健やかな髪のためにすぐに始めたい秋の頭皮ケア
夏の強い紫外線のダメージに加え、汗や皮脂による毛穴のつまりなどによる頭皮のトラブルは、放っておくと髪のダメージにもつながり、抜け毛も増えてしまいます。秋は、抜け毛が増える季節ですが、髪が生える畑の役割を果たす頭皮を健やかにすることで、元気な髪の毛が生えてきます。頭皮は、自分自身で見ることができないため、お手入れを後回しにしがちですが、男女問わず頭皮ケアは必須です。環境にもやさしく、私たちにもやさしいアイテムを3ブランドからご紹介します。
1:タナメラのヘア ストレングスニング セラム
「TANAMERA(タナメラ)」は、創始者であるファティマさんが開発したスパ製品や製法、想いやこだわりを受け継いだ彼女の子どもたちが2000年にマレーシアで立ち上げたスキンケアブランドです。ブランド名のタナメラとは、マレー語で「赤色土(Red Earth)」を意味し、熱帯雨林の豊かな土壌で育まれた素材から生まれる製品は、このタナメラ=Red Earthにつながっているのです。100%天然由来成分を使用し、アレルギーの原因となりやすい人口香料・着色料、人口保存料を一切使用せず、安心・安全を最大限に追求したものづくりを行っています。パッケージも環境に配慮され、リサイクル可能な素材を採用。薬草やハーブ、フルーツを使った美容法や治療法を本格的に確立させたスパ&スキンケアブランドとして知られ、世界18か国で取り扱われています。
本国マレーシアではハラール認証も取得しているタナメラが、2020年9月、日本に本格上陸しました。旅先で出会って愛用している人もいますが、ようやく日本国内でも購入することができるようになりました。そのタナメラのヘア ストレングスニング セラムは、ハーブエキスで頭皮に栄養を与えてくれます。これからの季節、特に気なる抜け毛を予防し、強くコシのある健康な髪の毛を育んでくれます。
使い方は、使用前にボトルをよくふって清潔は頭皮にスプレーし、やさしくもみこむようにマッサージするだけ。同じシリーズのシャンプーとコンディショナーを一緒に使うのもおすすめです。薬剤師だったファティマさんのレシピを受け継いだタナメラは、薬草やお香のようなオリエンタルな香り。ラベンダーなどの癒しの香りとはまた違った魅力があり、一度はまるとクセになりそうです。
TANAMERA(タナメラ)
https://tanamera.jp/
2:スナオのヘアケア 洗い流さないトリートメント
「sunao(スナオ)」は、その名の通り素直な姿勢でものづくりをしたいという想いが込められています。質の良い自然素材を丹念に探し使用する「natural」と、スキンケアの効果を科学的、論理的に考える「logical」という2つを合わせnatural & logicalをコンセプトに製品開発が行われています。また、健康で美しい肌を維持・回復させることを目的とするスキンホメオスタシスを基軸にしているそうです。防御機構(ホメオスタシス)の考え方を皮膚に応用したのがスキンホメオスタシス(皮膚恒常性維持機構)で、肌自身が潤いを保つ機能を引き出すことを目的に、原料にこだわり国産無農薬のアマドコロエキスが採用されています。
アマドコロは、ユリ科の多年草で、漢方や民間薬で用いられ、とろりとした粘液で、保湿、美肌、エイジングに効果が期待できるそう。そのエキスが採用された洗い流さないトリートメントは、頭皮ケア、ヘアケア、スタイリングの3役をこなしてくれる優れもの。頭皮に潤いと栄養を与え、持続する保水力で頭皮と髪にも潤いを与えてくれます。マッサージしながら使うことで、エッセンスが頭皮に働きかけ乾燥を防ぎ、今ある髪と新しく生まれる髪を健康でしなやかな状態へ導いてくれます。濡れた状態でも乾いた状態でも使用でき、紫外線対策にもなるというから、外出前にも忘れずに使いたいです。
使用感は「スマホやPCの使用する時間が増え、この数ヶ月で眼精疲労もそうですが、連動して頭の疲れも蓄積されています。頭皮マッサージをすると血行が促進されて眼精疲労の緩和もしますし、緊張した頭皮をほぐすことができ健康な毛髪を生み出すことにつながります」とのこと。外出先での頭皮ダメージに意識がいきがちですが、お家時間も頭皮に疲れがたまっていそうです。しっかりほぐしてあげたいですね。
sunao(スナオ)
https://sunao-to.com/
3:ムラサキノオーガニックのスカルプエッセンス
滋賀県東近江市で万葉の時代から栽培されている絶滅危惧種である紫草(ムラサキ)は、市の花にも指定されています。その紫草の栽培に奥永源寺地域で成功したことにより、紫草の根の部分である紫根を使って誕生したのが「MURASAKIno ORGANIC(ムラサキノオーガニック)」です。万葉集に登場する額田王の「あかねさす 紫野行き 標野行き 野守りは見ずや 君が袖ふる」という恋歌。美しいや高貴なものの枕詞として紫草は使われてきたことから、女性の美しさの枕詞になって欲しいとの想いが込められたブランドです。日本古来の植物である紫草の根、紫根は、 医薬品の品質規格書「日本薬局方」にも登録される漢方生薬で、優れた保湿・保護効果や、様々な肌トラブルから守る働きがあると言われています。
紫根エキスを使った外用薬に「紫雲膏(しうんこう)」があり、ヤケドや湿疹、肌荒れの漢方薬として使われてきたほか、国内外の育毛剤の原料としても高く注目されてきました。スカルプエッセンスには、ムラサキ根エキスを初め、6つの植物エッセンスが配合され、紫外線やストレスなどで乱れた 頭皮環境を整え、毛髪にハリやコシを与えてくれます。頭皮の環境を整えるペパーミント水配合で、すっきりとした香りと爽やかな使い心地で男女ともに使用できます。ローションタイプのため、地肌に直接スプレーし、マッサージしてコリをほぐします。
美しい女性の枕詞にとデビューしたブランドですが、男女ともに大人気で、温泉施設などでも採用されているそうですが、「天然ミントのさっぱり爽快感が気持ちよくて、べたつかず毎日使っても秋がこない使用感!」と、大変好評のようです。オイルタイプではないことが、男性にも使いやすいのかもしれませんね。奥永源寺は、自然豊かでキャンプ場もたくさんあります。紫草が育つほどの環境でキャンプして、しっかりムラサキノオーガニックのアイテムで頭皮もお肌もケアする旅に出かけたくなりました。
MURASAKIno ORGANIC(ムラサキノオーガニック)
http://www.murasakino.organic/
アウトドアを楽しんだ後の紫外線ダメージに、また、仕事でPCに向かって凝り固まった頭皮に、ほぐして潤いを与えてくれるアイテムで頭皮ケアして大切な髪を守りたいですね。どれも環境にやさしく、キャンプのお供にもおすすめです。