木と遊ぶ家で、心身ともにリラックス
「夜寝てるとね“アッアッ”って不気味な声が聞こえてくるの」
と、眉間にシワを寄せる妻の美佐さん。恐る恐るリビングを覗いてみると……、天井にぶら下がる夫の姿が!
「夜中、仕事のあとにトレーニングしてるんですよ(笑)」
とは、アウトドアプロデューサーの長谷部雅一さん。そのあとちょっと仮眠するつもりでハンモックに横たわり、気づいたら朝、ということも多々あるとか。
剥き出しの木の梁が味のある長谷部邸では、そんなふうに天井からいろんなモノ(!?)がぶら下がっている。愛娘のはなちゃんの遊び道具であるブランコも、そのひとつだ。
「近所の子には、ブランコのある家って呼ばれてます。家のなかにブランコって、子供のころ、憧れてたんですよね」
ブランコでひとしきり遊んだら、窓から続くウッドデッキへ飛び出していく。今日は絶好の焼き芋日和だ。
「家族でのんびりリラックスするために、家でもこういう自然時間を持つことが大事」
小さな焚き火台に炭をおこし、アルミホイルで包んだサツマイモを焼べていく。3人でダラッと過ごす休日だ。
「焼き芋できたよー」
黄金色に輝くお芋を前に
「きれい〜〜!!」(はなちゃん)
ホッと和む瞬間です。
縁側で焼き芋作りに挑戦
アウトドアプロデューサー
長谷部雅一さん
アウトドアスクール「Be-nature」のスタッフでありインタープリター。妻の美佐さん、愛娘のはなちゃん、6か月の愛犬・くまの3人と1匹暮らし。デッキでお酒を飲むのが至福のとき。
(BE-PAL 2月号 2018より)
※撮影/中村文隆