こんにちは、ピラティス・インストラクターの才賀ふみです。
今回はスポーツアロマ・コンディショニングトレーナとして、エッセンシャルオイル(精油)の活用法をご紹介します。
数ある精油の中には抗菌作用、抗ウィルス作用、抗真菌作用が期待できるものや、香りによるリラックス効果やリフレッシュ効果が期待できます。これを機会に精油を生活に取り入れてみませんか?
マスクを爽やかにキープして匂いも解決!
日常的に身につけることが多くなった、マスク。気になる匂いにシュッとひと吹きしてリフレッシュができて、かつ抗菌作用も期待できる、アロマスプレーの作り方をご紹介します。
アロマスプレーを作るとき、通常は無水エタノールと精製水を使用します(お肌に使用する場合は、植物性グリセリンも使用)。コロナの影響で今は無水エタノールと精製水を手に入れることが非常に困難になってきているため、今回はミネラルウォーターで代用します。
無水エタノールと精油を混ぜたものに比べると、ミネラルウォーターと精油を混ぜたものは、水と油が分離してしまいます。
無水エタノールや、植物性グリセリンを使う理由は、エッセンシャルオイルと乳化させて混ざりをよくするためなのですが、現状はそうも言っていられません。ミネラルウォーターでスプレーを作っても品質上に問題はありませんが、必ず使用前に、精油とお水を混ぜた瓶をよく降ってご使用下さい。
アロマスプレーの作り方
ミネラルウォーターでアロマスプレーを作っていきましょう。精油はボトルを逆さまにすると、おおよそ0.05mlの量が出ます。これを目安に各種精油をブレンドしていきます。
<使用する精油>
・ティーツリー
・ペパーミント
・ユーカリ・ラジアータ
・ラベンサラ
抗菌性が高いと取り上げられていいるユーカリ・ラジアータ、空間を清潔にしてくれるティーツリー、そして爽やかな香りのラベンサラと、爽快感あふれるペパーミントのブレンドです。
※妊娠中の方に使用できない精油が含まれています。妊娠中の方は使用をお控え下さい。
<作り方>
10mlで希釈濃度2%のアロマスプレーを作ります。
・ミネラルウォーター 10ml
・精油 合計で4滴
(1)ビーカーにミネラルウォーターを入れる
(2)上記のアロマオイルを1種類1滴ずつ入れる
(3)遮光スプレーボトルに移し替えて、出来上がり!
精油をどのくらい入れるかの計算方法は、以下の数式で計算します。
10ml(ミネラルウォーターの量)×2%(濃度)÷0.05ml(精油1滴の量)=4滴
ご自宅に無水エタノールや消毒用エタノールがある場合は、ミネラルウォーターの代わりに同量で作ってみて下さい。
出来上がったアロマスプレーをマスクにつける場合、お肌に直接触れないよう、マスクの外側にスプレーして下さい。スッと爽やかな香りで気分もリフレッシュできるはずです。抗菌作用が高く有用とされている精油もブレンドしているので、ぜひ使ってみてください。
リラックス効果のあるバスソルトの作り方
お家で過ごす時間が長くなると、疲れが溜まりやすくなったり、睡眠が浅くなってしまうことがあると思います。そこで、副交感神経を活性化させて身体を緩めてあげることが大切に。ゆっくりお風呂に使ってリラックスしていきましょう。
リラックス効果のある精油を使った、バスソルトの作り方をご紹介します。
<用意する物>
・天然塩 大さじ2杯
・精油
ラベンダー(1滴)
オレンジ(2滴)
副交感神経を活性化し、自律神経のバランスを整え心穏やかにし、そして気分を明るくしてれます。
<作り方>
(1)ガラスの小皿に天然塩を入れ、真ん中にくぼみを作り、そこに精油をたらす
(2)木べらで混ぜて、出来上がり!
お風呂のお湯にバスソルトをよく混ぜて、ゆっくりお湯に浸かって身体をほぐしていってください。疲れている日や気持ちがピリピリしている日こそ、湯船に浸かってリラックスを!
※精油は性質上、水に溶けないので分離して浮いてしまいます。そこでバスソルトでの使用をオススメします。
※精油は油なので、入浴後は湯船を清掃することもお忘れなく。
※アロマスプレーの作り方で記載した「ペパーミント」はバスソルトには不向きなので使用しないで下さい。
※持病をお持ちの方、妊娠中の方、お子様、その他使用に不安のある場合は、専門家に相談してからご使用ください。