獲物フレンズのみなさん
東京の自然科学系大学の在学生のチーム。東京周辺で生物の調査や狩猟に同行し、日々ハンティングの技術を磨く。「トレイルカメラなら動物を傷つけずに罠の技術が学べます!」
「トレイルカメラ」でご近所の野生動物を撮る!
「気づかないだけで都市にも野生動物はたくさんいるんです」
そう話すのは狩猟者を目指す若手のチーム「獲物フレンズ」。トレイルカメラを駆使して、東京周辺の動物を追いかけている。
「狩猟免許の取得は年齢的な制限や金銭的な負担が大きく、若い世代にはハードルが高い。その点、トレイルカメラなら小さな投資で野生動物に迫れます」
トレイルカメラとは熱で動物を感知して記録する装置。獣道に設置して数日待てば、そこを通る動物を撮影できる。
「狩猟は許される猟法が地域ごとに制限されますが、トレイルカメラなら都市でも実践できる。傷つけることなく、どんな動物がいるかを知れるのも魅力です」
カメラは数千円程度から販売されるが、実用に堪えるのは専門メーカーの2万円台のモデルから。安いものは動作が不安定で雨に弱く、壊れやすい。
「都市近郊に設置する上で配慮すべきはプライバシーと権利です。カメラを設置する際は必ず地権者に許可を得て、設置者の連絡先も表記します。また、人や民家が映り込まないようにすることも重要。動物は撮っても、人を撮るのはNGです!」
トレイルカメラとは…
こんな場所がベスト
獣道の交差点を狙う!
こんな場所をチェックしよう!
獣道をチェック!
水場をチェック!
足跡をチェック!
糞をチェック!
※構成/藤原祥弘 撮影/高橋郁子
(BE-PAL 2020年8月号より)