遠出をできないときに、家でキャンプ気分を楽しんでみませんか? 星空あり、テントあり、おいしいごちそうあり!! そんな「おうちキャンプ」の楽しみを再発見すべく、スタイリストの平健一さんの家キャンプを拝見してみました。想像力と工夫で、家は無限のフィールドになりそうです。
身近な空間でもキャンプ気分は楽しめる!
「都会でラグジュアリーな星観察もオツですよ。家庭用のプラネタリウムで、温々しながら星を見たほうがロマンチックでしょ」
と、スタイリストの平健一さん。
平さんが提案してくれたのは屋上にドームテント張ってのスターウォッチング。新しいスタイルの夜キャンプ遊びだ。
「星を投影するなら、やっぱり球体をイメージさせるドームテントがいいですよね」
と、平さんが用意してくれたのは、直径4mある、ザ・ノース・フェイスの2メータードーム。
この巨大なテント、どこに設営したものか……。
「屋上がいいんじゃないかな。なるべく周りの光が邪魔にならないように。リビングのようにくつろげる空間を作りましょう」
もちろん、ふつうの家には屋上なんてないと思うので、家のリビングに小さなテントを張って試しても大丈夫。
日中はデイキャンプ気分を楽しみ、ちょっとしたごちそうと泡の立つシードルで気分を盛り上げながら、日が暮れるのを待つ。
家キャンプにおすすめのリラックスできる椅子
夜の時間をリラックスして過ごすために、座り心地のいい椅子は欠かせない。
「ユラユラ揺れながら星空を眺められるハンモックチェアに、寝転がれるリクライニングチェアやソファ。そのまま寝ちゃってもいいかも」と平さん。
ひとつの明かりではなく、小さな明かりをいくつか組み合わせたほうが味のあるサイトに。リラックス空間を作るのにもおすすめ。ライトは明るすぎない、小さなものをいくつか置いたほうが、リラックス効果もアップするとか。
デイキャンプを存分に楽しみ、日がとっぷり暮れてから、いよいよテントに仕込んだプラネタリウムのスイッチを入れる。
「うわぁ……、きれい!」
ため息が漏れる。テント内は一気に幻想的な世界に早変わり。
リアルな自然に勝るものはないけれど、たまにはこんなロマンチックなテント内空間を楽しむのもいいかもしれない。
「今度はタープをスクリーンにして、野外シアターなんてどうですかね。テントの内部から影絵を投影して遊ぶのも面白そうだし。冬の夜遊びは、なかなか尽きないかも」
夜を楽しむ、都会のスターウォッチング・キャンプ。お酒片手に、いかがですか?
※撮影/羽田貴之 モデル/松冨香子、池田夏子、アービン(BE-PAL 2月号 2018より)