運転するのも楽しくなる!セキソーボディのキャンピングカー「TOM23」&「TOM200」
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • キャンピングカー・車中泊

    2020.08.29

    運転するのも楽しくなる!セキソーボディのキャンピングカー「TOM23」&「TOM200」

    1974年からキャンピングカーの製造に携わっているセキソーボディ。同社の特徴と言えば、欧州では一般的なアルミボディを国内で採用したモデルを多く手がけていることです。今回はそんなセキソーボディのキャブコンバージョンから「TOM23」と「TOM200」を紹介しようと思います。

    TOM23

    TOM200

    アルミボディを採用しているキャンピングカーは一部で、未だ主流となるのはFRPボディ。アルミボディは製作の手間が掛かるものの、架装部分にリサイクルが可能なアルミを使うことでボディ強度が大幅にアップしつつ軽量化を実現。また、低床・低重心化をすることで室内を広くすることができ、走行安定性もアップするなどメリットが多いです。

    同社で1番コンパクトなモデルである「TOM23」はベース車両にタウンエーストラックを採用。全長4850mm・全幅1920mm・全高2630mmのボディサイズはトヨタ ノア 2WD・2.0Siの全長4710mm・全幅1735mm・全高1825mmと比べるとやや大きめのサイズ。ただし、一般的な月極駐車場のサイズである5m×2mを切るサイズなので日本の道路でも扱いやすく、小回りも利いてフットワークは抜群。

    外観はトラックの荷台部分にシェルと呼ばれる居住スペースを架装。このシェル部分がアルミボディになっており車両総重量は約1.6トン。1.5Lエンジンながらも走りは軽快。また、フロントシート上部にあるバンク部分も張り出しが少なく、走行中の空気抵抗を配慮したスタイリッシュなデザインになっています。

    タウンエーストラックがベースとは思えない広々とした室内。取材車にはオプションのエアコンも装備され夏も快適

    リヤエントランスにより、リビングのスペースを確保。最後部にはキッチンを搭載。左手には荷物置き場やトイレとして使えるマルチルームをレイアウト

    乗車定員は6人・就寝定員は5人とファミリーでも使える仕様。エントランスは後方にあり、室内に入るとタウンエースベースとは思えない広々とした空間に目を奪われます。最後部にはキッチンとマルチルームを配置。中央にあるリビングは対面式のシートと横座りソファを組み合わせたレイアウトで、家族で団らんするにもゆとりのあるサイズ。ベッド展開も簡単でリビング全面がベッドになり、3人の就寝が可能。2列目シートは前向きにセットもできるので移動中も快適です。

    フロア全面をベッド展開可能。1830×1600mmと幅もたっぷりあり3人就寝できる

    バンク部分は引き出し式を採用。力も要らずにスッと引き出せ女性にもセットしやすい。サイズは1800×1300mm

    「TOM200」のほうはベース車両にモノコックであるハイエースの標準・ロングボディを採用。ボディカットしシェルを搭載するという独自の発想は、軽量アルミパネルボディとアルミフレームで補強された強靱かつ軽量なシェルがあってからこそ。バンベースながらもモダンなデザインは所有欲をそそられます。

    「TOM200」はホワイトを基調にしたインテリア。室内高も確保され清潔感もあって、圧迫感は皆無

    また、これら独自の工法や軽量化の努力により車両重量は約2.1トンと驚くほどの軽さを実現しています。代表である中山透さんの「乗ることが苦にならない、積極的に乗りたくなるキャンピングカー作りを目指しています」という言葉をそのまま具現化した車両は、加速や減速はもちろん、燃費やブレーキのストッピングパワーなど、走行性能や動的性能に大きく貢献。車両の剛性についても、ボディカットをしているにも関わらず床全面でシェルをしっかりと受け止め、高強度に仕上げられています。

    キッチンは天板の広いシャワーフォーセット付きシンクに65リットル冷蔵庫を搭載。そのほかにも、105Ahサブバッテリーに走行充電システム、集中スイッチなど電装系も充実している

    壁面が引き出し式になっており、力も入れずにスウッと拡幅できるマルチルーム。動線もしっかりと確保され、利用頻度を考えた作りで使いやすい

    外観は低重心かつ張り出しを抑えたバンクなど、フロントから一体感のある流麗なスタイルが自慢。インテリアは、後部に常設2段ベッドを配し、ダイネットとの間には壁面が引っ張り出せる技ありのマルチルームを搭載。
    家具も強度が必要かどうかを分けて考えられており、テーブルのような部位では軽量なものを採用。こうした小さな積み重ねで高強度・軽量化を図り、移動中も車重によるストレスを減らしています。

    セカンドシートとサードシートをフラットにし、補助マットを置くだけでリビングがベッドに変身

    長さ1820mmの常設2段ベッドは下段が左右に跳ね上げでき、大型収納庫としても使えて重宝する。後部には外部アクセス扉も備わるので荷物の出し入れも楽々

    引き出し式のバンクベッドは出し入れがスムーズで女性でも簡単にベッドメイクが可能。1900×1300mmのサイズで大人2人でも充分の広さ

    どちらのモデルもアルミボディによる軽量化と運転することの楽しさが追求されており、クルマで寝ること以外に移動にも注力されているのが特徴的でした。
    「TOM23」は440万円〜、「TOM200」は588万8000円〜。
    「TOM」シリーズはレンタルキャンピングカーでも多く取り扱われているので実際に運転したり使ってみるとそのよさが実感できるのでお薦めです。

    問い合わせ先 セキソーボディ
    sekisohbody.com/

    構成/伴 隆之

    NEW ARTICLES

    『 キャンピングカー・車中泊 』新着編集部記事

    車中泊で日本一周するのも夢じゃない!必要なもの・費用・注意点などを紹介

    2024.11.19

    2年間の旅の途中に起こったキャンピングカーのトラブル。対処と予防はどうする?

    2024.11.17

    デュカトがベース!イタリアのキャンピングカーはエレガントだぞ

    2024.11.10

    キャンピングカーで工夫しながら作る、旅気分満点の”車中泊ごはん”を紹介!

    2024.11.06

    お値段200万円台!ルートシックスのライトキャンパー「ウォームスライト」は2人寝られるベッド付き

    2024.11.05

    キャンプ仕様のハイエースが人気!手軽にカスタムできるおすすめキットも紹介

    2024.11.04

    軽バンをおしゃれに楽しもう!おすすめ車種&カスタムを紹介

    2024.11.02

    アルファードでリッチな車中泊を!より快適に過ごせるおすすめキットも紹介

    2024.10.27