寝袋やマット、テントのペグなど、紐で縛ってまとめるキャンプギアっていろいろありますよね。でも、ただ紐で無造作に縛るだけだと味気ない…。
そんなこだわり派の方、キャンプギアをまとめるかっこいい本革ベルトを作ってみませんか?自分で作れば太さも長さも自由自在!長く作ればマットなど大型のもの、短く作ればペグなど細かいものをまとめるベルトが作れます。
所要時間2時間ほどで簡単にできるので、はじめてのレザークラフトにもおすすめです。
今回作るもの
今回はこのマットをまとめるベルトを作ります!マットの直径は60cmでした。
必要な材料
- 革テープ(2cm幅×85cm)
- 尾錠(幅2cm)
いずれもレザークラフト用品を扱う手芸店などで購入可能です。革テープの幅や長さはお好みで。テープの幅に尾錠の大きさも合わせてください。
必要な道具
- 革手縫い用の麻糸
- ミツロウ(あれば)
- 革用の縫い針2本
- 金定規(普通の定規で代用可)
- 革包丁(カッターで代用可)
- 四本菱目
- 木槌(または金槌)
- ポンチ(2.5cmの穴が開けられるもの)
いずれもレザークラフト用品を扱う手芸店などで入手可能です。
もし尾錠の大きさを変える場合は、ポンチの穴の大きさも合わせて変えてください。ロータリーポンチなら使うときに音も出ず、穴の大きさもフレキシブルに変えられます。
作りかた
1.まずはベルトループを作ります。革テープを端から6cmのところで切り、さらに縦に2つに切ります。
2.1で作った2つの部品のうち、片方は両端から1cmのところに穴をあけ、穴の0.2cm横で切り落とします(写真上側の部品)。もう片方は両端から0.5cmのところに穴を開けます(下側の部品)。
3.工程2で作った2つの部品のうち、0.5cmで穴を開けた方の部品を縫い合わせ、輪っかにします。1cmのところで穴を開けた部品は工程8で使うので、とっておいてください。
4.長い方のテープに金具を取り付ける準備をします。端から4cm、4.5cmのところに直径2.5cmの穴を1つずつあけます。
5.3の工程で開けた2つの穴をつなげる形で切り込みを入れ、間を抜きます。端から0.5cm、1.5cm、2.5cm、5.5cm、6.5cm、7.5cmのところに4本菱目で縫うための穴をあけます。
6.尾錠をつけます。金具を通し、革の裏面の方から爪をひっぱり出してセットします。向きを間違えないよう注意!
7.尾錠に一番近いところから縫っていきます。レザークラフトでは糸の両端に1本ずつ針をつけ、縫います。糸は切れにくい麻糸を使用。ミツロウに何度か滑らせておくと、糸が毛羽立たず、水にも強くなります。端は2回ループさせ、強化しておきましょう。
8.中央を縫います。間に工程3で作ったベルトループを綴じ込み、強度を持たせるため二重縫いにします。ベルトループが邪魔で縫いにくくなりますが、がんばってください!
9.最後の直線を縫います。縫い方は工程6と同じで、端を2回ループさせて強度を出します。
10.反対側の端を処理します。尾錠に入れやすいよう端を斜めに落とします。好きな数だけベルト穴を開け、工程2で作ったベルトループを端から通したら、完成です!
端の形はお好みで。今回は無造作に斜めにしてみましたが、普通のベルトのような剣先型にするもよし、角丸にするもよし。楽しんでみてください。
自作ベルトでキャンプギアをかっこよく
金具の取り付けさえマスターすれば簡単に作れるベルト。市販の革テープを使えば、安価で端の処理もいらず、手軽に作れます。本革なので、エイジングも楽しめますよ。
ぜひ色や長さを変えてたくさん作ってみてくださいね。