メスティンで簡単に作れる燻製
ソロキャンプや、家の庭やベランダで楽しむバーベキュー。手軽に燻製が食べたいと思ったことはありませんか?
「でも燻製は下処理も大変そうだし、専用の道具も必要なんでしょ?」
いえいえ、諦めるのは早いです!専用の燻製器がなくても、簡単に燻製を作る事が可能です。
今回は、メスティンを使って簡単に作れる燻製をご紹介します。
メスティン燻製に必要な道具
【メスティン燻製に必要な道具】
- メスティン
- 蒸し網
- アルミホイル
- スモークチップ
- バーナー
- バーナーパット
今回はトランギアのメスティンを使いますが、ニトリやDAISOのメスティンでも大丈夫です。アルミホイルは、メスティンを覆ったり、食材をのせるのに使います。アルミカップを使うのもおすすめ。
食材をのせる蒸し網は、メスティンにぴったりサイズのものが売ってます。色々使えて便利なので、持っておいて損はないです。
バーナーはどんな物でもオッケーですが、火力調整できるガスバーナーがおすすめです。注意点で詳しく紹介しますが、バーナーパットが必需品。
そして、スモークチップが必要不可欠。スモークチップを燻すことによって、食材に香りや色をつけていきます。
スモークチップは、種類がたくさんあり、使っている樹によって仕上がりに差がでてきます。代表的なものに「ヒッコリー」「サクラ」「リンゴ」「ウイスキーオーク」などがありますが、今回は「サクラ」を使いました。
「サクラ」のスモークチップは、どんな食材にも合わせやすく、短時間で香りと色がつくので、メスティン燻製には最適。初心者にも扱いやすい、おすすめのスモークチップです。
燻製に使う食材
基本的には、どの食材でもオッケー。ただし、食材によっては、簡単な下処理が必要です。
今回使った食材
燻製の定番うずらの卵や、チキン、たこ、たらこなど。釣りをする人は、自分で釣った魚を燻製にするのも楽しいですよ。
今回は、サバを釣って塩サバにしていたので、使ってみました。
チーズやナッツ、ソーセージなどは、乾燥する手間がありません。スーパーやコンビニなど、キャンプ場に行く途中でも手に入るので、急に燻製が作りたくなった時でも便利ですね。
簡単な下処理
肉や魚介などの水分の多い食材は、塩コショウやスパイスをかけると、水分が出てきますので、十分にふきとります。そのあと、外や冷蔵庫で乾燥してください。食材を乾燥する理由は、燻製の煙と食材の水分が反応して、酸味やえぐみ、苦味が出るのを防ぐためです。
ラップをしないで冷蔵庫に入れておくだけで、乾燥するので簡単です。
私はベランダに干しておきました。
大きい食材はカット
大きい食材はカットすることで、色や香りがつきやすくなります。
燻製開始!
燻製方法には大きく3種類あります。
- 熱燻法(80度以上)………..10分程度で仕上がるので手軽。保存性は低い。初心者向け。
- 温燻法(50度〜80度)……2時間から半日いぶす。熱燻法に比べると保存がきく。
- 冷燻法(25度以下)…………何日もかけ低い温度で燻製する。保存性が高い。上級者向け。
今回メスティンで作る燻製法は、短時間で完成する「熱燻法」です。
それでは、さっそく燻製を作っていきましょう!
メスティンの保護
メスティンに燻製の色が着くのを防ぐため、アルミホイルで覆います。フタを覆うのも忘れずに。
スモークチップを入れ蒸し網をセット
スモークチップを入れ、蒸し網をセットします。スモークチップはだいたい大さじ1〜2ぐらいを目安に。
食材をのせて、点火
食材をのせたら、いざ点火。最初は中火で、煙がでてきたら弱火にします。燻製時間は、10分ほど。溶けやすいチーズは5分ほどで様子をみてください。
注意点
燻製を作っている時、メスティンは空焚き状態になります。シングルバーナーは一点集中型の炎になりがちなので、アルミ素材のメスティンは溶けて、底に穴が空いてしまうのです。
こんな悲惨な状態にならないためには、バーナーパットで炎を分散して、かならず弱火で燻製してください。
メスティンで手軽に燻製を楽しもう!
敷居が高いと思っていた燻製も、メスティンなら簡単に作ることができます。食材も冷蔵庫にあるものや、コンビニで手軽に買えるものまで、色々と挑戦してみてください。
ポイントは、水分のある食材は乾燥すること、バーナーの炎が一点集中にならないように、バーナーパットを使うこと、煙が出たら必ず弱火にする。この3点です。
注意点に気をつけて、気軽にメスティン燻製を楽しんでくださいね。