夏の野外アクティビティーといえば、やっぱり水遊びが最高でしょう。今回はパドルスポーツのギアをバーサス!
電車で海へGo!インフレータブルSUP
SUPはいま最も人気の水上アクティビティー
記録的猛暑が予想されている今年の夏。アウトドアを涼しく楽しみたいなら水辺や水上で遊ぶのが一番だ。中でも圧倒的な人気を博しているのがSUP(スタンド・アップ・パドルボード)である。波乗りだけでなく、釣りや水上ピクニックのベースとしても大人気。とくに空気で膨らませるインフレータブルSUPは手軽に持ち運べるので日本では主流になっている。
ここがスゴい!
わずか10分ですぐに乗れる
重量わずか8.8㎏でこんなに薄くなる
数多い製品の中でも注目したいのがJPオーストラリアのこのモデル。全長10・6フィート(約3・2m)の本格的なクルージングサイズながら、なんと重さがたったの8・8㎏しかない。これなら女性でも軽々背負えるし、電車やバスなどを使って海や湖へと出かけることだってできる。行き帰りの渋滞や行楽地での駐車場探しに悩まされることなく気軽に楽しめるのはとても嬉しい。
バスや電車でも気軽に出かけられる
膨らませるには付属のハンドポンプを使うが、最新式のダブルアクションモデル(押しても引いても空気が入る)なので、すばやく効率的に膨らませられる。だいたい10分もあればOKだ。簡単に持ち運びでき、たっぷり楽しめるインフレータブルSUPは夏休みの王道なのだ。
JPオーストラリア/オールラウンドエアーLE ¥98,000
JPはウインドサーフィンやレーシング用SUPで有名な専門ブランド。その豊富なノウハウを注ぎ込んだインフレータブルモデルはどれも高い運動性能を誇る。これは1本でSUPヨガからツーリングまでこなす万能モデル。LEは軽量バージョンでダブルレイヤー素材を採用。
問い合わせ先
シュリロトレーディング 03(6426)5809
マンションのベランダにも置ける!分割式カヤック
画期的なモジュール構造で3つに分割ができる
いっぽう、より長く遠くまで漕ぎたいならカヤックがいい。座って乗れるから安定感が高いし、ギアもたくさん積み込める。
しかしネックはその大きさと重さだ。2人乗りのタンデム艇だと長さは最低でも4m以上、重さも30㎏以上になり、クルマへの積み降ろしが大仕事。とくに背の高いミニバンに積もうとすると絶望的な気持ちになる。
高い剛性と積載能力を誇る
ここがスゴい!
クルマの荷室にすっぽり入る!
加えて自宅の保管スペースも悩ましい。広い庭やガレージがあればいいが、都市部ではそんな恵まれた環境は望めない。
そんな悩みを一気に解決してくれたのがこの「テキーラタンデム」だ。こいつは見てのとおり3つのセクションに分割できる。分割時は長さ166~9㎝、重さはそれぞれ11㎏程度になるから、ミニバンやワゴンの荷室に収まるし、助手席を倒すなどの工夫をすればコンパクトカーにだって積載が可能だ。それにエレベーターに乗せられるからマンションのベランダに保管することだってできる。
一瞬でシングル艇に変身!
さらに嬉しいのがワンタッチでシングル艇に変身すること!普段はソロパドリングを楽しみ、休日は家族や友人を乗せてツーリングなんていう楽しみ方ができちゃうのである。欲しい!
ポイント65/テキーラタンデム ¥194,000
スウェーデンのシーカヤックブランド「ポイント65」が開発したモジュラーカヤック。工具なしで素早く組み立てと分割ができ、一体型モデルに負けない漕破性を誇る。浮沈構造のシットオンタイプで再乗艇がしやすく初心者でも安心して楽しめる。
問い合わせ先
スクープアウト 03(5364)9392
※撮影/中村文隆
(BE-PAL 2020年8月号より)