10月3日(土)15時~BE-PAL 公式YouTubeにてライブ配信予定の【BE-PAL FOREST CAMP2020@online】(詳細はこちらhttps://www.bepal.net/event/111678)のテーマは「おうちキャンプ」。
そこで、イベント当日も参加するBE-PAL編集部・早坂家のおうちキャンプの様子をご紹介します!
愛用ギアで築43年の実家をキャンプ場にリメイク!?
平日は仕事でキャンプ、休日も家族でキャンプという、東京に暮らしながも自然があるところばかりにいる編集部・早坂と、その家族。そんな生活が一変し、ステイホームすることになっても、やっていることはさほど変わらない。キャンプ場が家に変わっただけで楽しみ方は一緒。リビングをサイトに見立てて、テントやチェアなどをセットすれば、あっという間にいつものキャンプに大変身。
もちろん、自宅とはいえ、これはキャンプだからテントに寝る。焚き火も(見て)楽しむ。スピーカーから小鳥のさえずりを流して、心の中で「ここはキャンプ場、ここはキャンプ場……」と唱えていると、徐々にキャンプに行きたい欲が満たされてきた。何よりも子供たちが楽しそうなので、父親としての手応えは上々。これはこれでアリと思えるのがおうちキャンプの良いところ。ビーパル編集部員として、家でも本気出してみた。
スキレットでタコスなら子供たちも一緒に楽しめる!
生まれ育った築43年の自宅は、板の間のリビングに和室の書斎など、とてもクラシカルなつくり。実家感たっぷりの部屋にいつものアウトドアギアを置いてみたら、何ら違和感なくしっくりくることに驚いた。中央にある広々としたテーブルは祖父の代から受け継がれてきたちゃぶ台。そのちゃぶ台をキャンプテーブル代わりにして、まわりにローチェアなどをレイアウトすると、いつものキャンプ以上に快適なスペースができ上がる。「ちゃぶ台とキャンプのテーブルの高さ、一緒だね」とは長女の発見。新しい気づきを得た。
2段テーブルを即席キッチンとして活用!
オンウェー/イージーハイテーブル ¥13,750
広い天板が上下に付いているキャンプ用の2段式キッチンテーブル。食材の下ごしらえとバーナー調理が一度に行なえるので、とても便利! リビングに使い勝手抜群のアウトドアキッチンが完成した。問い合わせ先 オンウェー 03(3234)9981
そのちゃぶ台の上にキャンプごはんを置いて、みんなでワイワイ楽しむと、そこはもうフィールドにしか見えない。早坂家の定番キャンプ料理はスキレットで作ったタコス。料理はお父さんが行ない、子供たちが肉や野菜をトルティーヤに巻いて、特製サルサソースをかけて仕上げる。小学校低学年と幼稚園児の娘たちでも料理のお手伝いができるので、家族みんなで盛り上がるおすすめのメニューだ。
この時ばかりはいつも家事に追われるお母さんはお休み。のんびりとごはんを食べて、大自然を心の中で感じながらリラックスしてほしい。なぜならここはキャンプ場なのだから。
宙に浮く(!?)焚き火で心がポカポカに
キャンプの夜に焚き火は欠かせない。たとえそれが自宅であってもテントサイトには焚き火台があって、暖を取りながらめらめらと燃える炎を眺め、語り合いたいもの。さすがに部屋の中で焚き火をすると大事件になるので、仕事で使うプレゼン用のプロジェクターで代用してみた。YouTubeには焚き火だけの映像が数多くあり、薪が爆ぜる音などもしっかりと収録されている。スクリーンの都合上、まるで宙に浮く焚き火のようになってしまったけれど、見た目には焚き火そのものなので、これはこれで良しとする。
ソロテントの中はプレイルームにぴったり!
まるで秘密基地のよう!
インナーだけ使ってます
だが、子供たちはなんちゃって焚き火では満足できないらしく、早々にテントの中でカードゲームを始めた。お父さんが寝るためのソロテントは、子供なら2人入っても窮屈さは感じない。地面からの底冷えもないので、想像以上に快適に過ごすことができる。雨も降らないからフライシートも必要なし。もちろんペグダウンも必要ないので、掃除するときはひょいと持ち上げて移動すればOK。このテントはおうちキャンプ後も、常に設置されているほどのお気に入りアイテムとなった。
今は使わない飯盒を
プランターとして再活用!
こんな遊び方も!
テントで遊んだり、飯盒をプランター代わりにしたりと、あの手この手でキャンプ気分を盛り上げる早坂家。ただ、いつものキャンプと違うのは家でも仕事があること。和室にキャンプファニチャーを持ち込んで、徒歩2秒で出勤できるアウトドア風サテライトオフィス「ぽつんと編集部」を設営してみた。
キャンプファニチャーを使って
アウトドア風サテライトオフィスを実現!
デスク代わりにオンウェーのスリムテーブルセットをチョイス。畳が傷まないよう、それぞれの脚にテープを貼って保護している。オンライン打ち合わせや原稿チェックなど「思いのほか捗るな……」と、立て続けに仕事していたら、疲れが出てきたので、ユニフレームのコットでひと休み。この環境、正直快適すぎる。キャンプファニチャーがリモートワークと相性抜群なのを知ることができた。コットは寝すぎちゃうけど……。
畳を傷めないよう保護テーブで工夫
子供部屋でもキャンプギアが遊び道具!
ボードゲームで遊ぼう!
寝袋で寝てるよー
子供部屋にもいつものキャンプ道具を付け足すことで、子供たちのテンションは爆上がり。寝袋にチェアだけでもキャンプ気分が増した。結果的にテレビから遠ざけるナイス作戦にもなったので、効果は計り知れない。
いつもは自宅の収納スペースを占拠するキャンプ道具を、こんなに便利に使うことができるなんて、改めておうちキャンプは新しい生活様式を豊かにする、素敵なアイデアだと思う。
編集部 早坂英之、いづみさん、沙也葉ちゃん、野々葉ちゃん
東京生まれ東京育ち。田舎暮らしに憧れを抱く本誌編集部員。お気に入りのフィールドは富士五湖周辺で、カヤック&キャンプは子供たちも大好き。次女は「おとうさんのしごとはキャンプでしょ」と思っている。
※構成/早坂英之 撮影/三浦孝明
(BE-PAL 2020年7月号より)