焚き火台がオートキャンパー向けだったのは過去の話で、いまやバックパッキングで持ち運べるような軽い焚き火台がたくさん登場している。金属加工の町、新潟県三条市のベルモントからも軽量な焚き火台が登場した。それがこの「焚き火台TABI」。一見して目につくのは、その細長いフォルムだ。焚き火台の多くは正方形に近い形をしているが、よくよく考えると薪(購入した薪であれ、拾った薪であれ)は細長い形をしているから、たしかに焚き火台だって細長いほうが理にかなっている。薪は平行にくべたほうがゆっくりと時間をかけて燃えて薪が長持ちするし、炎が大きくなりにくいから料理にも使いやすい。その点も考えて細長いフォルムにしたのかもしれない。なおかつ、側板を片方もしくは両方はずせば、長い薪をくべやすくなる。やっぱり、かなりの焚き火好きが設計したにちがいない。
構造としては、2枚の薄いチタンのシートをつなげて半円状に折り曲げたものを火床とする。この火床を3つの脚で固定する。火床の両サイドには先述の側板をはめて、上には料理用の網を載せる。各パーツをバラせば、ノートのように薄い収納ケースに収まる。重量は423g。側板と網はなくても焚き火はできるから、軽装備で出かけたい人は、チタンシートと脚だけを持っていってもよいだろう。その場合の重量は298gだ。
11,000円
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焚き火台TABI 収納ケース付き
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