鳴門大橋を臨む淡路島の釣り公園
兵庫県・南あわじ市にある「南あわじ市浮体式多目的公園」(通称:海釣り公園メガフロート)は、福良湾に浮かぶ海釣り公園です。海の向こうに徳島県の鳴門大橋を眺めながら、初心者でも安全に釣りを楽しむことができます。
そして実はこの釣り公園、淡路島の陸釣りの中では最も水深がある釣り場とのこと。
「これは、船釣りと同じような釣果が見込めるのでは…?」と淡い期待を抱き、訪れてみました!
巨大な浮島は設備も充実
南あわじ市浮体式多目的公園へのアクセスは、神戸淡路鳴門自動車道の「西淡三原インターチェンジ」から約30分ほど。最後10分ほど続く山中の下り道は狭くなっているので、運転には十分注意してください。
山道を抜けて海辺へと進むと、拓けた場所に管理棟が現れます。
車はこの管理棟前の無料駐車場に停めてくださいね。
料金は、大人(16歳以上)であれば4時間まで1,400円。1日利用で2,100円です(5歳~15歳まではその半額)。今回は4時間コースにしました。
受付で料金を支払ったら、浮島まではこの長ーい桟橋を渡っていきます。
これだけ沖に出っ張っているからこそ、水深のある場所で釣りができるんですね。
そして浮島に到着してまず驚くのが、この広さ!
こんなに広くてどっしりとした海釣り公園は初めて来ました。昔は中央の広場を利用してイベントなども開催されていたようです。揺れも全くといっていいほど感じられず、浮島とは思えない安定感です。
また、浮島入口にあるこの建物には、売店、休憩所、トイレ、自動販売機が完備されています。
エサや仕掛け、氷などはここで購入することができますよ。
浮島の外周にぐるりと釣り場があり、多くの釣り人が糸を垂らしていました。
水道も外周のいたるところに設置されています。汚れた手や道具をこまめに洗えるので、これはかなりありがたかったです。
狙うは初心者向けのアジ・サバ
公式HPの情報によると、この時期(夏)に釣れる主な魚はチヌ、アジ、サバ、ハマチなどとのこと。
今回は、初心者でも釣りやすいアジやサバを狙いにいきます。普段なかなか刺身で食す機会のない青魚を、自ら釣り上げて食べてみようというわけです!
アジやサバは回遊魚なので、タイミングさえあえばテクニックのない人間にでも釣りあげられるはず。
ちなみに、近くにいた常連風の女性は刺身にも十分なサイズのサバを4匹同時に釣り上げていました。これは、否応なしに期待が高まります…。
私もサビキの仕掛けを付けて、早速釣りをスタート。すると、糸を海に垂らした瞬間にヒットが!
まずは10cmほどの小さなイワシが釣れました。海の中を見ると、目視でわかるくらいに大量のイワシが海面近くを通り過ぎていきます。目標サイズには遠く及びませんが、とりあえずこれでボウズは免れました。
再び針を落とすと、今度は海底から少し糸を巻いたところでヒット!海底までが深く、かなり糸が出ていたので、巻き上げるのが大変でした。釣れていたのは…
サバです!一応狙っていた魚が釣れたものの、サイズは15cmほどでしょうか、常連女性の釣果と比べるとあまりにも小さい…。
そこからはしばらくヒットがこず、周りの釣り人たちや景色をぼーっと眺めていると…
「今度こそ大物か!?」という少し重めのヒットが!興奮を抑えつつ釣り上げてみると…
10cm前後の小さいアジ(×3)でした…。強めの引きは、単に3匹釣れていたからだったようです。
そのあとはひたすらイワシのオンパレード。
そして、ほどなくタイムアップ。最終的な釣果は、イワシ24匹、サバ1匹、アジ4匹。残念ながら、刺身にできるサイズの魚は釣れませんでした。
回遊魚といえども、やはりもっと経験と知識を身に付けなければ…と痛感。それでもヒット数が多かったので、魚を釣り上げる楽しみや手応えを存分に味わうことができました。
釣り上げた魚は、結局まとめて竜田揚げに。
念願の刺身はお預けとなりましたが、釣りたて&揚げたての魚とビールの相性が最高だったことだけは、ここに記しておきたいと思います。
施設概要
住所:兵庫県南あわじ市阿万吹上町1432‐2
電話:0799‐55‐0400
HP:https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/suisan/umidurikouen-mega.html