料理家、華表さんにオーダーしたのは火を使わない朝ごはん。
「わかる!キャンプの朝って調理するのが面倒なんですよね。冷めたごはんも悪くないかなぁ。でも、逆に夜に仕込んでおくと傷みそうで怖いですよね〜」。そこで華表さんが思いついたのが、残りごはんを酢飯にしておくアイデア。
「これなら腐りにくい!ここに油を混ぜておくことで翌朝も固まらず食べやすくなります」。これをベースにすれば、好みに合わせてアレンジ可能。「洋風ならオリーブオイル、和風なら米油、中華ならごま油。油を変えるだけで風味がガラリと変わります」。ワンプレートに盛りつければ、見た目もオシャレに楽しめます。
オイル入りの酢飯でサッパリいただく
サラダごはん
ベースのごはんに残った野菜を混ぜて食べる、ヘルシー朝ごはん。具材を切って混ぜるだけと超簡単。味が薄い場合は、ドレッシングを加えるといい。
作り方
材料 ご飯…………170g
すし酢……大さじ1
オリーブオイル…大さじ1/2
オリーブ…………15g
ツナ缶……………1/2缶
卵…………………1個
あまり野菜………適宜
❶前日の夜、夕飯の残りごはんに酢とオリーブオイルを混ぜ合わせておく。
❷朝、刻んだオリーブとツナを混ぜ合わせる。ツナのオイルも少量加える。
❸あまり野菜をひと口大に切り、温泉卵やオイル漬け野菜と盛り付け混ぜていただく。
チーズとコショウがアクセント
洋風雑炊
温かいものが食べたいときは、ポットに残ったお湯を使って雑炊に。和風ならほんだしとノリやわさびをプラス、中華風ならチキンラーメンと青ネギなんて変わり種も!
作り方
材料 ご飯…………………… 100g
すし酢………………大さじ1/2
オリーブオイル……小さじ1
オリーブ……………… 8g
ツナ缶………………… 1/2缶
コンソメスープの素…1袋
お湯…………………… 適量
粉チーズ……………… 適宜
黒コショウ…………… 適宜
❶サラダご飯同様に酢飯を作り、オリーブとツナを混ぜる。❷コンソメスープの素をかけ、お湯を注ぐ。❸粉チーズと黒コショウを振りかければ完成。
朝ごはんMEMORY’S
スイスを旅したとき、朝よく飲んでいたのがホットチョコレート。これがとにかく美味しくて、ココアのような粉で売っていたので、スーツケースに特大を2個買い込みました。日本に帰って飲んでみたら、あれ?なんか味が違う!?。濃厚なスイスの牛乳でいれた現地の味には敵いませんね。
フードコーディネーター
華表由夏さん
地図好きがこうじて世界の郷土料理を出すお店を営む。現在は飲食店レシピ開発や広告のスタイリング、料理教室などに携わっている。
※構成/大石裕美 撮影/西山輝彦
(BE-PAL 2020年6月号より)