今回は、1960年に誕生したドイツの名門「クナウス」のキャンピングトレーラーを2台紹介したいと思います。この「クナウス」はクナウス・タバート社というヨーロッパにおいて年間2万台以上もキャンピングカー&トレーラーを製造する巨大メーカー。日本ではインディアナ・RVが正規代理店となっています。
久しぶりに日本に導入されたクナウスのキャンピングトレーラーのすべては、欧州ではベーシッククラスとなる「スポーツ」グレードに、上級モデルのためにしつらえた上質な家具が付いたお買い得モデルの「シルバーセレクション」になります。
ちなみに、今回紹介する「スポーツ450FU」「スポーツ500KD」どちらも車両重量が750kgを超えるため牽引免許が必要になります。
まずは「スポーツ450FU」から見ていくことにしましょう。
こちらは、前方に縦置きの常設ダブルベッドとシャワー&トイレールームを備え、中央にキッチン、後方にコの字ソファのリビングというレイアウトを採用しています。リビングはベッド展開もでき大人2人が就寝できるので、前方のダブルベッドと合わせ、大人4人が就寝可能です。
ただ、どちらかといえばリビングはそのままにして大人2人がゆったりと使うのが理想的。
室内は上質な家具に加え、使いやすいキッチンにムードのある間接照明など、所有欲を満たしてくれる充実さが大きな魅力となっています。
ボディサイズは全長×全幅×全高が6690×2320×2570mmで、車両重量1160kgと欧州では標準的なサイズですが日本ではやや大きめ。その分、居住性はゆったりとしており、キャンプ場やRVパークなどで停泊したときも充分に休息がとれます。
次ぎに「スポーツ500KD」ですが、全長約7.3mを活かした余裕の空間が自慢で、シリーズのなかでも就寝人数が7人と最大。ファミリーで使い人には特にお薦めのモデルと言えます。インテリアは前方に常設のダブルベッド、後方に3段ベッドをレイアウト。また、後方にある振り分けのトイレ&シャワールームやダイネットもゆったりした作りで使いやすい設計になっています。欧州でもドイツブランドはとくに家具や生地などがお洒落と言われるのがよくわかるモダンな空間になっています。
気になる価格ですが、「スポーツ450FU」は365万円〜、「スポーツ500KD」で385万円〜(ともに税別)と、家具の作りや装備を考えるとコストパフォーマンスがいいモデルと言えるのではないでしょうか?
次回は同じクナウスでもアクティビティ好きにはたまらない1台を紹介します。
問い合わせ先/インディアナ・RV
www.indiana-rv.net
構成/伴隆之