北信州の豪雪地に暮らすぼくにとって今年の冬はラクチンだ。雪が少ないのである。
例年であれば雪かきは朝の日課であり、優れた目覚ましであり、体力作りの一環であった。
だが今年は暖冬でカラダがふやけ、なんとなく目覚めが悪く、筋肉が居眠りしている。
しかし、年が明けるとようやく「なめんなー」と寒波が南下してきた。『大雪に関する異常天候早期警戒情報』などという聞き慣れない警報までやってきた!
カマキリの巣はそこそこ高いところにあるので、これからモサモサ降るというウワサもある。
そこで、ぼくが愛用する「雪かき三種の神器」を紹介しよう。
①スノーダンプ
足裏でブレードを蹴って雪面に突き刺し、テコの原理で雪を持ち上げ、小さな力でも運べる除雪界きってのヒーローだ。
スノーダンプに載せた雪は、家の前にある「タネ」と呼ばれる池へばっしゃんばっしゃん投げ入れる。これがなんとも爽快だ。
これは豪雪地の新潟県十日町で作られる「クマ武」スノーダンプ。ステンレス製で軽く、錆びにくいプロ仕様だ。(山田屋商店)