-8441-3765-8
    彼らは確かに、そこで、生きていた。氷の川の上に現れる幻の道“チャダル”を辿る旅。 インド北部、ヒマラヤの西外れの高地、ザンスカール。その最奥の僧院で行われる知られざる祭礼を目指し、氷の川を辿り、洞窟で眠り、雪崩の跡を踏み越える“冬の旅”に挑む。人々はなぜ、この苛烈な土地で生きることを選んだのか。極寒の高地を巡る旅を通じて“人生の意味”を問う物語。

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