子供が喜び、親も嬉しい!家族で楽しむおうちキャンプの利点
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    2020.05.14

    子供が喜び、親も嬉しい!家族で楽しむおうちキャンプの利点

    私が書きました!
    クロスフィッター
    角谷剛
    野田知佑氏の著作に影響を受けてアウトドアに目覚める。ひとり旅キャンプをこよなく愛し、自転車や徒歩やカヌーなど自力での移動が得意。クロスフィット、陸上長距離、野球と異なるスポーツのコーチを務めるかたわら、多くのスポーツ・アウトドア関連のウェブサイトに寄稿するライターでもある。

    庭にテントを張ればそこはキャンプ場

    子供は非日常に興奮します。特に小さな頃は、普段と少しだけ違うことをすると、それだけでとても喜んでくれる可愛い生き物です。特別なことをする必要はありません。特別な場所に行く必要もありません。おうちの中やお庭でキャンプをしてみてはどうでしょう。きっと喜んでくれるはずです。

    私の息子もそうでした。庭に張ったテントの中に寝袋を敷いて、ランプをつけて、家から持ち込んだ本やDVDを見ているだけで、彼にとってはディズニーランドや動物園に行くよりも楽しい大冒険だったのです。

    8,9歳の頃だと思いますが、週末になるたびにテントで寝たいとせがまれる時期がありました。出張先に電話をかけてきて、ちゃんと土曜日はテントで寝られるのかと尋ねられたこともあります。

    キャンプは本来なら非日常の楽しみなのでしょうが、家でテントを張る、あるいは寝袋で寝てみるだけで、自宅を非日常に変えてくれます。

    毎週末のように庭にテントを張っていた頃

    こんなにもある自宅キャンプの利点

    安い

    なにしろおうちキャンプはおカネがかかりません。テントも寝袋も持っていない人はこれから買い揃えていくしかありませんが、それでも最初からすべてを揃える必要はありません。

    テントがなければ、居間に寝袋で寝るだけで子供は喜びます。寝袋がなければ、テントの中に布団を持ち込んだってちっとも構わないのです。

    ランタンがなければ懐中電灯でも用は足りますし、そのどちらもなければ部屋の電気をつけておけば、暗くて困ると言うことはありません。

    大人用の寝袋で熟睡

    全天候型

    普通に屋外でキャンプをしたことがある人は分かると思いますが、キャンプの楽しみは天候に大きく左右されます。どれだけ素晴らしいキャンプ場に行っても、雨が降ってきたら台無しです。暑さや寒さもいつも以上に身に堪えますし、少し風が強く吹くだけで不安になるのがキャンプです。

    不安になるだけならまだしも、安物のテントが雨漏りしたり、設営の仕方が悪くて風に吹き飛ばされたりすることもあります。

    暑からず寒からず穏やかな天気に恵まれることを願い、事前に天気予報を細かくチェックして、そのたびに一喜一憂するのもまたキャンプの楽しみの一部とも言えますが、どんな天気になっても家ならキャンプができるよと子供を安心させられるのはおうちキャンプの強みです。

    安全

    キャンプ場はなるべくなら自然が豊富で人が少ないところが良いのは言うまでもありませんが、家族連れの場合は必ずしもそうとは限りません。

    私が好んで行くキャンプ場はとても素晴らしい自然に囲まれているのですが、その反面クマなどの野生動物が出没することもあります。そのような所では、幼い子供が夜トイレに行きたくなったとき、人影まばらなキャンプ場を1人で歩いていかせるわけにはいきません。

    それでは人が多いキャンプ場なら安全なのかと言えば、まことに残念なことですが、人が増えると今度は治安の問題が出てきます。

    その点、自宅なら親も子供も安心です。

    枕元にあるのは当時お気に入りだったDVD。テントの中で小さなプレイヤーで見ると、大きなテレビで見るのとは違う楽しみがある、らしいです。

    安心

    幼い子供をキャンプ場に連れて行こうと思うと、上にあげたような1つ1つが気にかかるものです。雨が降ってきたら、寒くなってきたら、お腹が空いてしまったら、心配事を挙げ始めるとキリがありません。

    その点、おうちキャンプは何か不都合があれば、すぐに家の中に戻ればよいだけですので、親としては大変に気が楽です。

    自由

    こうして低いハードルのキャンプを繰り返していくうちに、大人も子供も自分なりの楽しみ方を覚えていきます。私の息子も段々と私抜きでキャンプをするようになりました。自分の誕生日には仲の良い友達を呼んで、子供たちだけでテントの中に寝るようにまでなりました。何を話しているのか、庭先のテントの中からクスクス笑い声が聞こえてくるのは楽しいものでした。

    そうして子供が成長すると、今度は子離れが私の中で重要なテーマになっていくわけですが、とりあえずは空いた子供部屋にテントを張ろうかと考えている昨今です。

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