
内装はご自身で仕上げたという前山家のガレージ。5台の自転車、2台のオートバイ、キャンプ用品など趣味の道具がいっぱい。
ガレージは大人のロマンを詰め込んだ全天候型キャンプ場
「外出しない休日は、このガレージで過ごすことが多いですね」とは、岐阜県可児市の前山勝彦さん。約80㎡もの広大なガレージは前山さんの秘密基地だ。
「若いころ、近所に古い車が好きな方がいて、その家のガレージに憧れました。自分もいつか、そんなガレージのある家が欲しいなって」
飾り収納で道具を愛でる

一番大きな壁に沿って、大型のスチールラック2台を配置し、キャンプ道具を収納。壁にある自転車用のラックと木製の棚は自作。
前山さんは、7年前に念願のガレージハウスを手に入れた。自動車は屋外に置き、ガレージには、大好きな自転車、オートバイ、キャンプ道具、釣り道具が、まるで出番を待ちわびているかのように、すぐに使える状態で置かれている。

市販の木製ラックを加工して、柱に立てかけた自転車収納は、上下に計2台を置ける。壁には介護用の手すりと板で作ったという壁掛け式の自転車ラックもあり。見せる収納で気分もアップ。
仕事もソロ飲みもガレージで

二輪ツーリング用に購入したというMSRのテント「ハバハバ」が、この日の寝床。キャンプ好きの愛犬ハナちゃんも遊びに来た。
この日、前山家のガレージには、MSRのテント「ハバハバ」が出現。柱の間にはハンモックを吊るし、普段キャンプで使っているというキッチンテーブルまでもがセットされていた。

「外出自粛期間中のテレワークもここでやっていました」。うらやましい環境だ。
「昨晩は、このテントで寝ました。ガレージのシャッターと裏に抜けるドアを開くと、風がよく抜けて、高原でキャンプしているのと変わらないほど快適でした。雨も降らないし、忘れ物の心配もありませんし」

ガレージ内にある前山さん専用冷蔵庫。趣味の時間は、一杯やりながら。
ガレージは、まさに全天候型のキャンプ場というわけだ。しかも、ガレージ内には、前山さん専用の冷蔵庫があり、キンキンに冷えたビールもスタンバイ。天井まで、5mほどの高さがあるため風通しが良く、キャンプ用のコンロで煮炊きをしても、問題ないそうだ。
鉄フライパンでワイルド男料理

「キャンプ料理は簡単なものに限ります」という前山さん。鉄板でステーキを焼き、スキレットでアヒージョを作る。アヒージョは、冷凍の具にシーズニングを振りかけるだけ。
「大好きな愛車たちに囲まれて、キャンプで使う道具で肉を焼き、簡単なつまみを作ってビールを飲む。幸せな時間です」

普段のキャンプと同じようにスノーピークのグリルを使い、ステーキは万能調味料「ほりにし」で味付け。
分厚いステーキが焼ける香りが漂うと、母屋から息子さんと娘さん、そして愛犬がやってきた。男の隠れ家が、微笑ましい家族団らんの空間に変わった。

ステーキの香りがすると、ソロキャンから一転、家族団らんのテントサイトに変貌した。ナイスな演出だ。
「ほんとは、家族や仲間とGW前に、静岡のふもとっぱらキャンプ場に行く予定だったんです。一日も早く、ふもとっぱらで富士山を見ながらキャンプしたいですね」
肉を食べながら、次のキャンプや自転車ツーリングに向けた計画を話しあう前山家の面々。家族も集まるガレージライフ、素敵です!
前山勝彦さん(42)
岐阜県可児市に、家族4人+愛犬ハナちゃんと暮らす会社員。「岐阜は、マウンテンバイク、オートバイで走るにも最高の環境です」。
※構成/山本修二 撮影/益田和久 協力/Wakka
(BE-PAL 2020年7月号より)