日本全国で釣れて、食卓でもお馴染みの「サバ」。サビキ釣りで簡単に釣れるので、初心者やファミリーフィッシングにも人気の魚です。
北海道では、夏から初冬にかけて釣れます。そして、今年のサバは大きい!と話題になり、私も釣りに行ってきました。今回は、釣ったサバで「炙りシメサバ棒寿司」を作りたいと思います!
サバってどんな魚?
塩サバやシメサバなど、家庭でも食べることの多い「サバ」。お寿司でも人気のネタですよね。まず、「サバ」とはどんな魚なのか、紹介していきます。
サバの基本
サバは、漁港から水深の深いところまで、日本全国に生息する海水魚です。背中のゼブラのような柄が特徴。背中が青いことから「青魚」に分類されます。
日本のサバは2種類
どちらも背中に模様が入ってますが、違いはお腹側。切った時の断面はゴマサバの方が丸みを帯びてます。ちなみに、スーパーで売っている切り身などは、「大西洋サバ」というサバが多く使われ、輸入物のサバです。
簡単に釣れる
サビキ釣りは、初心者や小さい子供でも簡単に釣れるので、気軽に楽しめます。
メタルジグをつける「ジグサビキ」は、ルアー初心者でも釣れるので楽しいですよ。
アニサキス(寄生虫)に注意
サバの内蔵には、高確率でアニサキスという寄生虫がいます。アニサキスによって食中毒になると、激しい胃痛・発熱・吐き気・嘔吐・腹部の痛みなどの症状が出ます。そうならないために予防する方法は、主に以下の4つ。
- サバを釣ったら鮮度を落とさず持ち帰る
- その場で内蔵を取る
- 60℃以上で1分以上加熱する
- マイナス20℃以下で24時間冷凍する(家庭の冷蔵庫では48時間)
釣ったサバを新鮮に持ち帰る方法
サバを釣ったら、すぐさばいて内蔵を取るのが理想ですが、サバは群れで行動する魚なので、一匹釣れたら立て続けに釣れるのです。そんな時に、一回一回さばいて内蔵を取っていたら、時間がもったいないですよね。
サバを新鮮な状態で持ち帰るには、「サバ折り」という方法で、背骨を折って血を抜くのが重要。そして、氷がたくさん入ったクーラーに入れて持ち帰ります。血抜きをする理由は、微生物の繁殖を抑えて鮮度を保つため。(微生物は、栄養成分の多い血液があると、急速に繁殖が進むのです)
シメサバを作る
それでは、さっそくシメサバを作っていきます。釣った魚じゃなく、魚屋さんで買ったサバでシメサバを作りたい方は、ここからスタートしてください。
さばいて塩でシメる
塩をふることで、サバの水分が抜けます。これを塩ジメといいます。サバの身が引き締まり、臭みが抜けます。
三枚おろしは、魚さばきの基本。自分で釣った魚をさばくのも楽しみの1つです。
酢に漬け込む
酢には魚を柔らかくする成分があります。サバは身が柔らかいので、酢につける前に塩で引き締めて、固くする必要があるのです。酢に昆布をいれると旨味が増します。
骨を取って、冷凍庫に48時間入れておく
100円ショップなどで売ってる、毛抜きなどでも簡単に抜けます。(シメる前より、シメた後の方が骨が取れやすいです)これで、シメサバは完成なのですが、念の為のアニサキス対策として、48時間冷凍庫に入れておきます。
炙りシメサバ棒寿司を作る!
それでは、さっそく炙りシメサバ棒寿司を作っていきましょう!
サバを炙る
釣った魚じゃなく、買った魚でもなく、スーパーなどで売っているシメサバで作りたいという場合は、ここからスタートしてください。
ガストーチがない場合は、フライパンで焼いて焦げ目を付けてください。
すし飯を作る
- 酢・・・・・60cc
- 砂糖・・・・大さじ2
- 塩・・・・・小さじ1
熱々のご飯に混ぜてから冷ましてください。
巻いていく!
材料を揃えたら、さっそく巻いていきます。
簡単に作る
切って盛り付けていく
包丁を水で濡らしながら切ると、ご飯がくっつきづらく、キレイに切れます。
サバの脂分と、甘酢生姜と大葉の爽やかな風味が絶妙に合い、とても美味しかったです。市販のサバ棒寿司と違う点は、シメサバを炙った直後に巻くので、香ばしさが残り風味が増すことです。
簡単に作れて豪華な見栄え!
シメサバを炙ることによって、脂がじゅわっと出て、甘みや旨味が増します。 大きめのサバを釣ったら、ぜひ「炙りシメサバ棒寿司」に挑戦してみてください。釣りをしない方でも、スーパーや魚屋で売っている新鮮なサバや、シメサバからも作れます。
簡単に作れて、見た目が豪華な「ごちそうメニュー」として、とてもおすすめです。